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TNK98のレビュー・評価・感想

PandoraHearts / パンドラハーツ
7

Pandora heartsを読んだ感想

この作品はアニメ放送をしていたヴァニタスの手記の作者である望月淳先生が描いた漫画です。
この作品の私のおすすめポイントは、とにかく絵がきれいで、イケメンやかわいいキャラクターがたくさんでてくることです。
望月淳先生は画集も出しており、白黒の絵のほかにカラーイラストも、得意としている漫画家さんです。
青色の使い方が特にきれいで、画集は何回見ても楽しむことができます。
Pandora heartsで1番おすすめしたいキャラクターは黒髪の天然パーマがトレードマークのギルバート・ナイトレイです。
彼は主人公であるオズ・ベザリウスの従者として生きるイケメンで高身長な青年です。
そのクールな見た目とは裏腹にヘタレであるという最高のギャップも持ち合わせています。
軽くネタバレになりますが、ギルバート・ナイトレイは女の子キャラクターと恋仲にならないので、夢女子としても押せますし、主人公のオズ・ベザリウスとの関係や昔の師匠であるザークシーズ・ブレイク、弟のヴィンセント・ナイトレイとの関係性に注目すると腐女子としても押せます。
ドラマCD化やアニメ化もしている作品なので、漫画以外を楽しみたいという方も必見です。

タワーリング・インフェルノ
9

タワーリング・インフェルノ

パニック映画の金字塔。
超高層ビルのオープニング・パーティーが始まろうとしていた。しかし地下室の配電盤から火花が出て燃え広がる。そんな中パーティーが始まった。政治家や町の名士たちが招待され、盛り上がる会場で会話が交わされる。ダンスに興じる人々、満面の笑み。
地下室では更に火勢が強まり始めた。会場ではビルのオーナーと義理の息子が険悪な状態で雲行きが怪しい。地下室では益々火の勢いが激しくなるばかり。ここでやっと異変に気付いたセキュリティの責任者が会場に知らせるのだが、知らせを無視しパーティーは続行された。
セキュリティの責任者が消防署に連絡、しかし時すでに遅し、もはや手が付けられる状況ではない。消防士たちの懸命の消化活動が始まり、パーティー会場もやっと気づいたがここまでくると最早手遅れ。火災の原因は義理の息子がピンハネをして工事費をケチったため。
映画は超大作、オールスター・キャスト、豪華絢爛、世界中で大ヒット。それにしても、人間はどうしてここまで愚かになれるのか不思議です。オーナーと義理の息子の関係も、ビルを設計した人も、愚か者ばかりがこの映画に出てきます。消防士の隊長が映画の中で言います。ビルを建てるときは私に相談しろと。作り方を教えてやるといういいセリフです。勇気ある消防士たちに脱帽。まさにヒーローです。

戦国BASARA4 / 戦国BASARA4 皇
8

戦国BASARA4皇の爽快感

戦国BASARA4皇は、それまでのシリーズ作の流れを一新した戦国BASARA4の補強バージョンです。
戦国武将たちがスタイリッシュに戦う英雄アクションゲームとしてナンバリングを重ねてきた戦国BASARAは、4でまったく新しいストーリーに進化しています。それまでの連続した世界観とは異なる、いわばパラレルワールドのような作品です。
ゲームの操作性や敵を一度に吹っ飛ばす爽快感、決め技のド派手でかっこいいアクションは今までと変わらず楽しいです。そのうえ、今作ではゲームの操作が苦手なユーザーも楽しめるように、簡単な操作で流れるようなアクションが見られます。PS4の性能を十分に生かした、綺麗なエフェクトと素早い動作は、ボタン連打しているだけでも飽きません。
また今作4皇では、4で初登場した足利義輝や京極マリアなど、強い武将たちが操作可能になりました。
特に、4で敵として対戦したときには絶望するほどの強さを誇った義輝を自分で操作できるのは、すごく楽しいです。もちろん敵として出てきたときのように、扱う武器をワンクリックでくるくる入れ替えることができます。
また、完全な人だと見えた義輝の内面や弱さが、彼のストーリーを進めることで見えてきます。
アクションの楽しさだけではなく、ほろっとするストーリーも見ものです。

悪魔のいけにえ / The Texas Chain Saw Massacre (1974 film)
9

日本人はあまり知らないのに知っている、伝説のホラー映画

「チェーンソーを持った殺人鬼といえば、『13日の金曜日』のジェイソン」というイメージを持つ方はいまだに多くいます。しかし、実はジェイソンがチェーンソーを武器として使用したことはありません。
チェーンソーを武器に人を襲うのは、本作の殺人鬼であるレザーフェイス。日本ではホラー好き以外にあまり知られていない印象がありますが、やはり映画の殺人鬼としては有名であるためにレザーフェイスとジェイソンが混同されたと推測されます。

「レザーフェイス」というこの殺人鬼の名称は彼の特徴であるマスクにあり、直訳すると「革顔」ですが、この革というのは人間の皮のことで、彼は手にかけた人間の皮を自分の顔を隠すマスクとして着用しています。
彼自身には知的障害があり、行動にも幼さが見えるあたりからも猟奇的犯行は彼単独の意思ではなく、彼の猟奇的な家族の指示であることが窺えます。この家族は人間や動物の肉体を嗅ぐためとしても使用しており、レザーフェイスのマスクもその一品でしかありません。

現実として、過去の猟奇的事件には人間の死体を使用して家具を作成していた「殺人鬼」と呼ばれる犯罪者がいて、この映画はそれがモデルになったと考えるファンも多いです。

レザーフェイスは非対称鬼ごっこ形式のホラーゲームDead by Daylightに殺人鬼側としてDLCプレイアブル化しているため「映画は見たことがないけど知っている」という方も多いようです。
後の多くの作品に多大な影響を与えた伝説のホラー映画として、1974年公開から時間の経った今でも視聴時には圧倒されます。