go-1131937093114247156400@go-1131937093114247156400

go-1131937093114247156400
go-1131937093114247156400
@go-1131937093114247156400
6 Articles
3 Reviews
0 Contributions
0 Likes
go-1131937093114247156400

go-1131937093114247156400のレビュー・評価・感想

RRR / アールアールアール
7

何を見ているのかわからないアクションエンターテイメント

英国の植民地だった1920年代のインドが舞台です。
英国軍に連れ去られた少女を救うため、森からデリーに向かった部族の守護者・ビーム。彼は英国のお尋ね者になり、英国側のインド人警察官ラーマが、ビームの捜索に名乗りを上げました。
お互いの素性を知らないまま親友となったふたりが、やがて友情か使命かの究極の選択を迫られるお話です。

「10分に1度、身を乗り出して熱狂してもらえると思います」という、S・S・ラージャマウリ監督の言葉通り、インド映画史上最大の製作費がかけられている作品です。
目を見張るアクションの連続は、映画ではなくアトラクションなのではないかというような、アクションエンターテイメント作品になっています。
野生の虎と対決するビームと、数千の群衆を相手にたった1人で飛び込み、暴動を抑え込むラーマの超人的な登場シーンに虚を衝かれました。
列車事故の現場から少年を救い出すシーンや、第1部のラストのシーン、第2部のクライマックスのシーンなど、「クライマックスが何回あるのか」というような、ありえないアクションシーンが次々と展開され、驚嘆します。

見どころばかりの映像の中でも、パーティの場でふたりが踊る「ナートゥ」のキレがとてもよい最高のダンスシーンは、陽気な曲が気分を最高潮に高めてくれます。楽し過ぎて誰もが虜になり、一緒に踊り出したくなるようなダンスシーンは、YouTubeにフル公開されているうえ、動画は数億回再生されています。
アクションやダンスだけではなく、感動する場面のほか、いろいろな寓意が込められている点があるのもよかったです。

エンドロールのダンスも楽しく、3時間の全編が30分くらいの体感でした。
私の好みから多少外れていたものの、見終わったあとしばらくの間、「ナートゥ」の曲が頭から離れなかったうえ、世間の評価の高さに納得した映画に、とにかく圧倒されました。

NARUTO / ナルト
9

ナルトを知らずして忍者は語れない。忍者の漫画といえばこれ!

皆さんは漫画「NARUTO(ナルト)」をご存知ですか。
全72巻で完結する忍の世界を描いた物語です。
72巻という長編での完結作品であることから皆さんもおわかりだと思いますが、長く愛された人気作品です!

私は、数々ある忍の世界を描いた漫画の中でこの漫画を1番オススメします。

それではこちらの物語の見どころをお話しします。

この漫画はタイトルでもある主人公の「ナルト」が、落ちこぼれから仲間と共に成長していく物語です。

ナルトは、明るい性格ですが、イタズラばかりをし、さらに戦いの際には必須の忍術が使えない落ちこぼれであることから、周りの忍からは距離を置かれる存在でした。

それでもナルトは、日頃から忍術の特訓を欠かさなかったため、あることをきっかけに次々と新しい忍術、ナルト自身のオリジナルの忍術を修得していきます。
中には、少しふざけたオリジナルの忍術もあり、笑ってしまうこともありますよ。こちらは読んでからのお楽しみです。また、余談ではありますが、忍者が「ニンニン」とするときに、人差し指を立てらせる手がありますよね。この物語では忍術を使うときの手は、「ニンニン」と言う単純なものではなく、複雑ではあるものの、真似してみたくなるほどかっこいいですよ。こちらも読んでからのお楽しみです。

ナルトは、習得した忍術を活かし、数々のライバルや敵と戦い、その戦いを通じて仲間が増えていきます。
中でもナルトが初めて出会ったライバルであり親友である「サスケ」は、物語には欠かせない存在です。
ナルトとサスケはお互い認め合う存在でしたが、仲違いをしてしまいます。
さらに、サスケには深い闇があり、悪の道へと走ってしまいます。ナルトは仲間と共にサスケを止めに追いかけるのですが、その途中には数々の強敵と戦うことになるのです。
格上の敵わない敵に対しても、諦めることなく挑むナルト達。そんな戦いのシーンには、読んだ方誰もが印象に残る名ゼリフも多数あります。また、仲間の死や思いがけないサプライズシーン等涙を流すシーンも多々あります。

少しでも興味が沸きましたら、1巻だけでもご覧ください。ただし、続きが気になって止まらなくなることがありますのでご注意くださいね。

蟲師 / Mushishi
10

美しい世界観と音楽が織りなす、「蟲」と共存する世界を描いた怪異幻想譚

植物でもなく、動物でもない。命そのものが形となった「蟲」。それは時としてヒトに影響を及ぼすのだ。人の中には、蟲が見えるものと見えないものもいる。その蟲の影響により困っている人々を救うのは医者ではなく、蟲師とよばれる数少ない存在。その一人が主人公の、隻眼で緑色の目をした「ギンコ」である。ギンコは蟲を呼び集めてしまう体質なため、一つところに長居できず、蟲師として旅をしている。彼もまた蟲が見える人間だ。蟲による影響や療法を心得てはいるが、ギンコは「蟲の影響からの対処法は先達が長い間時間をかけて編み出したもので、わかっていないことがほとんど」という。舞台は作者の漆原友紀氏によれば、「鎖国し続けた日本」や「江戸と明治の間にある架空の時代」と設定されており、事実ギンコは洋装(ポロシャツにスウェットやコート)ではあるが、登場するほとんどの村人は和装である。幼少期のギンコの幼名は「ヨキ」。崖崩れにより母親を亡くした。一人生き残ったヨキは、のちのギンコと同じ隻眼…緑色の目をした蟲師である「ヌイ」と出会う。ヌイのもとでしばらくの間を過ごし、蟲師としての考え方を学ぶが、ヌイの片目を失くした理由に迫るなかで、彼女が追っていた常闇に潜む蟲、「銀蟲(ギンコ)」の闇に飲まれそうになるところを、ヌイがヨキの左目を犠牲にすることにより救い出す。それ以前の記憶を失い、自分の名前も忘れたヨキは、以降自身のことを「ギンコ」と名乗るようになった。美麗かつ、音楽ともマッチした幻想的な雰囲気と、それでいて日本にかつてはあったような和装の村人たちが織りなす世界観は、この作品の特徴だ。数々の蟲が登場するが、どれもほとんど1話完結であり、見ていて飽きることがない。また、原作の漫画の装丁は非常に丁寧に作られており手触りも良く、漫画としてコレクションするのもいいだろう。