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iemon22054のレビュー・評価・感想

ミンナのウタ(映画)
4

ファン向け映画

映画「ミンナのウタ」を観て思ったのは、GENERATIONS from EXILE TRIBEのファン向けの映画だな、です。
公開から1週間以上経ってから観たにも関わらず、映画館の席は埋まっており、とても人気な映画であることは伺えました。
ただ、最後のコンサートシーンでGENERATIONS from EXILE TRIBE全員が出るのに、話の中で数原龍友という人は出てきていなかったり、探偵がなぜ高谷家に訪れたのに最後の最後にしか家に上がろうとしなかったのか、マネージャーはなぜ急に高谷さなに寄り添いたくなったのか、校長先生が急に探偵の車までやってこれたり、高谷さなの歌をまだ聞いていないであろう人がリズムを刻んでいたりなど、不可解な点は多かったです。
また、1作品のみで完結させるためなのか、いろいろな点が描き切れていない点ももやっとした原因です。高谷さなの生い立ちやいじめっこ(?)達そして校長先生とのエピソードも少なく、高谷俊雄が成長した姿で現れた点や高谷父母はどこにいったのかという疑問、中務裕太はお化けが見える設定なのにそれを特に生かしてもおらず、いろいろ出したものを全部仕舞えてないような、中途半端な感じがありました。
ただ、ファン映画として観るのであれば、映像は観やすくきれいに作られていますし、特殊メイクもいい具合に気味悪さを演出していますが怖すぎず、何も考えず怖すぎないホラーを楽しみたい、GENERATIONS from EXILE TRIBEが好きだという人には良い映画だと思います。

名探偵コナン / Detective Conan / Case Closed
9

子を持つ親なら、エレニカ目線

今回のコナンは高木&佐藤の結婚式シーンから始まる。「え、結婚すんの!?突然すぎ!」と思ったら、式場を複数名の男たちが襲撃して高木が銃で撃たれ騒然となる。でもその結婚式が訓練だとわかり、「なんだよ…笑」と最初っから感情を揺さぶる展開だった。
今回のコナンは特殊な爆弾を使う世界的殺し屋である「プラーミャ」が暴れるストーリーとなっていて、序盤では爆風で道路に飛ばされた灰原を小五郎が助ける、さすがおっちゃんなシーンもあり(その後おっちゃんは入院し出番ナシ…笑)、殉職した爆弾処理班の松田や公安警察の安室と同期の刑事4人のストーリーもかっこよく展開されている。
そんな中、今回のキーパーソンとなっているのが「エレニカ」というロシア人女性。この女性は今回の敵、プラーミャを執拗に追い続けていて、プラーミャを追い詰めるためならどんなことでもする。途中で高木(事情により殉職した松田に扮装)を誘拐したりし、手段を選ばない人だと象徴していた。最初は悪人のような印象を受けるエレニカだが、実はプラーミャにより幼い息子を含む家族を殺された過去を持つ。そのことでプラーミャを恨み、執拗に追い続けていた。最後にプラーミャを殺すチャンスを得るが、殺しても息子は戻ってこないと踏みとどまった。
幼い息子をもつ母親なら、エレニカの目線でストーリーを楽しんでほしい。おそらくエレニカの気持ちに大きく共感できることと思う。