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gizyu34のレビュー・評価・感想

藤井風
10

藤井風の魅力に迫る

藤井風というアーティストをご存じだろうか。2020年、活躍したといっても過言ではないアーティストの1人である藤井風は、「何なんw」、「きらり」など若者を中心に人気を集めている。今回はそんな彼についてまとめていこうと思う。藤井風は岡山県に4人兄弟の末っ子として生まれた。小さなころからピアノを習っており、様々な音楽を聴いて育ったという。実家は喫茶店を営んでおり12歳の頃、喫茶店で演奏した映像をYouTubeにピアノ演奏を公開したのが藤井風というアーティストの誕生である。何年もの間映像を公開し続けて少しずつ人気を集めていった。そして2019年に上京、2020年に初の音源「何なんw」をリリースしメジャーデビューした。その後、瞬く間に人気を集めて現在に至るのである。そんな彼の1つの魅力といえば、ピアノの表現力である。3歳からピアノをやっているのでその実力は圧倒的であり、ピアニストに負けないくらいの実力を持つ。また、親から英語を習っていたので英語のカバー曲も1stアルバムに収録されている。そんな親から紡がれた言葉である「HELP EVER HURT NEVER」は1stアルバムの名前として使われている。「常に助け決して傷つけない」という意味で、私はその言葉に非常に共感した。また、曲の世界観も異彩を放っており、”ダサかっこいい“曲から”バラード“まで様々な世界観を持つ。ぜひ1度調べてみてほしい。

のんのんびより / Non Non Biyori
9

都会人の為のほのぼのデトックスアニメ

田舎を舞台にした日常系アニメ。
全校生徒数たった5人の「旭丘分校」に通う少女たち(たまに男子が一人)の日常をただただ眺めるアニメ。このアニメは他のどの日常系よりも何も起こらない。豊かな自然、田畑に囲まれた山里に暮らす5人がごろごろしていたり、互いの家に遊びに行ったり、ザリガニを獲りに川に、山菜を採りに山に出かけたり、たまに近所の駄菓子屋を冷やかしに行ったりする様子をただただ眺める。男女の恋愛沙汰も、人間同士の熾烈な争いも起こらず、心躍るような冒険も、回を重ねるごとに深まっていく謎もない。
だけどそれがこのアニメのいいとろで、ドラマティックというものから見事に外側に外れたところで日々をほとんどノンストレスに過ごす彼女たちの日常は、毎日仕事や家庭や都会特有のストレスに圧迫され続けてなんとか生きている現代人の目にとてもみずみずしく穏やかに映り、現実の疲れを癒してくれる。
平和に暮らす4人の少女たちはそれぞれキャラが立っていて、彼女たちの絡みは見ていて微笑ましく、時に笑える。そしてたまに登場する男の子も全く一言も喋らないというキャラ設定にも関わらず不思議と存在感があって、静かに少女たちを見守るユニークな立ち位置がいい味を出している。そして何よりれんげ(小学一年生の少女)が可愛い!
生活の中で張り詰めたりすり減った神経を静かになだめてくれるアニメ。

セブンスドラゴン2020
9

セブンスドラゴンが快適になって帰ってきた!

セブンスドラゴンシリーズ2作目です。
初代の不評だった部分がかなり改善され、かなり遊びやすくなりました。
キャラクターも世界観も前作から一新され、ますますワクワクします。

戦闘も前回と同じく、ターン制ですがキャラクターにボイスが付き、「えいっ!」とか「やぁっ!」とか言ってくれるので、スピード感が違います。
ドラゴン戦の難易度は、前作を引き継いでなかなかに高いですが、一度戦えば「あぁ、そういうことか」と対策ができるので、さほどつまずくことはないかと思います。

前作から好評だったキャラクターメイキングはかなり進化し、好きな外見で好きな職業を選択でき、さらに有名声優によるボイスまで付けられるようになっています。
キャラクターメイキングが楽しすぎて、パーティメンバーを3人揃えるのに2時間かかりました(笑)

ただ、このシリーズの宿命といいましょうか、ストーリーが進むにつれてどんどん明るい話がなくなっていき、キャラクターメイキングで愛着が湧き、なんなら「うちの子」と言いたくなるようなパーティメンバー達に感情移入しまくって、とんでもなくプレイヤーの気持ちが落ちます。

