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haru_0101m5のレビュー・評価・感想

十二人の死にたい子どもたち
10

死にたい子どもってと思ったけど…

12人の未成年者が集まり、集団自殺しようとする話だ。
何かあればみんなで決めて、一人でも反対者がいれば安楽死は実行しないという取り決めの元執り行われようとするが当日集まったのは12人と生暖かい死体だった。
13人目の死体が誰なのかみんなわからず、この計画が他にばれているかもしれない不安、集まった12人の中に殺人犯がいるかもしれない不安、
このまま巻き込んで実行することによるリスクなど話し合いを設けるが反対者がいたため安楽死は実行できない。
犯人がところどころに残した証拠を元に犯人捜しと、実行したい人たちのために準備を進めていく中別の事件も起きる。
作中で未成年者たちが語る”死にたい理由”。
12人いれば同調できることもくだらなく思うこともあり、それぞれの理由にみんなの心が動かされていく。
素性が知らない者同士だからこそ話せて、意見が言える。
”死にたい理由”が13人目の素性と犯人を暴いた。
兄を一緒に連れて逝こうとした妹。
自分のせいでと思い詰めてのこと。
そんなことは知らず協力する形になってしまった2人。
話し合いを繰り返すうちいつしかみんな実行することには反対になっていた。
最後には実行することなくみんな笑顔で帰ることができて本当にハッピーエンドだと思う。
最後には主催者の意図も見えて本当に面白い作品だったと思う。

チェンソーマン / Chainsaw Man
9

漫画の表現法に新たな風を吹き込んだ注目作品!

週刊少年ジャンプで連載され、続編である第二部がウェブ漫画で連載決定している作品。

舞台は1990年頃と推測される日本。悪魔という存在ははびこり、それを退治するデビルハンターが職業としてある世界。
主人公デンジと契約したチェンソーの悪魔ポチタ。二人はデビルハンターとして生計を立てていた。
ひょんなことからポチタがデンジの心臓となり、チェンソーマンに変身し悪魔をバッタバッタと切り倒していく新時代ダークヒーロー作品。

ストーリー展開は他の少年漫画作品と比較してもスピーディーでジェットコースターのような進行に読者の心をかき乱すのはもちろんだが、
特にこの作品で注目したいのは、まるで映画を見ているのかと錯覚する漫画表現。
単行本5巻のチェンソーマンとカタナマンのバトルでは建物の外の描写が描かれページをめくると、
建物の壁を突き破り空中で鍔迫り合いをしている二人の描写が見開きで現れます。
この流れるような展開は映像を見ているように静から動へ、滑らかでかつど派手な表現であり、読者の脳裏に強く焼き付けられたシーンと言えるでしょう。
また、単行本8巻に登場する超越者、闇の悪魔。
この悪魔の登場シーンは不気味さと理解できない現象が表現されており、まさに人智を超えた存在、超越者であると一目でわかる描写は必見です。

もしあなたがこの作品について知らないのであれば、もったいないと言わざるを得ません。
そして映画やエンタメが好きであれば、ますます知っておくべき作品と言えるでしょう。
ただ、注意してほしいのは過激な描写に慣れている人でもショックを受けるシーンが次々と起こる作品であることです。
上に記載した通りアクションシーンやホラー描写があって、かなり刺激の強い作品と言えるため、もし過激な描写が苦手な人は無理に読む必要はないでしょう。

忠告のような内容も書きましたが、この作品について少しでも興味があるのなら今すぐにでも読んでみてください。
そうすれば、あなたはジェットコースターのようなスリリングな体験ができるでしょう。