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elepop2のレビュー・評価・感想

ポルノグラフィティ / Porno Graffitti
10

これからもずっとスーパースターであり続けてほしい

ポルノグラフィティは広島県出身の2人組ロックバンド。CMやドラマ、アニメのタイアップ曲が多かったり、様々な音楽フェスで活躍したりと非常に人気を博しています。メンバー2人とも個性を持っているにも関わらず、約25年もバンドを続け今でも人気が衰えることがありません。
まず、ボーカルの岡野昭仁。真っ先に目を引くのは「歌唱力の高さ」です。歌が上手いのはもちろんですが、50歳近くになるのにその歌声はまったく衰えません。なんなら、年々上手くなっていっているレベルです。独自のボイストレーニングを続けているとのことですが、ライブ等で多くの曲を歌っているにも関わらず声が枯れるなんてことはまずありません。
また、ライブといえば「激しいパフォーマンス」も魅力の1つです。スタジアムのような広い会場でもライブをするのですが、ステージの端から端まで歌いながら走り続けます。いい年なのに、このスタミナはどこからくるのか不思議です。

次に、ギターの新藤晴一。ずばり「ギターテク」ですね。ポルノはロックからバラードなど幅広く楽曲を出していますが、ギターの雰囲気が曲によって全く異なります。「ネオメロドラマティック」のような激しいギターリフもあれば、「アゲハ蝶」のような爽やかだけど儚げなギターを奏でたりします。その引き出しの多さが晴一、ひいてはポルノの魅力といっても過言ではありません。
また、「作詞力の高さ」も魅力です。晴一自身、読書が好きということもありサウダージやメリッサなど、詞というよりはポエムの詩に近いものを感じます。ジョバイロや月飼いのような文学的な詞もあり、まるで小説を読んでいるかのような感覚になります。詞の考察をしている方がよくいるみたいです。

今でも日本の音楽シーンの第一線にいつづけるポルノグラフィティ。これからもまだまだ活躍していってほしいです。

ビッグ・フィッシュ / Big Fish
10

至極のファンタジー傑作

「ビッグ・フィッシュ」は2003年にティム・バートンが監督をしたファンタジー映画です。
主役を務めたのは、ユアンマクレガー。
物語の語りべとなるエドワードは、人生で体験したことを奇想天外に話します。
その話は多くの人を楽しませますが、息子であるウィルはその話のほとんどがほら話として聞いていたので、親子の溝は深まっていくのでした。
エドワードは何事に関してもポジティブで様々な物事に、果敢に挑んでゆきます。
きっかけとなったのは沼地に住む魔女から、自分の死に方を教えてもらったこととしています。
死に方を教えられた他の子どもは自分の死に方を見て、受け入れることは出来ません。
ですがエドワードは違いました。
「自分の死に方がわかるなら、それ以外の方法で死ぬことはないんだ。なら見たい」と言いすすんで死に方を見ます。
そこから彼はその死に方以外で死なないのなら、どんな生き方でもできる。
そしてあらゆることに挑戦します。
大男に闘いを挑み、美しいが謎めいた町を一晩で去り、狼男が経営するサーカスで働きます。
そこで運命の女性と出会います。
その女性はすでに婚約をしていましたが、アプローチを必死にして結婚することになりました。
その後は戦争に召集された後帰還して、セールスマンとなります。
話のすべてはあり得ないことばかりです。
ですが重要なことは、エドワードは決して人を不幸にする嘘はつかなかった。
誰かを助け、励まし続けた。決して陥れることは無かったのです。
ウィルは長年父の不貞を疑っていましたが、その疑いは晴れ和解することとなります。
死に際になって父は息子に「自分の死に方を教えてくれ」と言いウィルはその場で話を作り、エドワードは亡くなります。
結局自分の死に方はわからなかった。
ですが勇気だけは人一倍あったのでした。
葬儀にはたくさんの人が集まり、彼の思い出を皆楽し気に話す形でクライマックスを迎えます。
ウィルは父・エドワードのことを認める形で物語は終わるのです。

イジらないで、長瀞さん
8

刺激が欲しいあなたに1アクセント!

あなたも男女間のハラハラドキドキの距離感に釘付けに!
「ラブコメ漫画・アニメが見たいけど、ハーレムは飽きたかな。でもドロドロもちょっと…」
このレビューはそんな方へ向けて書いています。

はじめまして。私は日課でdアニメストアやアマゾンプライムで配信されているアニメを見たり、文庫でいろんな漫画を購読している者です。幼い頃から、アニメと触れ合ってきました。そんなことは置いておいて…。
早速本題に入ろうと思いますが、ラブコメは何よりも「笑えるけどキュンキュンもする」、そんなストーリーが人気コンテンツになると思っております。そんな中で、『イジらないで、長瀞さん』は何が面白いのかについて書いていこうと思います。

