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恋に悩んでもしあわせはあきらめなくていい
多くの人気女性漫画を生み出す如月ひいろ先生の作品「溺れる吐息に甘いキス」。
恋愛に疲れてしまった主人公、陽菜は、”恋愛する必要ないから”とお見合い結婚を計画します。
そんな中、お見合い会場で待っていたのは、陽菜の上司、湯川でした。物語はそんな場面から始まります。
でもこの二人、本当にうまく行くの？と思うほど、ケンカもハプニングも多い。
素直に想いを伝えることのむずかしさ、相手を想うあまりに行動できない自分。
もどかしさや苛立ちをお互いにぶつけ合いお互いを知っていきます。
恋愛だけでなく、仕事に悩む陽菜の姿も描かれており、女性のもつ強さ、弱さも丁寧にひとつひとつ描かれています。
誰かに頼ることが出来たなら。素直に気持ちを言える人がいたなら。自分はどれほど救われるだろう。
恋愛関係だけではなく、一人の人間としてもお互いに支え合う関係になっていく二人。
作品を読み進めながら、自分自身に照らし合わせた時に、自分はどんなしあわせを描きたいか、
またそのしあわせをあきらめなくていいんだということを教えてくれる作品です。
私だってしあわせになりたい、結婚したい、諦めたくない！
多くの女性が陽菜と湯川に生まれる感情、出来事に共感する場面が多いのではないでしょうか。