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9ellsbatdのレビュー・評価・感想

冴えない彼女の育て方
9

女性キャラ全員に惹かれる最強ラブコメ!

「冴えない彼女の育て方」は、魅力的な女性キャラクターたちが織りなす青春と創作活動の物語です。主人公・安芸倫也と共に、同人ゲーム制作を目指す彼女たちの姿は、視聴者に夢と感動と萌えを与えます。
女性キャラは一人ひとりがテンプレ属性を持ちながらも、それぞれに熱狂的なファンが大量にいるほど魅力的なキャラばかり。今回は3人だけの紹介にとどめますが、ぜひ全員の魅力を実際に観て堪能してください。

メインヒロインの加藤恵は、物静かで控えめながら、内に秘めた情熱と才能の持ち主。恵が成長して自信を獲得していく様子が物語を通じて繊細に描かれ、彼女と倫也の関係の進展は視聴者の心を掴みます。恵は見た目の美しさだけでなく、優しさ、謙虚さ、そして時に見せる強さによって、多くのファンを魅了しています。

霞ヶ丘詩羽は倫也たちの先輩にあたり、現役の売れっ子ライトノベル作家。また、彼らのゲーム制作プロジェクトの資金提供者でもあります。彼女は自由奔放でありながらも、ゲーム制作に対する真剣な姿勢を持つ才女。詩羽の鋭い洞察力と時に厳しくも愛情深いサポートは、プロジェクトを前進させる重要な役割を果たしているのです。最高の先輩キャラとして、視聴者の記憶に深く刻まれます。

澤村・スペンサー・英梨々は、作画を担当するキャラクター。外国人の血を引くハーフであり、主人公倫也の幼馴染です。彼女のツンデレ気質と時に見せる繊細な一面は、物語に彩りを加えます。英梨々は、自らの才能と情熱を作画を通じて表現し、倫也たちとの友情を深めていきます。

これらの女性キャラクターたちは、それぞれ異なる魅力と個性を持ち、物語に深みと多様性をもたらしています。彼女たちの関係性、成長、そして倫也との絆は、「冴えカノ」を単なるラブコメではなく、若者たちの創作活動と成長の物語へと昇華させているのです。
アニメと映画を通じて展開される彼女たちの物語は、視聴者に感動と共感を呼び、多くのファンに愛され続けています。
魅力的な女性キャラクターたちによって、視聴者は「冴えカノ」の世界に深く引き込まれるのです。

THE ORAL CIGARETTES / ジ・オーラル・シガレッツ
10

彼らにしか生み出せないダークな世界観

アニメやゲームなど、いくつものタイアップ曲を世に放ってきた彼らの魅力は、その独特の世界観です。
人気のあるバンドやミュージシャンの多くは、明るい曲調や歌詞で、『聴いた人に前を向いてもらう』ような曲が多い中、彼らの曲は、荒々しく激しいものや、物悲しさを感じさせる曲。怒りや悲しみをぶつける様な歌詞が多く、どちらかといえばネガティブな印象です。ですが同時に、一緒に苦しみに抗ってくれる様な力強さと頼もしさも感じます。それは他のミュージシャンとは違うTHE ORAL CIGARETTESにしか奏でられないものだと思います。そしてその独特な世界観は、アニメやテレビ番組、ゲームなどとのタイアップでも活かされています。
その中でも特にオススメしたい曲が、『狂乱Hey kids!!』です。アニメ『ノラガミ』とのタイアップを果たしたこの曲は2015年にリリースして、いまだに根強い人気を誇る代表曲と言ってもいいでしょう。YouTubeでもMVの再生回数が1億回を突破し、多くの人に好まれているのがうかがえます。初めて彼らの曲を聴いてみるという方に一番オススメしたい曲です。他にも多くの素晴らしい楽曲をリリースしているので、是非とも一度聴いていただきたいです。

テラフォーマーズ / TERRA FORMARS
8

シリアスな世界観で男性におすすめです。

人口が爆発的に増加し、食糧危機や土地不足に悩まされた人類が火星へ移住するという壮大な設定から物語ははじまります。
火星に住み着いた人型のゴキブリに対抗するため人類は、ほかの生物の能力を取り入れることによって戦います。
オオスズメバチや電気ウナギなどの異能力を駆使した火星での生き残りをかけた戦闘シーンは男子ならハラハラが止まらないはずです。
火星での大戦争の裏で起こる各国の陰謀や人類の裏切りなど読み応え抜群です。それぞれの戦闘シーンには古代エジプトの神話のセリフを引用した解説や最強能力の序列を決めるランキングがあったりなど男心をくすぐる要素が満載で本当に面白いです。
また、火星編のあとに行われる地球編では知能をもったゴキブリの登場によりさらに盛り上がりを見せるかと思いきやここで失速したように感じました。
今まで出てきたキャラの良さが新キャラによってつぶされてしまったように感じました。
そのせいあってか現在は休刊していますがそれを考慮してもreview8に値する面白さが感じられます。
キャラクターの絵も濃く自分にはとてもかっこよく感じました。全体的なストーリーの一貫性があり読み返す度にどんどんと浸かっていきます。
アニメ版もありますがマンガ版の絵柄は本当にかっこいいのでぜひ先にマンガ版を読んでみてください。
最後になりますが、少々グロイ場面もありますので苦手な方は気を付けてください。