【あらすじ】
まずこの作品は、美術部に所属している「センパイ」と、彼をイジる陽気な女の子「長瀞さん」によって繰り広げられるちょっと変わったラブコメディ作品になります。
彼と彼女の出会いは最悪でした。放課後の穴場である静かな図書室に、苦手なタイプの女の子たちがたむろしています。
「俺とは絶対に関わりのない人種だ、平常心…平常心」
この文言から分かる通り、ちょっと内気なこの男の子が主人公であるセンパイです。
そんな時、自分が描いた漫画が不運なことにカバンからその女の子たちの方にばらまかれてしまいます。嫌な予感がします…。
すると案の定、「アハハハハハハ!!」と、とても激しめにその女の子たちに笑われてしまいます。ひとしきり笑って、その中でも執拗にセンパイをいじってくる八重歯がチャームポイント一人の女の子がいます。それが長瀞さんです。
ここで、この『イジらないで、長瀞さん』という作品の味が出ていて、センパイに対して長瀞さんが「キモい」という言葉をかなり駆使してイジってきます。そこから二人の物語が始まります。

【この作品の魅力】
ここまで読んでみて、「うわ、きつい…」、「かわいそう…」、「ひどい…」と思う方も多いと思います。しかし、これがこの作品のすごいところです。ここで、センパイに感情移入できる読者をふるいにかけていきます。逆も然りで、「このいじりがたまらない!」、「長瀞さんに振り回されたい!」という読者を物語の世界にガンガン引き入れているとも思います。
このシーンで不快に思い、「もう見られない…」と思う方も少なくないかもしれませんが、その刺激は凄まじく、「むしろ先が気になる!」と思う方も多く見られると思います。
要するに、賛否両論が多く好き嫌いが別れる作品だということです。

【まとめ】
ここからセンパイと長瀞さんの関係性がどう変化していくのか、この二人はどういったキャラクターなのか。また、この後出てくるキャラクターもかなり個性が強い子たちばかりになっていてどんどん展開が広がっていくので、あなたはもう目が離せません。
この作品は漫画でもアニメでもお楽しみいただけます。皆さんの好きな楽しみ方で長瀞さんに翻弄されてみるのも、良いかもしれません。

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- / るろ剣 / Samurai X / Rurouni Kenshin
9

人情味溢れるマンガ

かつては「伝説の人斬り抜刀斎」と呼ばれ、新時代、明治を切り拓いた維新志士、緋村剣心が主人公の物語。維新後、剣心は多くの人を殺めた罪を償い、人を守るために逆刃刀を持ち、流浪人となった。そんな中、とある事件をきっかけに、神谷薫という女性に出会い、神谷薫が師範代を務める道場に居候することとなった。道場に弟子入りした1人の門下生、明神弥彦や維新志士に恨みをもっていた喧嘩屋、相楽左之助も加わり、共に過ごすことになる。
かつて最強と呼ばれた剣心のもとには、数々の敵が現れることになる。最強という称号を手にしたい者、元新撰組で剣心のライバルでもある男、人斬り抜刀斎の後継者、人斬り抜刀斎に恨みを持つ者など…。強敵との戦いの中で、傷を負いながらも、逆刃刀を振るい、殺さずの誓いを守りながら仲間と共に敵と対峙していく。一度は敵だった相手が、後々は心強い仲間となり、一緒に戦ってくれるところもこの漫画の面白いところ。人との出会いや戦いの中で、剣心の周りには信頼できる仲間が増えていき、自分の信念の答えも見出していく。
「伝説の人斬り抜刀斎」の中に、隠された苦しみや葛藤、悲しみや優しさも描かれている、人情味溢れる漫画です。

コブクロ / Kobukuro
10

泣きたい時に絶対聴いて欲しい曲「orange」

全国的に有名なミュージシャンのコブクロが作った「orange」という曲は、アニメーションとセットとなった作品です。作品は2部まであり、同じストーリーだけど主人公目線と他の登場人物目線の2種類で構成されています。高校生がモデルのストーリーで感情の葛藤が上手く短編として描けていると思います。大人が聴けば「あるある」か「聞いたことはある」話で、今現在が学生であれば「わかる!」と共感できてしまうような、そんな切なさがポイントとなります。大人特有の説教じみた話でもなく、善悪を両極端化して片方を「悪いもの」扱いするわけでもありません。人間の感情は複雑で1つの要素だけでは言い表せられない事を如実に語っています。それでいて、あっさりとしている部分に現実の無情さを感じずにはいられません。
私たちはたくさんの力や発想を生み出すことができるのに、1番失いたくないものを留める術を持っていません。人間の「無力」と人を想う「願い」が曲のサビで交差しては砂のように流れる様は、何度聴いてもいろいろな感情が身体の奥底から湧き出してしまい、泣いてしまいます。人生の中で取り返したいこと・変わって欲しかった未来をとても素直な気持ちで歌うコブクロのお二人はすごくカッコいいミュージシャンです。是非ご視聴ください!