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a2t7on6ut22のレビュー・評価・感想

シュガーズ
8

脇役なし!主役多数の恋愛マンガ

全6巻の恋愛と青春がテーマのマンガで、物語の主な舞台は高校になっています。6巻にわたって描かれているマンガですが、よくあるマンガのように1つの話がずっと続くのではなく、1話ごとに主人公が異なる28つの短編集になっていて、それぞれの話が短く読み易いのが特徴です。
1話目で友人だったりクラスメイトだったりした脇役とされているキャラクターが次の話では主人公になっており、今度はその脇役だったキャラクター視点での話を楽しむことができます。ただの短編集で終わらず、6巻を通してそれぞれ出てくる主人公達には色々な繋がりがあるという楽しさが、このマンガの1番おすすめしたいポイントです。
同級生や先輩との王道の恋愛から、先生や行きつけのお店の店員に憧れる片思いなど、恋のパターンやエンディングも様々です。たくさんの短編集の中に、自分のお気に入りの物語や登場人物を見つけられると思います。最終巻では、それまでに出てきた登場人物のその後の話や、サイドストーリー等も描かれており、物語をさらに深く楽しめる終わり方になっています。一通り読み終わった後、それぞれの登場人物の関係性を理解した上でもう一度マンガを読み直すのも楽しいかなと思います。

犬王(アニメ映画)
9

映画なのかミュージカルなのか、とにかく新しいジャンルの映画

室町の京の都を描いているのにもかかわらず、Z世代から支持を集めるアーティスト「女王蜂 アヴちゃん」をキャスティングした、斬新な作品。
ざっくりとした内容としては、北朝は京都を舞台に超個性派猿楽がミュージカル調に表現されており、現代においての「批判を恐れず、個性を貫き通す」といった風潮を見事に表現していた。

「化け物と言われた犬王」と「盲目の琵琶法師」の二人が描く【命が終わるまで】のストーリーに最後まで目が離せない。
他者に自分を受け入れてもらえない悲しみや、自分自身で自分を受け入れることができた時の感情を描きつつも、
後半では「たとえ死にぶち当たろうとも、自分のポリシーを最期まで貫き通す者」と「生きるためならプライドを捨てる者」の相反する二者の激動に目が離せなかった。

全体を通して、何に感動したのかが分からなくなるほど、とにかく「すごい」と衝撃を受けた世界観である。
思わずゾッとするような描写の中、美しい歌声が響き渡った瞬間、心を打たれた方も多いのではないでしょうか。
湯浅監督の世界観や独特な音楽表現に好き嫌いが分かれるのではないかという点を鑑みて、9点という評価にしました。
個人的には10点以上の評価をしたい気持ちです。因みに犬王は実在する人物なのだとか。

ウマ娘 プリティーダービー
10

実際の競馬も見始めてしまう程、ハマる作品!

ウマ娘 プリティーダービー(以下ウマ娘)は馬の耳・尻尾が生えているウマ娘と呼ばれる女の子たちがトレセン学園と言う場所で日々生活・トレーニングをし、レースで勝利を目指すアニメです。初めはただ可愛い女の子達が沢山出ている内容の薄いアニメかと思っていましたが、実際の競技馬をモデルに話が作成されているので、ウマ娘ごとのドラマがあり、レースがある話の回では怪我をせずに無事に走り終えてほしい気持ち、勝って欲しい気持ちと様々な感情が生まれ、ウマ娘達が走り終わった後に泣いている事も多々ありました。
また面白いのが通常のアニメではご飯を食べた後、お腹が膨れている表現はあまりされないと思います。ですがウマ娘ではしっかりとご飯を沢山食べた子は制服からお腹が出てしまうほど膨れていますし、太ると言う概念もあります(勝負服が破れる、太ってしまいレースに負けると言うシーンも作中にあります)。
ウマ娘を見始めて、モデルになった競技馬を検索して見たり、最近では競馬中継をテレビで見るほどハマっています。
競馬に詳しくない方でも名前だけ聞いたことのあるような有名馬ばかり出ているので、親しみやすいですし、年代を超えて楽しめる作品だと思います。

グランド・イリュージョン / Now You See Me
7

マジックショーを見ているみたい。

それぞれの得意分野のある仲間が、力を合わせて戦うというよくある話ですが、だからこそおもしろかったです。
仕切り屋や紅一点や、メンタリストなど、どれをとっても個性的だし、すごくバランスの良いチームでした。
最初のみんな紹介とか好きです。
主人公がマジシャンたちで、イリュージョンを使っていろいろするのですが、まるでショーを見ているようでした。
まんまと騙されたという感じです。
ただ、すべてのマジックの種明かしをするとかではないので、これはほんとに出来ること?それとも種とか考えてないのかなとかいろいろ考えてしまいました。
黒幕もちょっと考えれば、彼じゃないかなって人でしたし、そんなに意外性はなかったです。
ちょっと映画とかに慣れている人だと粗が見えてくる作品だとは思いますが、それでも面白いし、見ている間はただ、ただ彼らのすごいパフォーマンスに圧倒されます。
後から、ちよっとモヤッとするって感じです。あと、不満を言うと、外国版にはエンディングでみんなのその後みたいなのが描かれていたんだけど、日本版ではそこはカットされていて、それはひどいなと思いました。
こういう大きな事件ものってそれ以外のところが意外とほんわかしていていいのにもったいないと思います。
DVDにはついているバージョンもあるそうなので、チェックしたいです。

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション
6

フランス版シティハンター

2019年に実写映画化した、日本の有名漫画「シティーハンター 」。
日本ではシティーハンター がアニメ化されていたので知っている人も多いと思う。シティーハンター のパラレルワールドの漫画作品「エンジェル・ハート」も日本でアニメ化、ドラマ化されている。
シティーハンター が日本で最初に実写映画化されたのは1993年。ジャッキー・チェンが出演だった。
今回、フランスで実写映画化されたシティーハンターの主演はフィリップ・ラショーだ。しかし、キャラクターの名前は「リョウ」「カオリ」のままで、日本人のキャラクターは日本の名前だ。映画を見ていて、何だか不思議な気持ちになった。
しかし、ストーリーはきちんとシティハンターだった。映画が開始早々、リョウと海坊主が戦っている。その戦っている場所は病院。しかも、オペの真っただ中にリョウと海坊主が患者を挟む。眠っている患者は全裸で、股間にシティハンターおなじみの「カラスマーク」が描かれている(フランスでは股間のカラスは不在らしい。お国柄なのだろう)。
一体何故病室で戦闘しているか、リョウの回想により明らかになっていく。登場人物はリョウやカオリだけではなく、冴子も少しだが出演する。かっこいいのに、ふざけている。コメディ要素もあり、感動できるシーンもある。フランス版実写シティーハンター はとても良く出来ていた。吹き替え声優も豪華だ。是非見て欲しい。