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hibiki-yunagiのレビュー・評価・感想

黒執事 / Black Butler
8

伏線がすごすぎる漫画!

まだ子どもの主人であるシエルと、その執事セバスチャンがメインとなる漫画です。代々女王の番犬として裏社会を管理しているファントムハイヴ家当主であるシエルを守るため、セバスチャンの他にも凄腕の殺し屋3人が屋敷で雇われています。
ここまでは最初の設定の話です。巻数が進んでいくにつれ、英国やドイツで起こる事件にどんどん巻き込まれていくのですが、一つ一つの事件はもちろん面白いですし、この漫画の特徴はなんといっても伏線の回収の仕方がすごい!
普通に前の話で何の違和感もなく読んでいた話が、後から、これはこういう意味もあったんだ、とか、この発言はそのままの意味じゃなくてこういう意味だったんだ、などとたくさんの意味を想像させてくれます。なので、読み返しても、もしかしてここも伏線!?ってなることが多いので何回でも楽しめる漫画になっています!
ここからは少々具体的になってしまうのですが、例えば、アンダーテイカーの正体、や、シエルは本当は誰なのか、などの話は1巻から何度も何度も伏線が潜んでいて数え切れないほどです。何度読み返しても新しい伏線を発見できるので、本当に楽しいですよ!
執事漫画で、ここまで話の内容が凝っていて面白い漫画は黒執事くらいしかないですし、作画もとても綺麗なので、とってもオススメです。ぜひ読んでみてください!

先生!
10

恋も友情も応援したくなる漫画

1巻から20巻にわたる『先生!』誰かを好きになったことの無い、普通の女子生徒、島田響がはじめて好きになった人が自身が通う学校の伊藤先生だった。生徒など相手にされないと思う響であったが、はじめての恋を諦めたく無い一心で先生に不器用ながらも猛アタックする。女性は裏切るからと響の好意を一時的な感情としてあしらっていた先生だが徐々に、響の真っ直ぐな愛情を信じてみよう禁断の生徒と教師の恋愛が始まる。
先生と生徒ならではの同年代のカップルが普通としている「デート」をする事ができない苦悩。ライバルの出現など様々な困難を超えていく2人。はじめての恋愛で、なかなか不安や悩みを先生に伝える事ができない響。何度も壊れそうな関係を修復しながら解決し進んでいく2人の恋愛に涙は必須です。
そんな2人を支える周りの仲間、浩介や千草の恋愛模様も同時に描かれており、誰もだ体験したであろう学生時代の恋愛も感じる事ができる。先生と響の不器用な恋愛をいつも支えてくれる浩介と千草の友情も見どころの一つである。高校の入学から卒業まで、生徒たちの抱える悩みや、恋愛、部活、受験時の不安定な心情まで描かれており、とても共感のできる、学生から大人まで読める漫画である。

ターミネーター:ニュー・フェイト / Terminator: Dark Fate / T6
7

サラ・コナーかっこいい

ターミネーターシリーズはいろいろ出ていますが、今回のはターミネーター2の続編ということで楽しみにしていました。見てみると、女性だらけの映画でした。女性陣によるアクションものというのも、今の流行りというか、今の時代だから作れた映画だなと思いました。2ではジョンのかわいさ、シュワちゃんの自己犠牲の陰に隠れていたサラですが、今回はサラかっこいいとなりました。あんなに必死に守っていたジョンが結局殺されたんかい!と歴史って変わらないんだなとこの映画自体の意味もないのかもしれないと根本的な矛盾は感じましたが、息子を亡くした母の悲しみ、荒れた生活、ターミネーターをやっつけたいとの信念、いろんな感情を抱えながら戦うサラはめちゃかっこよかったです。年をとってる女が強いって時点でかっこいいなと思いました。味方の女型ターミネーターもかっこよかったです。敵ターミネーターは一見優しそうなところがより怖い感じでした。あと、シュワちゃんも出ていて、なかなかいい役だったので、旧ファンも納得の出方だったのではないでしょうか。話としては2と一緒じゃんという感じもしないではないですが、アクションシーンもすごいし、なかなかよかったです。

コードギアス 反逆のルルーシュ / Code Geass: Lelouch of the Rebellion
10

私の原点

この作品は、世界を侵略しつつあるブリタニア帝国より除名された、ただの一般学生が反逆し、世界を変える物語です。野心を持っていながらもどうすることも出来ず命を落としそうだったルルーシュが、謎の少女より力を与えられたところから物語は始まります。ルルーシュは善良な市民や友人・異母妹など、守りたいものが多くありながらも否応なく巻き込まれていく大切な人達に、自身の行動を迷いながらも修羅の道を進むことを決めます。その先には何があるのか?最後まで物語を見届けたくなると思います。この作品は学園でみんなが和気あいあいとしている場面があり、ルルーシュはレジスタンスと学生の二重生活を送りながらも、学園生活はかけがえのないものとなっていきます。戦闘シーンも多数あり、スタイリッシュで臨場感があります。また、BGMや演出も世界観を作りだしており、夢中にさせる要因となっています。そしてキャラクターの数が多く、魅力的なキャラクターが見つかると思います。第2期からは世界へ進出し、新しいキャラクターや世界観となっていきます。全ての物語や人は繋がっており、人の想いは世界を変えられる。ルルーシュが作りたかった世界をぜひ観ていただきたいです。

神之塔 / Tower of God
9

どこまでも続きが気になる!いい意味で裏切られる!

