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9otasyuminのレビュー・評価・感想

Tame Impala / テーム・インパラ
10

10年代を代表するバンド Tame impala

Tame impalaはオーストラリア出身のサイケロックバンドである。フロントマンであるケヴィン・パーカーを中心に据え、世界中で活動をしている。そんな彼らは2010年代を代表するバンドといえるだろう。彼らのキャリアは大きく2つに分ける事ができる。4作のアルバムを発表している彼らだが、前半2作と後半2作ではがらりと異なるカラーを持っている。前半2作では1960年代のサイケデリックを彷彿とさせるようなサウンドが特徴であり、彼から発せられるハイトーンボイスはどこかにジョン・レノンを感じ、ノスタルジーに没入できる。後半2作では電子音を多彩に織り混ぜだクラブサウンドへと変貌を遂げた。21世紀の音楽シーンはロックやポップス一辺倒でなくラップやレゲエ、ハウスにテクノなど様々なジャンルが台頭しており、そんなシーンのなかにもこのアルバム達は溶け込む事が出来たのだ。それ故にとても広い客層から指示を得ている。ケヴィン・パーカーという男の引き出しの多さを感じずにはいられない。
そんな彼らの音源はサブスクや無料の動画サイトなどで聴くことができるので是非一聴してほしい。身も心も彼らの音楽に委ねることはとても容易に思う。

呪術廻戦 / Jujutsu Kaisen
9

躍動感と音楽のシンクロ「劇場版呪術廻戦0」

TVアニメのみ鑑賞の方は、主人公と同級生が出てこないですが。映画の主人公の彼は誰ですか。と思われるはずです。それもそのはず、本編の主役達が入学する前の話だからです。タイトル通り、1巻以前の0巻に掲載されている物語で、この物語があるからこそ今の物語に繋がるのです。見どころは、1年生達がそれぞれ背負っている過去や主人公の成長、いかに担当教師が強いかです。パンダの過去は明かされませんでしたが、どんな事にも協力して命を張ってくれたマキさんの実家事情、転入生である主役と似た境遇を持ち、だからこそ危険な目に遭わせないよう気を回してくれたトゲ君。常に生徒達の味方に立ち、厳しくも優しく指導する最強の先生。こんなにも仲間に恵まれた主役がいたでしょうか。少年漫画に必須であるバトルは必見で、とにかく勢いがあります。映像の切り替えが速いのはもちろんですが、挿入歌が良いです。疾走感と言うか解放感と言うか、キャラクターとシーンと楽曲が見事マッチしています。ラスボスと主役とのバトルは悲しい物語が組み込まれてますが面白いです。エンドロールも見逃せないところで、最初は静かな曲で始まり、途中から激しい曲に変わります。これが、一旦戦闘は収束したけれど、また新たな戦いが始まるという伏線だと感じさせます。

その着せ替え人形は恋をする
10

女性の美しさがつまった神作

モテなさそうな男子高校生と人気者でイケイケな女子高校生との恋の作品。
これだけを聴くとありふれた作品に思うかも知れません。しかし、この作品は一味も二味も違います。
五条くんは人形づくりの家で生まれ、人形にしか美しさを感じていませんでした。
美しいという表現も人形にしか使わない中々に変わった高校生です。
喜多川さんはイケイケギャルですがアニメ好きでコスプレ好きで、とあるきっかけで五条くんとコスプレに関わるようになるのですが、まぁ毎話ごとにセクシーなシーンが散りばめられています。
この喜多川さんが正直めちゃくちゃ可愛い。アニメ界ナンバーワンです、圧倒的に。
見た目が可愛いのはもちろんですが、人を見た目で判断するせずにきちんと芯を持っているところが、なかなか唯一無二です。
お互いに惹かれ合ってはいるものの恋に発展しないのがもどかしいのもこのアニメの特徴です。
ただし最終話の後半は畳み掛けるような喜多川さんの魅力と演出に終わってほしくないけど、最後を見たいとなりました。
そして、最後にこのアニメはなんといっても作画です。最近は綺麗なアニメも多いですが、この作品は喜多川さんの魅力もあって何倍にも美しく感じます。
単純な映像美の美しさと人間の美しさ両方が感じ取れる神作です。

清洲会議
5

話的にはあんまり

三谷幸喜の同名小説の映画化です。大泉洋とか、佐藤浩市とかオールスターキャストですごかったです。格好とか見た目とかもこだわってるだけあって、おおーと思う場面はありました。なんか、黒人の部下もいたらしく、それを出していたり、さすが歴史マニアという感じです。剛力彩芽さんもすごい化粧をしてるけど、結構似合っているなと思いました。でも、話は歴史的事実だし、最後に秀吉が勝つことはわかっているので、その点ではワクワクしませんでした。たしかに、策略ぽいところとあったし、そこはいいなと思いますが、まあ、やっぱりなという感じでした。さっき見た場面で予想がついたことがそのまま、起こるのが続きました。ほんとのこというと、佐藤さんが勝つのか、秀吉が勝つのかぎ、まだまだ接戦しているところで話をきっちゃって、歴史的事実はナレーション処理したほうがよかったかもしれません。三谷さんは、歴史が好きだし、会話も好きなので、彼はこの映画が楽しかったと思います。でも、やっぱり会議だけで、映画を持たすのは無理があったんじゃないかなと思いました。ビーチフラッグとか、動きのあるところも少しはあるけど、映画向きではなかったのかもしれません。