Mitolitty@Mitolitty

Mitolitty
Mitolitty
@Mitolitty
23 Articles
29 Reviews
0 Contributions
0 Likes
Mitolitty

はじめまして。Mitolittyです。 どうぞ宜しくお願い致します。

Mitolittyのレビュー・評価・感想 (2/2)

デビルズライン / Devils' Line
7

続編に期待

原作は1巻しか読んだことが無い状態でアニメを見ました。
異種族の男性と、大学生の女の子の恋愛ストーリですが、サスペンス・ミステリー・ホラーなど様々な要素が詰め込まれています。
出てくる登場人物に魅力があり、謎の多いストーリー展開に引き込まれました。
参加している声優陣もとても豪華で、主人公演じる松岡禎丞さんは、とにかく演技が上手いなと感心しました。エンディングの宮野真守さんの楽曲も素晴らしく、デビルズラインの世界観をとても良く現した名曲だと思います。

しかし肝心のアニメが、明らかに尺が足りておらず、主人公の生い立ちや、組織の謎など殆どの謎が解明しないまま1クールで終わってしまいました。おそらく続編が制作されると思いますが、視聴していた者としてはとてつもない物足りなさを感じました。また時々ある作画の乱れや、動きの粗さが少し気になりました。すごく良いシーンで絵が変だったりすると残念なので、もうちょっと気合入れて描いて欲しかったなと思いました。
それ以外は特に問題なく、アニメとしては良作に入る作品だと思います。かなり恋愛要素が強く、流血描写も多めなので、多少人を選ぶ要素はあると思いますが、色々な人に見て欲しい作品だと思いました。

Goose house / グース ハウス
10

シンガーソングライターたちによる七色の音楽

現在6名で活動中のグループです。といっても、常に6人で活動しているわけではありません。それは、メンバー全員がシンガーソングライターだから。全員が楽器をもち、全員が作曲や作詞をおこない、全員が歌います。だから、必ずしもメンバー全員がそろっている必要がないんです。
故に、彼らの名義の曲には、2~3人の小グループで歌っているものも多数存在します(この小グループは「ユニット」と呼んでいて、メンバー全員で行うライブのほかに、ユニットライブとよばれる箱ライブもたびたび開催されています。)。このため、メンバーの組み合わせによって、できる曲の色は無限大。新曲が出るたびに、あたらしい色を見せてくれます。
もうひとつの大きな特徴が、多数のカバーを発表していること。YouTubeで「Goose House」を検索すると、膨大な動画の数に驚くこと間違いなし。しかも一曲一曲のアレンジのレベルがとっても高い!気になった方は一度ご覧になってください。あなたの知っている曲が絶対にあります。
そして、動画を見ていただければ、彼らがいかに音楽を愛しているかが伝わってくると思います。「音」を「楽しむ」と書いて音楽、それを思い出させてくれるのがGoose Houseのパフォーマンスです。

GTO / ジーティーオー
9

やはりマンガはスカッとしないとね。寝る前に読むのは注意。興奮するから。

週刊少年マガジンで連載していた藤沢とおる先生の『湘南純愛組』というヤンキー系作品の主人公の1人である鬼塚英吉が主人公。主人公は勉強以外は無敵に近い。
タイトルを変えて作品は続いており、『GTO』『GTO14 SHONAN DAYS』を経て『GTOパラダイス・ロスト』が連載されている。

4流大学から私立の名門学校の先生になり、元ヤンキーならではの感性で、生徒が感じる社会の不満から生まれる学級崩壊、いじめ、学校の教師問題等を次々と爽快に解決していくストーリー。
現実ではとても真似できないマンガならではのストーリーだからこそ面白い。
必ずハッピーエンドに近いからモヤモヤしないのも良いところ。
ストーリーはテンポがよく、絵も綺麗なのでキャラクターも男性、女性も魅力的。当時の流行ったネタや細かい笑いもあり、お色気も多少あり。
また、湘南純愛組に登場していたキャラクターも数名でているのでそちらを読んでいた人は、前作の関係性が理解出来てるので懐かしさや愛着が沸くと思うし、楽しさも多少倍増すると思う。
リアリなストーリーを求める人にはあまりハマらないかも。
結構、名言もあり心に響く言葉があると思う。

PK
10

ボリウッド産鉄板コメディ!PK

インド映画、俗にいうボリウッドといえば、よくわからないタイミングで歌って踊りはじめ、結局ほとんどの時間歌って踊って、どの映画を見てもだいたい同じような展開、というのが今までのイメージでした。でもこのPKは、歌って踊るだけでは終わりません!
軽ーいタッチで描かれる意外と深い物語にいつのまにかのめり込んでしまいます。宇宙から地球の調査にやってきたら帰れなくなってしまった男と、大失恋を経験した地球人の女が、様々なかみ合わない会話を乗り越え、友情を育んでいく。
設定もかなりぶっ飛んでいますが、この宇宙からやってきた男が宇宙人目線で私たちに投げかけてくる疑問の数々がおもしろい。言われてみれば確かに…と思ってしまうけれど、明確には答えてあげられない疑問、それはつまり「常識」のこと。いつのまにかそういうふうに決まったからそのようにしている私たちの常識は、本当は時代とともに更新していかなければいけないのかもしれません。この映画で宇宙人の男が気にしている疑問は、主に世界の宗教についてですが、肩肘張らなくても大丈夫です。宗教にあまりなじみが無い人ほど、宇宙人目線の世界に共感できると思います。
コメディーでミュージカルで、主人公は宇宙人なのにそんな深いことまで考えさせられてしまう不思議な映画です。もちろん全力でハッピーエンド。仕事に疲れた夜に見るのにピッタリです。
ちなみに、宇宙人役を演じているアーミル・カーンさんはインドでは三大カーンと言われているほど人気のある俳優さんなんだそうです。おじさんだし宇宙人役なのに、バキバキに鍛えてます。インド人俳優の肉体美もこっそり見どころです。

リメンバー・ミー / Coco
9

リメンバー・ミ一は歌が繋ぐ家族の物語

歌手になりたい主人公は、家族に反対されて家出しようとして死者の国に行ってしまう。国はメキシコの田舎だ。
主人公の家は靴屋だ。元気の良い主人公の祖母、それに叔父や叔母、主人公の両親、そしてもう働けないけれどずっと靴屋の一族を見守るひいお婆ちゃんがいる。
ひいお婆ちゃんはもう殆ど誰かと意思疎通ができるような会話は無くなっている。
それでもみんなから愛されて大事にされている。
そんな真面目な靴屋の一族に生まれた主人公は歌が大好きだ。
実は主人公のひいひいお爺ちゃんも歌手だったらしいが、家族を捨ててそのまま家に帰って来なかった。
夢を追う男はいつの時代にも勝手気ままだが、残された家族はたまったものじゃない。
残された主人公のひいひいお婆ちゃんは靴屋になって家族を養った。それが靴屋の歴史の始まりだ。
そういった理由で靴屋の一族は歌を毛嫌いしていた。
主人公は、死者が家に帰ってくるとされる「死者の日」に家出して、死者の国に行ってひいひいお婆ちゃんやひいひいお爺ちゃんに会う。そして色々な悲しい誤解を知るのだ。
親や身内に反対されても、自分の好きな自分の信じる道に進もうとするのはいつの時代でも同じことだ。
だけどそれに伴って誤解が生じる。
でもそれも真心や愛情があってこそなのだということがよく分かる作品だと思った。