憂国のモリアーティ / 憂モリ
9

今までに無い切り口

シャーロックホームズは世界中でよく知られている物語で主人公でもあり、その最大の摘はモリアーティ教授ということは良く知られている。ホームズ目線の漫画などは多く描かれていたが、この漫画は最大の敵であるモリアーティ教授をメインとしている漫画である。設定などは原作とは異なるが、なぜ犯罪を起こしているのかどのような生い立ちなのかが新しい世界観で描かれており、しかし彼の天才的な頭脳によって計画される犯罪の華麗さ、シャーロックとの頭脳戦は見ものである。
そして、彼以外の登場人物のキャラクターもしっかり個性があり次の展開に期待が湧き上がってくる。モラン大佐、アイリーン・アドラー、切り裂きジャック、レストレード警部、もちろんワトソン、マイクロフトとホームズ好きであれば必ず分かる登場人物もおり、驚くことにジェームズボンドも登場する。それぞれの関係性の新しい切り口に対してとても興味深い内容になっている。犯罪卿モリアーティとして描かれているため、重い内容のものもあるが、合間でほのぼのとした内容の話もあり、とてもバランスのとれた内容である。この作品は、サスペンスものの漫画が好きな方はもちろん、この新しい世界観へ興味を持つホームズ好きにもお薦めできる漫画である。

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

構想力、展開力が素晴らしく、感動的

人外の化け物と人類の戦いという構図から始まるお話ですが、それ自体はよくある設定です。そんな中で全世界1億冊売れているのは、とにかく構想が素晴らしいことに起因していると思います。
安易なパニック物、アクション物ではなく、一人ひとりの登場人物の背景が動作や言葉にしっかりと描写されており、作り込まれています。そのため考察要素もふんだんに盛り込まれていて、進撃の巨人という作品に読者を没頭させてくれます。
一巻読むごとにストーリー展開、謎の解明がされていくのですが、謎が解明されたあとに過去の巻を読むと、登場人物の何気ない一コマがじつはヒントになっていることに気付かされるなど、無駄なコマが一つもないように感じられます。
残酷さが際立つ作品ではありますが、少年漫画らしい熱さや人々の葛藤、最後には正義VS正義というテーマになり、今まさに起きている戦争のことを深く考えさせられます。
基本的にはシリアスな場面が多くはなりますが、急に入ってくるシュールなギャグも癖になりますね。
最後、納得しない方もおられるかもしれませんが、感動的で切ないエンドでした。何か他に方法はなかったのか、と私も登場人物同様に考えてしまいました。

Rich Brian
10

アジア人ラッパー!!

ここ数年、日本では変態紳士クラブ、rin音などhiphopの文化が流行しています。
一昔前はテレビにラッパーが出るなんてありえない時代でしたので、FNS歌謡祭やMステなど普通に出ていることに驚いています。
そんなhiphopですが、ルーツは多国籍な国アメリカ。
ざっくり説明すれば白人に差別されていた黒人が音楽で国に対する不満や差別についての現状を全世界に訴えかけたところからはじまります。
もちろん白人ラッパーもいて、今では物事に対する不平不満、考えてる事などをテーマにラップするラッパーがいます。
えー、前置きが長くなりましたが、今回紹介するラッパーはRich Brianですが、なんとインドネシアのラッパーです。
アジア圏のラッパーはアメリカのシーンだと馬鹿にされやすいんです。
例えば、猿の真似事や、ching chong(チンチョンはアメリカ人が聞いた中国語のイメージでアジア人は顔が似てるから全般的にアジア圏のラッパーなどが言われる差別用語)など言われます。差別から始まったのに笑。
最初の名前はrich chiggaだったんです。これは、china(アジア人を意味する)と黒人を差別する用語のniggaを掛け合わした"chigga"。名前もユーモアで自虐的な感じに最初釘付けになりました。
1999年生まれ、ラッパーだけでなく、お笑い芸人であるのも興味深いです。
ラッパーて言うとギャング、マフィアなど怖いイメージがありますが、見た目も特徴的な髪型(パイナップルみたい)で好青年て感じがします。
それでもラップをすれば英語でドスの効いた低い声でペラペラとこなす所がギャップで惚れてしまいます。
英語もYou Tubeでアメリカのラッパーdrakeのインタビュー動画をみて覚えたというのでやはり天才ているんだなとしみじみおもいます。
曲も音(トラック、ビート)も自分で作ってその上でラップするのでとてもクリエイティブな人物だなと憧れます。
そんなRich Brianですが、ついにSpotifyの hiphopランキング全世界視聴数第1位を獲りました。アジア人初の快挙です。これは、全アジア人にとっての希望ではないでしょうか?凄すぎます。
また、アジアのhiphop団体の"88rising"にも所属しており、なかでも、『midsummer madness』がオススメです。
個人的には、『glow like dad』が好きで儚いメロディーにリズム感のあるラップがとても心地よいです。
さらに、ダサい服にダサいサングラスをかけて(アメリカからしたら、アジアの人はダサい、遅れてると思う人もいるようです)超カッコいいラップをする事で全世界の人を惹きつけた曲といっても過言ではないです。
私自身もビート、トラックなどをつくるのですが、彼のパワフルな行動や実績を見てまだ自分もやれるなと活気づけさせてくれた人物です。
なんか、元気ないなぁや、最近の音楽に飽きてきたと感じてきたら、一度聴いてみてはいかがでしょうか??