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arasuka123456g5のレビュー・評価・感想

セブン(映画) / Seven / SE7EN
7

90年代の大ヒットサスペンス

『SE7EN』はおぞましい連続猟奇殺人事件と、その事件を追う刑事の老若コンビを描いたサイコ・サスペンスです。
タイトルに「Seven」とあるようにキリスト教の七つの大罪をモチーフにしていて、作中で描かれる猟奇殺人はいずれも筆舌に尽くしがたい残酷なものでした。拷問の様子が直接描写されることはなく、あくまで警察が発見した死体の状況と鑑識の結果で描かれるため、グロテスクながらもどこか芸術的な印象を持たせます。

一方、事件を追う2人は退職を控えたベテラン刑事と、大事件を前に意気込む新人刑事という王道コンビです。初めはスタンスの違いから衝突の多かった2人ですが、ベテラン刑事の教養が謎を紐解き、新人刑事の行動力が真実に繋がったことで次第に絆が深まっていきます。

しかし容疑者を捕まえても、事件は解決しません。七つの大罪のうち「嫉妬」と「憤怒」がまだ残っていたからです。そして、それは2人の刑事を標的にしたものでした。彼らが何を迫られ、どのような選択を取ったのかはぜひ実際に見て確かめてみてください。

ストーリー以外にも魅力的だったのは、外は雨が降り続く陰鬱な曇り空で、屋内も常に薄暗く閉塞的な画面作りをしていることです。実際にコントラストを強める手法で撮られていて、憂鬱なこの作品をいっそう重苦しいものにしています。

黒子のバスケ / 黒バス / Kuroko's Basketball
9

挫折からの再起!『黒子のバスケ』が描く成長ストーリーに涙が止まらない!

『黒子のバスケ』は、挫折からの再起を描いた感動的なスポ根漫画です。

主人公の黒子テツヤは中学時代、バスケの強豪校・帝光中学校に所属していました。黒子が所属していた時代には、『キセキの世代』と言われる特別な才能を持った5人の最強プレイヤーがいました。
黒子は身長が低く、他の5人と比べて目立った才能はありません。しかし、観客やプレイヤーの注意をそらすことができる「ミスディレクション」と驚異的なドリブル技術で5人を支え、「幻のシックスマン」として活躍をしていました。
最初は、キセキの世代のみんなとバスケをすることが楽しかったのですが、個々の特別な才能が開花するとともに軋轢が生まれ、黒子テツヤは大好きだったバスケをやめてしまいます。

中学を卒業後は、新設校である誠凛高校入学しました。そこで、偶然出会ったバスケ部の仲間たちとともに、再びバスケを始めます。
ライバル校のエース選手や、中学生時代共に戦った『キセキの世代』の5人とも真っ向から向き合い、自分たちの実力不足を痛感したり、挫折や苦難があったりします。
そんな彼らの、諦めずに成長していく姿が描かれています。 特に、主人公・黒子テツヤの成長は目覚ましく、自分の限界を超えて、新たな技術や戦略を編み出していくのです。そんな彼の姿は、読者の心を打つものがあります。
仲間たちの絆や助け合いも、この作品の大きな魅力です。

繊細な絵柄が作品全体に深みを与えており、スポ根漫画の中でもトップクラスの名作です。成長や再起を描いた物語に共感し、涙が堪えきれなくなることでしょう。

名探偵コナン 天国へのカウントダウン
10

舞台は天国へ一番近いタワー。脱出劇に少年探偵団が大活躍!

阿笠博士と少年探偵団は西多摩市にキャンプの帰り道に新しく建設されたツインタワービルを見学することに。
ビルでは偶然、小五郎が蘭や園子と一緒に来ていた。ツインタワービルのオーナーである常盤美緒が小五郎の大学の後輩であり、招待されていたのだ。そこには常盤美緒の秘書、沢口ちなみと専務の原佳明、美緒の絵の師匠の如月峰水、市議会議員の大木岩松、ビルの設計者の風間英彦がいた。タワーの玄関でコナンはジンの車である黒のポルシェ356Aを見つける。
同日、ビルのスイートルームで大木が何者かに刺殺される。さらに翌日、原がマンションで殺されていた。警察は連続殺人として捜査を進める。警察は常磐財閥が事件に大きく関係していると考え、美緒にオープンパーティーの延期を指示するが、美緒は中止せずにパーティにコナンたちまでも招待する。また、灰原がオープンパーティーに参加することをジン達に知られてしまう。予定通り開かれたパーティーでは美緒が殺害されてしまう。コナンは事件を解決したが、灰原の殺害を企てる黒の組織によって仕掛けられた爆弾が爆発した。コナンと蘭はなんとか地上にたどり着いたが、少年探偵団がビルに取り残されてしまう。コナンは少年探偵団を助けるために、隣のビルからスケボーで飛んで少年探偵団のもとに向かう。
ここは天国に一番近い場所。ここからどうやって無事に脱出するのか?脱出劇には少年探偵団が大活躍!

閏うこの月
7

彼氏に対する立場の弱さ、不満に共感できる。展開が楽しみ!

長年つきあってきた彼氏に対する気持ちに、すごく共感できました。主人公の里は、高校のときからの彼氏と、つきあって10年、同棲して5年。自分のやりたいことを仕事にしている彼氏に対して、里は派遣を転々としてきており、求職中の状態からストーリーは始まっています。こういう、好きなことをやる男性と、それを支える女性という関係はよくあることですが、必ずしも、女性側はそれに満足しているパターンばかりではないということが、この漫画では描かれています。
彼氏が好きな仕事にやりがいを感じている一方で、自分には何もない。相手を支えているうちに、主従関係のようなものができてしまった。こういう立場の弱さというのはつらいものです。そんな生活を長年続けてきて、レス、マンネリに悩む里ですが、年下のイケメンと出会ったことで、物語が展開しはじめます。彼氏に対して立場の弱い里は、年下男子に対しても流されてしまい、自分の芯が強く持てません。言いくるめられていること、鵜呑みにしてしまう自分がいることには気づいているのですが、男性に翻弄されています。そういうところは非常に残念ですが、自分にも思い当たるところがあり、共感できる女性読者は多いのではないかと思います。
彼氏とニューフェイス。二人の男性との関係がどうなるのか、里は自分らしく生きる道を見つけられるのか、先の展開が気になる漫画です。

King & Prince / キンプリ
9

ジャニーズファンじゃない人がハマるジャニーズ

2018年にジャニーズ事務所から華々しくデビューをした「King&Prince」は6人組アイドルグループで20歳~23歳までのメンバーで結成されています。ジャニーズ事務所のアイドルグループの中では3・4歳しか離れていないのでメンバー同士の距離感が近く非常に仲が良いグループとしても知られています。また、ジャニーズJr.時代のエース6人を集めているため個々のポテンシャルが高くオーラがあります。最短で5年、最長で9年Jr.期を過ごしており舞台経験やコンサートや演技・バラエティ経験が豊富なので日本のアイドルグループにしては珍しくデビューして成長をみせるグループではなく経験を積むことでデビューする時点で完成型に近いアイドルグループです。特に、デビュー曲はメンバーの平野紫耀さんが出演していた「花のち晴れ Next season」の主題歌だったので5〜9年で獲得していたJr.時代からのファンだけではなくドラマの視聴者までもが彼らの魅力に魅せられ瞬く間にファンになり彼らの人気はデビュー曲にしては異例の大ヒットとなりました。今の時代ではCDの時代は終わりCDを売ることが難しいとされている時代にも関わらず初週で50万枚を売り上げる結果を作りました。