韓国の漫画家Slave In Uetroが描いたマンガですが、日本で人気が出てアニメ化もされています!主人公の”二十五日の夜”という真っ暗闇の地下で生きていた少年が、彼の孤独を救ってくれた大切な人であるラヘルという少女とともに、特殊能力を身につけながら塔を登っていく物語です。夜は自らの命の危険を冒してまでラヘルという少女を守ろうとしたものの、ある時ラヘルに裏切られ戦いの途中で海の底へと突き落とされてしまい…その後も読者にとって予想外の展開が次々とでてきます。二十五日の夜という主人公の少年と彼の想い人だった少女ラヘルの他にも様々なキャラクターが登場し、すべてのキャラクターが個性的でありながら、物語の中で非常に大切な役割を持っています。大切な人に裏切られながら様々な人と関わりながら、人の温かさを感じ孤独から抜け出し、戦いを勝ち抜いて少しずつ塔の上へ上へと登っていく主人公。彼が成長していく姿はずっと応援したくなってしまいます!!そしてこの物語はものすごく多くの伏線が隠れているので、あとになってからあの時のこれはこういうことだったのか!といい意味で裏切られることがたくさんあり、一向に読み飽きません。次々に読み進めていくうちに色々なキャラクターのとりこになります。彼らの人生やバックグラウンドに時には胸を痛め、時には感動しながらぜひ読み進めてください。

いばらの王 / King of Thorn
8

コールドスリープ後のパニックホラー漫画

世界に人間が石化する奇病「メドゥーサ」が蔓延し、未来に希望を託してコールドスリープするも、目覚めるとモンスターが闊歩していた、という状況は映画でも見かける王道的絶望感があります。

本作の主人公カスミはメドゥーサが進行し続ける中、モンスターに襲われる。壊れた施設はいつ落下してもおかしくないボロボロの状況で、他の生存者と施設の脱出を試みる。

同行者の中で最も頼りになるマルコを見ていると、非常時における筋力・体力というフィジカルと冷静な判断力、知識、経験の重要性を再認識します。筋肉は裏切らない。
一方でモンスターの強大な生物という脅威には、フィジカルによるゴリ押しでも絶対に敵わないというシーンもありますが、ここではフィジカルの強さが絶望感の演出として輝いています。

訳がわからない状況から、少しずつ真相がわかっていくこともパニックホラーの1つの楽しみ方だと思います。
最後まで何もわからず考察する作品も楽しいですが、いばらの王ではわかりやすく何がどうしてこうなってしまったのか、が語られるため、読後感の良い作品でした。

劇場版アニメでは世界的な賞を複数受賞していて、いかにこの作品の完成度が高いかが分かります。
漫画版と劇場版アニメで展開が異なるのも、深くこの作品を楽しめる要素の一つです。

SixTONES / ストーンズ
10

ジャニー喜多川氏の最後のグループ

ジャニーズ事務所初2020年に2組同時CDデビュー。脅威の超新星SixTONES。
YouTubeのジャニーズチャンネルでは全動画総再生回数1億越え、2019年8月には個人チャンネルをもつようになった。
メンバーはジェシー、京本大我、松村北斗、髙地優吾、田中樹、森本慎太郎の6人。京本大我は俳優の京本政樹の息子である。メンバー全員身長170cm越え、平均身長176cmという高身長グループである。
2015年に『ジャニーズ銀座2015』の昼公演でSixTONES結成が発表された。最初はSixTONESの読み方として『シックスストーンズ』だったが、ixを読まない『ストーンズ』に変更された。
個人でもっている曲は2019年時点で9曲ある。その中でもジャニーズ初のYouTubeでPVを作り、滝沢秀明氏がプロデュースした『JAPONICA STYLE』が有名である。再生回数は1000万回を超えており、まさに勢いに乗っているグループである。
歌唱力も評判であり、特にジェシー、京本大我が突出していると言われている。
2020年にデビューした彼らにこれからも目が離せないだろう。

野田愛実
7

個性派ファンキーヴォイス

野田愛実は三重県出身のシンガーソングライター。子供の頃から歌手として活動。数々のコンテストに出場してグランプリや特別賞を受賞するなど、常に周囲から期待されてきた。

その声に応えるかのように、2012年頃から下北沢を中心にライブ活動を始め、2015年9月には彼女自身初となるファーストアルバム『ミライ』をリリースした。
抜群の歌唱力はファンキーで泥臭くもあるが、一度聴いたら忘れられないほど個性的だ。豊かな低音と伸びのあるハイトーンが特徴。
楽器はメインのピアノの他、ギターの演奏もこなす。

その外見もよく話題に昇るとされる。
細身の華奢なボディ、愛くるしい顔立ちはパワフルな歌唱とのアンバラスさも手伝って若者を中心に、中高年からも人気があるらしい。

また楽曲作りにも定評があり、日本人離れしたハイセンスな曲の数々に多くの音楽好きも魅了されることだろう。

第2弾目のシングル「シンデラは転ばない」は特にオススメの1曲。2019年7月に発表され、期待を裏切らないその出来は多くのファンを唸らせた。

カップリング曲の「ダイヤモンドサマー」は、三重県出身の彼女が地元テレビ局の高校野球中継のテーマソングとして書き下ろした。こちらも必聴のアップテンポなナンバー。

日本のポップシーンにキラリと光る、個性派ファンキーヴォイス。彼女の活躍に今後も注目したいところだ。