人が死んでしまったりする話がダメな人にはオススメできないかもですが…、ゲームとしては面白いので私はプレイできてよかったです。

英雄伝説 創の軌跡 / The Legend of Heroes: Hajimari no Kiseki
7

日本ファルコムが送る軌跡シリーズ最新作「創の軌跡」レビュー

創の軌跡は日本ファルコムの送るストーリーRPG「軌跡シリーズ最新作」でPlayStation4専用ソフトです。

軌跡シリーズは2004年6月24日に空の軌跡FCがPCゲームとして発売されたのが始まり。
最大の特徴は【空の軌跡から最新作創の軌跡まで話が続いている】点です。

プレイ中はまるで長編小説を読んでいるような感覚になり重厚なストーリーがプレイヤーを誘います。

物語の舞台は西ゼムリア大陸に点在する各国で3つシリーズに分けることができます。
・空の軌跡シリーズ ……リベール王国が舞台。主人公は遊撃士
・零/碧の軌跡シリーズ ……クロスベル自治州が舞台。主人公は警察
・閃の軌跡シリーズ ……エレボニア帝国が舞台。主人公は士官学院候補生を経て軍人

シリーズごとに舞台となる国やキャラクターが異なります。

空の軌跡シリーズは遊撃士ら主人公とリベール王国で暗躍する結社や裏社会に通じる者で謎を解明する物語。

続く零の軌跡/碧の軌跡シリーズは二大大国(エレボニア帝国、カルバート共和国)に挟まれ、大国からのきしみに揺らぐクロスベル自治州の若者が様々な壁に立ち向かう物語。

そしてクロスベル自治州と同時期のエレボニア帝国が舞台となるのが閃の軌跡シリーズ。士官学院に入学した主人公や過去に登場したキャラクターが一丸となり、エレボニア帝国だけではなく大陸全土の平和を守るため奮闘する物語へ発展します。

以上が軌跡シリーズの流れとなります。

肝心の「創の軌跡」は実質閃の軌跡4の続きとなります。
ですが単に続きの話ではありません。

閃の軌跡4までに過去の主人公たち含め築いてきた物語と、2021年秋以降発売予定のカルバート共和国編「黎の軌跡」へ続く物語とを結ぶ【中継する役割】も担っています。

創の軌跡では主人公が3人います。
ストーリーも3つに分かれておりルートを交互にクリアすると最終的に1つのルートにまとまります。

零の軌跡/碧の軌跡シリーズの主人公であるロイド、
閃の軌跡シリーズで士官学院学生から軍人へ成長したリィン、
そしてもう一人は物語中盤にならないと素顔が見られない隠者

この3名により西ゼムリア大陸の物語に終止符が打たれます。

創の軌跡はストーリーをクリアした後もお楽しみ要素が満載。
ストーリー上のラスボス戦ではなくクリア後に登場するとある敵を倒すと次回作「黎の軌跡」に関係するキャラクターのモノローグを閲覧することが可能です。

西ゼムリア大陸の物語は終わっても新たなる物語の幕開けが近いことを教えてくれました。

戦闘はオートプレイ可能、難易度は途中で変更可能(一部難易度は不可)、ストーリーはスキップして効率よくプレイ可能。
プレイヤーに配慮した作りになっています。

創の軌跡について一つ注意点があります。
話が空の軌跡FCから続いているため、途中から始めようとすると話のつながりについていけないかもしれません。
一応「空の軌跡」「零/碧の軌跡」「閃の軌跡」と3シリーズ分けてキャラクターとシナリオは独立しているので、途中からプレイしてもなんとなくわかる状態にはなります。

創の軌跡のメイン舞台はクロスベル自治州。
登場人物はサブ含めてクロスベル自治州のキャラクターが多いです。
少なくとも零/碧の軌跡と閃の軌跡1~4をクリアしていないと創の軌跡をプレイしても話についていけません。

万人向けとは言い難いけれどもストーリーやキャラクター、世界観……
どれか一つでもハマることができれば長らくお付き合いできる作品であることは間違いないでしょう。

先日公式で西ゼムリア大陸全体を舞台としたアニメ化決定が発表されました。
これから軌跡シリーズをプレイする方へ向けての補足内容の可能性が高いです。

公式からの情報は随時Twitterなどで公開されます。
この機会に軌跡シリーズ最新作「創の軌跡」をプレイしてみてはいかがでしょうか。