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an_coのレビュー・評価・感想

フェニックス~約束の歌~
8

やはり泣いてしまう

マ・ドンソクさんの映画をこの頃見ていて、これもそれで鑑賞しました。
彼がすごくいい役(おいしい役)で泣いちゃいました。あそこで、「まだ、だめだ」は反則でしょう。
末期癌患者のホスピスの話なので、死は付いて回るだろうし、多分泣くなとはわかってました。
でも、思った以上に死についてリアルに描かれているというか、やはりすごく強かった人でも最後の最後は怖いんだとか、やり残したことがないのかといえば、あることの方が多いのかもとか、いろいろ考えてしまいます。
でも、映画がずっと湿っぽいってわけでもないし、死にゆく人がいい人ってわけでもありません。
ボランティアに来た歌手を振り回す患者たちは、わがままだし、歌手目線に立つとなんだよって感じです。
なんか、癌患者ということを忘れてしまう人々として描いていて、それがリアルだなと思いました。
また、音楽映画でもあり、音楽もすばらしかったです。
私はバンド音楽が好きですし、バンドの練習シーンとかツボなのでとても楽しく見れました。
音楽のない人生なんてっていう言葉があったりするけど、ほんまにその通りやなって思います。
見ていて、泣けてしまうし、笑えるシーンもあるし、いい映画でした。

魔法少女まどか☆マギカ / まどマギ / Puella Magi Madoka Magica
10

まずは3話

タイトルにもある様にまずは3話までアニメを見てください!そんなに時間はかかりません!1時間ぐらいで3話まで見れます!この3話で話がいきなり進みます。しかも全話見ても12、3話ぐらいしかないので話の展開がものすごく早くてストレスがありません。アニメのパッケージからは想像出来ない展開が待ってます。自分も友人から「3話まで見た方が良い」と言われて見ました!この3話で魔法少女まどか☆マギカにしっかりとハマりました。
そしてあの可愛いキュウベイが何なのかが疑問でしたが、まさかそんな設定だったとは、とかなり驚いたのが素直な感想です。しかし自分は、この話はまどかが主人公だと最初は思っていたのですが、実際に見た感想ではほむらちゃんが裏の主人公だと感じました。最初はほむらちゃんの立ち位置が分からない感じでしたが、話が進めばスグに分かって、これもかなり面白くてハマります。そしてアニメが終わって約10年経ちますが、続編映画も既に放映されました。これも凄く面白くて良かったです。
そして約10年と言いましたが、10年記念という事で「また近い内に映画を放映するのでは」という情報も既に出ています。映画の続編なのか、また新たなるストーリーなのか、凄く楽しみです。

進撃の巨人 / Attack on Titan
8

何度読んでも理解しきれないが、面白いマンガです。

一世を風靡したマンガであったが、ストーリーが複雑に入り組んでいて、すべてをしっかり話せる人は多くないのかなと思ってしまう。そのため何度も読み返したくなってしまうお話です。
巨人が街に攻めてきた描写から始まるマンガで、人間対巨人の戦いというお話からスタート。巨人をどのように倒して平和を取りも戻すかが焦点であったかと思いきや、最終的には巨人は人間であったという展開になる。彼らはなぜ巨人となって人間を襲うのか、その裏にはどのような陰謀が隠されているのか、とどんどん展開が進んでいきます。どこかしこに伏線が張り巡らされていて、その伏線が回収されるたびにアドレナリンが出て、また一から読み返したくなるほど面白い作品です。
最終的には人間同士の戦いになり、巨人は各々の国の戦争の道具であったという事実にたどり着く。それぞれの正義がぶつかり合うお話に移り代わり、いろいろな意味で考えさせられる作品です。
巨人がしっかりと人型で人間を食べるシーンも多いため、グロテスクな作品を好まない人にはあまりお勧めできないです。
巨人と戦う人たちは兵団と呼ばれていますが、兵団同士の絆などが描かれており、感動できる点も多く含まれています。
「リヴァイ兵長」と「エルビン団長」との絆が描かれている話は、何度読んでも感動してしまいます。

MONSTER(漫画) / モンスター(漫画)
8

サスペンスが好きな人へ

浦沢直樹のサスペンス作品『Monster』。原作は漫画で、アニメ化もされました。私はアニメの方を見ました。

ドイツのとある病院で、天才と呼ばれた日本人脳外科医の天馬賢三(てんまけんぞう)が院長の指示を無視し、"ある少年"をオペしました。
天馬は少し前から院長の指示によってオペの順番を変えられていました。それを院長に質問したところ"命は平等ではない"と言われ、その事にずっと疑問をいだいていました。そしてそこに運ばれてきた少年と少し後に運ばれてきた市長。 院長は市長のオペをするように命に優先順位をつけ天馬に命令しましたが、天馬は彼なりの答えをだし本来の順番通りオペをしました。少年は助かったものの市長は亡くなりました。もし天馬がオペをしていれば市長は助かっていたかもしれないと院長に言われ、天馬は降格させられます。
数日後、何者かの手によって院長と他2名が毒殺され、天馬が偶然にも出世しました。そのせいで容疑者にされますが勿論彼はそんな事をしていません。同時期に彼が助けた"ある少年"が精神的ダメージを負った双子の妹と病院からいなくなりました。
その出来事から9年後、天馬がオペしたのはとある事件の犯人でした。ある夜その犯人が病院から抜け出し、とある廃墟ビルに行きます。その犯人を追っていた天馬は廃墟ビルにて銃を持った"ある少年"を目にし絶句します。しかしその少年は丁寧な口調で話し始め、最後にその犯人を天馬の目の前で打ち殺します。
ある少年とは9年前に天馬が院長の指示を無視し、助けた少年でした。彼が成長し連続殺人犯となり、あの廃墟ビルで天馬と再会します。
そして天馬は全てを捨て"ある少年"の命を奪うと決意します。といった感じで"ある少年"に命を与えたせいで何人もの人が殺され、次第にモンスターと呼ばれるようになり国をも動かす存在になります。それを止めるために与えた命を奪おうとする天馬。
登場人物の言動には魅力があり飽きることはありません。真実が明かされたり、国をも動かすと呼ばれた少年の過去がわかったりする場面は見どころです。