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chocolate0707

chocolate0707のレビュー・評価・感想

トルネコの大冒険 不思議のダンジョン
6

ドラクエ4の脇役を主役に抜擢

「ドラゴンクエスト4」で、登場したトルネコを主役にした画期的なゲームです。
「ドラゴンクエスト4」の時、特に五章では、AIであったので戦いにおいてはあんまり役立たず、遊び人的な要素があっておふざけが過ぎました。
そのトルネコがアクションRPGとして活躍します。このゲームのコンセプトは千回遊べると言うものです。
ダンジョンに入る度に、ダンジョンの形が変わります。
このゲームが、何度も遊べるというはしりではないかと思います。
不思議なダンジョンと、もっと不思議なダンジョンとして、もっと不思議なダンジョンを攻略するのはかなり至難の業です。
そう言った意味で難易度は難しいかもしれませんが、だからこそやり甲斐はあるかもしれません。
ダンジョンをメインに進めていくわけですが、そのダンジョン内ではセーブができず、やられたらリセットがありませんので、そこで敵にやられたらかなり悔しいものがありますが慎重に進め装備をしっかり整えていくなら攻略が可能です。
攻略でのポイントは万全の道具が必要になります。
このゲームの一つの要素で腹減りというものがあり、腹が減ると体力がなくなり死んでしまいます。
そこを回復するアイテムが重要ですが、それを沢山持つこともネックになり、それを回避するアイテムを必ず入手することであったり、罠を避ける道具を入手するのも攻略の鍵になります。
シンプルなゲームですが意外はまるゲームです。

King Gnu / キングヌー
8

透き通ったハスキーな歌声と、独特の世界観が醸し出す新鮮ながらもここに残る楽曲を生むアーティスト。

深夜アニメの主題歌『Prayer X』・連続ドラマの主題歌『白日』で人気を博すようになった彼らですが、それ以前にもデビュー当時からクオリティの高い曲を出していました。哲学的な歌詞が多く、それでいて重みのあるフレーズは、リスナーの心を魅了します。
誰でも理解できる簡単な単語だけど、それを絶妙に組み合わせてメロディに乗せているのがひしひしと伝わってきます。音楽に疎いという方や、最近の音楽に飽きてきたという方にも、驚きとノスタルジーが感じられるアーティストだと思います。
一般的に知られている情報として、歌詞は主に彼ら自身の音楽人生を綴っているものとのこと。その多くは、自分の作りたいものと世間体との葛藤が丁寧な旋律にのせられています。自分たちが本当に作りたいものを少しずつ世間受けすることにどこか悲しげな印象の多い曲もありますが、それだけファンのことを考えながら作曲してくれているのではないでしょうか。彼らの人柄の良さが伺えます。
また、そのような曲はアンニュイなイメージを持たれやすい一方で、自分を抑圧して社会に適応しようと生きる現代人の心に通じる側面があり、まさに私たちにぴったりなものだと考えられます。

刀語 / Katanagatari
7

西尾維新作品の一部紹介

この作品は大河ノベルであり、大乱の時代を舞台にした作品である。
主人公は剣士でありながら刀を使えない、己の肉体を刀とする剣士である。物語は、江戸で策士を自称している、白髪で華奢な女の子(?)のような見た目をしたものに出会うことで進んでいく。刀を収集することを目的とする旅の話であり、集める刀は伝説の刀鍛冶が作った12本である。一本一本が特殊な能力を持つ刀で、刀の持ち主との対話がこの作品の見どころの一つである。
華奢な見た目のヒロインと感情や痛覚が鈍い主人公とのやり取りは、見ていて心が癒されるシーンが多々ある。
この作品には忍者も登場する。動物や虫などの特徴を忍術で取得しており、主人公たちの敵として立ちはだかる。この忍者一人一人に独特な個性があり、話し方などは一度聞くと耳に残るような口調である。しかし、この忍者たちはいわゆる“かませ犬”のような立ち位置である。忍者が好きでこの作品を見る人にとっては、あまり忍者が活躍する場面がないので気を落とすかもしれない。そんな方には、『刀語』で登場した忍者のスピンオフ作品が小説として発表されているので、そちらを読むことをお勧めする。
西尾維新作品の物語シリーズが好きな方は、ぜひ見てみてほしい作品の一つである。