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YYYutoy1のレビュー・評価・感想

ワールドトリガー / ワートリ / World Trigger
10

大谷選手も周りに勧めた?!読めば読むほど沼る漫画

某少年誌の携帯ゲームのユーザーだった私は、『ワールドトリガー』という漫画があるのは知っていました。
自分の好きそうな題材では無いのと絵柄がそこまでタイプではなく、なんとなく手を出していなかったのですが、何気なくアニメの第一話を見てそこからどんどん面白くなってハマっていきました。

バトルもありますが基本的にキャラが死なないので安心して見れます(死なないのはチート能力やご都合展開ではなく、きちんとした理由があります)。戦闘シーンでも頭を使った展開が多く、最弱な主人公がいかにして闘い、そして成長していくのか…というのが楽しいです。
「どうせ最弱だけど本当はチート持ってんだろ?」って思った人!本当に最弱主人公ですよ!頭の回転と行動力はピカイチですが。

戦闘は基本的にチームで戦うので、連携プレーや作戦を練る過程も見どころです。主人公たちが属する組織の上層部たちのやりとりや会議シーンなどもありますが、マジでできる上司すぎるので「こんな人がいてほしい」「こんなふうに部下に接せるようになりたい!」なんて憧れたりもしちゃいます。

メインキャラの年齢層が中学生と低めですが、精神面が大人すぎて見ていて未熟な自分が恥ずかしいほどです。作者の葦原先生の描く背景も正確で綺麗でそこを見ていくのも楽しいですね。
キャラクター数も多く、しかも一人一人に背景があって…。推しを絞るのが大変なんてことも。個人的に葦原先生のネーミングめっちゃ好みです。野球の大谷選手も『ワールドトリガー』を読んでいることで少し話題になりましたよね!

舟を編む
10

邦画で一番好きな作品です

この映画を説明するときには、いつも相手に「右を説明できますか?」という同じ質問をします。
この映画の主人公である馬締は、この質問に答えを出してくれます。

出版社でさえない営業職をしていた社員の馬締が、「辞書編集」という仕事に出会い、人間として成長していきます。その中で様々な人に出会い、自分の仕事についてや、生き方を模索していく姿にとても感動できます。
この映画は主人公の馬締だけでなく、出てくる登場人物一人一人が魅力的で、観ているうちにどんどん引き込まれていきます。
馬締が下宿のタケおばあさんの孫のかぐやと出会うシーンも神秘的で、馬締が一目ぼれしてしまう気持ちがわかってしまいます。

大好きなシーンは、馬締がかぐやを好きになった時に、作っている辞書の「恋」の語訳を頼まれるところです。その「恋」の語訳がとても可愛らしく、辞書的な端的な文章の中に、馬締の恋愛が詰まっていてぜひ観てほしい大好きなシーンです。
自分自身の情熱を注げる仕事に出会えたり、素敵な仕事仲間に出会えた馬締を心底うらやましいと思います。節目節目に何度も観たくなるとても素敵な映画です。「邦画のおすすめは?」と聞かれたら、必ずおすすめする1本です。

よつばと! / Yotsuba&!
8

自由気ままで元気いっぱいの女の子「よつば」と「とーちゃん」を中心とした日常漫画

物語は夏休みが始まる季節から始まります。基本的に1話で1日の時間が進み、季節の移り変わりが非常にリアルでゆったりと時間が流れていきます。基本1話完結ではありますが、次回の話へ繋がる伏線があったり、前回の話の話題が出てきたりと1日ずつ話が進んでいることが分かります。
登場人物は大人も子どもも様々な性格で個性的ですが、悪意のあるキャラはほとんどおらず、終始ほっこりとした雰囲気です。主人公はとても元気な女の子「よつば」。「とーちゃん」とふたり一緒に田舎から引っ越してきてすぐにお隣の家の3姉妹と打ち解けます。二人暮らしであり、お隣の家のお母さんを「かーちゃん」と呼ぶことから、お母さんはいないようです。
とーちゃんの知り合いや、お隣3姉妹の友達などが次々登場してよつばの友達も増えていきます。背景などの書き込みが非常に細かく、登場人物の部屋のアイテムなどもリアルです。主人公の女の子の出生や母親ついては謎があり気になるところではありますが、とくに語られません。
主人公の純粋無垢な反応、行動に対して同世代の子どもを持つ親ですと、「うちの子にもあるある!」と納得してしまったり、もうすぐ小学生になるという主人公の成長を感じられる場面では感動してしまいます。

ハイキュー!! / Haikyu!!
9

バレーボールと青春

高校に入り、バレーボールをする少年たちの夢と努力が描かれています。
作者もバレーボール経験者ということでものすごくわかりやすい説明があったのでこの作品を追っていたら試合がわかるようになりました。
青春に涙します。

今回は、全国大会である春のバレーボール大会、いわゆる春高までの主人公を中心にした高校の一チームがどう動いていくかが描かれています。
前回まででは小学生の頃からバレーボールにあこがれ、中学では人数がたりずバレー部になれなかった主人公の日向くんが地方大会でのちにライバルとなる影山くんと対戦して、高校からあこがれていた烏野高校バレー部に入り、
強豪校である青葉城西高校に負けてしまって悔しくてむせび泣きから立ち上がり、その宿敵である青葉城西高校に負けてしまったことを受け入れ、もう一度勝負を挑むために費やした東京での夏合宿。
そして宿敵青葉城西を倒して地方大会を勝ち上がり、もっとも強いといわれていた白鳥沢学園を破っていく試合。
強豪である全国大会である春高にむけて戦っていくシーンが描かれています。
ハイキューの良さは、作者の先生がバレーボールをやっていたこともあり、すぐには上手くならないというかジャンプ特有といえばいいのかわかりませんが魔法みたいなものではないのが良さのひとつだと思います。
日向くんと影山くんそれぞれがそれぞれの練習をして、それを烏野高校排球部に持ち帰り、それぞれの持ち場での結果につながるための過程もていねいに描かれていくんだなと思える作品です。