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bomb951のレビュー・評価・感想

治癒魔法の間違った使い方 〜戦場を駆ける回復要員〜
10

だれも傷つけない無敵の治癒パンチ!!

なんの取り柄もない普通の高校生である主人公、うさとけん。ある日、仲良くなった生徒会長(美少女)と副会長(イケメン)の2人だけを対象にした異世界への勇者召喚に巻き込まれる。これはうさとけんが召喚された先でハチャメチャに活躍していく物語である。
召喚された時は、「なんの取り柄もない自分は直ぐに捨てられる」と思いきや、王様や取り巻きの騎士達はとても親切に接してくれた。なんとかこの世界でも生きていけそうだとひと安心したのも束の間、3人の魔力適正を測定することになる。魔力測定の結果ウサトは緑色に輝く治癒魔法の使い手であることが判明する。測定が終了した瞬間、周りにいる人の表情が一変する。なにか不味いことでもあったのかと不安に思っていると、後ろから1人の女性があらわれウサトをさらって出ていってしまう。着いた先は救命団の訓練所で、その日からウサトの地獄の日々が始まる。

物語の初め、主人公はどこにでもいる平凡な男子高校生のように描かれていたが、訓練所に連れていかれ、救命団団長であるローズの地獄の特別訓練を経て、ウサトの性格が180度変貌していく様子を見ているのがとても面白い。ローズの圧倒的な強さを前にしても心が折れず、たとえ殴り蹴り飛ばされても何度でも立ち向かっていく様子は、読んでいて勇気を与えてくれる。そしてウサトが次々と必殺技を開発し、それを実戦で使い、仲間に引かれてしまうというコメディ要素もあり、それもこの小説も魅力となっている。
ぜひ楽しんでみてほしい。

ジョーカー / Joker
9

現代社会に潜む"悪"

2019年に放映された"JOKER"は、DCコミックスバットマンに登場する悪役ジョーカーの誕生の経緯を描いた作品だ。急に笑い出してしまうという精神病を患った、主人公アーサーは、貧しくも母と二人で暮らしている。昼間は大道芸人、ピエロとして働き、いつかはコメディアンとなり、憧れの存在であるマーレーフランクリンのショーに出ることを夢見ていた。ある日不良の少年に襲われ、店の看板を損失してしまったことで生きる希望でもあった職を失ってしまう。そんな中、政治悪化の影響により福祉サービスが打ち止めになり発作の薬を受けられなくなる。精神病も患っているため社会にも溶け込めず、苦渋の果てにも報われない。
彼はこの世界では無力だった。
舞台は架空の都市ゴッサムシティであり、時代設定も現代ではないが、我々にも彼に共感できるところが多々あるのではないかと私は感じた。現代社会の日本に住む我々に貧富の格差はあまり無いといえるが、彼と同じく"無力"である人が実は多くいると思う。
ジョーカーは悪役として登場しているが、悪はなにから生まれるのか、勧善懲悪とはなんだったのか、そんな問いがこの作品に込められていると感じた。
最後に、バットマンという作品をとてもリスペクトされた作品だとも思うし、とにかく現代社会に生きる多くの人に観て感じてほしい我々の価値を。

FAIRY TAIL / フェアリーテイル
10

一番好きな漫画です!

私が1番好きな漫画です。
情に熱く、仲間を大切にする主人公たちのバドル漫画です。ヒロインたちも守られるだけでなく自分たちの力で戦い、全員で敵を倒していく。しかし誰も殺さない。
敵にだって情けをかけてしまう、そんな優しさしかない漫画です。
王道のバトル漫画であり、仲間、友情、愛、についてさまざまな登場人物によって教えられていきます。
とても辛いことがあったときなどに読むと、明日からも頑張ろうという気持ちにさせてもらえる。明日も生きていこうと思える。そんな心温まる作品です。
自分もこんなに仲間を大切にしたいなと思わせてくれる作品でもあるため、とてもオススメです。
ワンピースに似てると言われたこともありますが、ワンピースにはワンピースの良さ、FAIRY TAILにはFAIRY TAILの良さがあると私は思います。
仲間だろうが!というセリフが、私としては1番響いた言葉です。戦闘の折、敵が仲間を傷つけた時に、放つセリフですが、敵であっても仲間ということに関しての意識を捨てない、そんな彼らが仲間を大切にしているということが全て伝わってくるセリフかなと思います。
この作品において、すべての始まりは愛であった、と描かれており、そこにも深いものがあると感じます。
とにかく、心温まる作品でオススメです。

チャイルド・プレイ(1988年の映画) / Child's Play (1988 film)
6

可愛い人形なのにこわい

かわいいグッドガイ人形に、殺人鬼の魂が宿ったという話です。よく話題になってるし、バラエティで仮装されたりするのでこわい状態になったときの人形の顔は知ってましたが、もともとどんな人形かは映画を見るまで知りませんでした。見てみると普通にかわいらしい人形で、これがあの顔になるのかと思うと、そりゃこわいわという感じです。最初、動き出した時は不覚にもビクっとしてしまいました。人形が動き出すのも怖いし、人形が人を殺しているということを主人公の少年が一生懸命説明しているのにだれも聞いてあげないというのも怖かったです。そりゃあ荒唐無稽な話なので信じないのも無理はありませんが、周りの大人が味方になってくれないなんて、アンディ(主人公)はどれだけ怖かったでしょう。すごく追い詰められたと思います。わたしなら、もう叫んでしまいます。古い映画ですし、人形もそれほどよくできたものでもありませんが、テンポがよく、次々と事件が起きてエンディングを迎えるので、飽きずにみることができます。この映画を見るまでは、ちよっとコメディよりの話かなと思っていましたが、第1作目に限ってはがっつりホラーでした。思ったより怖いのでぜひ見て欲しいです。

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

考察が楽しい

進撃の巨人は、多く張られている伏線を必ず回収してくれるマンガ・アニメですので、考察が好きな方や伏線を見つけながら読みたい方にとてもオススメな物語です。
マンガに多くある後付けがなく、アニメではOP・EDに伏線が張ってあることもしばしば。歌詞にまで伏線が張ってあることもあります。

内容としては、「巨人と人間の戦い」が中心です。物語が進むにつれて巨人の正体、自分たちの正体が分かっていきます。
敵は誰なのか、何のために戦っているのか、自分たちのしていることは正しいのかなど主人公たちが戸惑いながらも真実を求めて進んでいきます。
正直子供向けではなく、大人が色々考えながら見る漫画・アニメだと思いました。
考えるというより考えさせられることの方が多いかもしれません。
色々な立場の人が悩みながら苦渋の決断をすることが後半につれて多くなるのですが、そこでキャラクターの人生を振り返るシーンが入ることが多く、こんなことがあってこんな決断をしなければならないのか…と見ているこちらまで辛くなります。

キャラクター1人1人が辛い過去を持っていて、「この世界は残酷だ…そしてとても美しい」というあるキャラクターの言葉がぴったりな世界観です。

マンガ、一部ではアニメでキャラクターたちの兵団へ入る前の物語が紹介されています。
そちらも読むことで一層物語を楽しむことが出来ますのでオススメです。
(兵長の話、アニの話が個人的にオススメです)

最後に注意点ですが、重要な人物でもそうでなくとも、あ!このキャラ好きかも!なんて思っているとすぐ死にます。
お気をつけください。