8psono-shio@8psono-shio

8psono-shio
8psono-shio
@8psono-shio
2 Articles
3 Reviews
0 Contributions
0 Likes
8psono-shio

8psono-shioのレビュー・評価・感想

岡本真夜
9

心に沁みるラヴソングを歌う歌手

岡本真夜は1995年にデビューしたシンガーソングライターです。
デビュー曲の「TOMORROW」が大ヒットしてから、「FOREVER」や「Alone」などもヒットして、コンスタントに活動を続けています。
彼女の魅力は、人の背中を押してくれる詞と切ないラヴソングの詞にあると思います。この対照的な二つの傾向の楽曲があることが、岡本真夜の魅力でしょう。その幅の広い作風が多くのファンを惹きつけています。
彼女は声量には難がありますが、それを補ってあまりあるメロディセンスの良さがあります。そして詞が魅力的なのです。その好例としては初期の「Smile」が挙げられるでしょう。
この曲は、いろいろ嫌なことがあっても明るく笑顔で頑張ろうという会社員の女性が主人公で、若い女性たちへの応援歌と呼べるものです。こういう傾向の楽曲が彼女には多いのですが、中でも特にこの曲は詞もメロディもリズムも明るく、聴いているとやはり人はつらいことがあっても微笑むことが大切なのだと気付かせてくれます。
また岡本真夜は、石井聖子、相川七瀬、広末涼子、平原綾香等々多くのアーティストに曲を書いています。その中には石井聖子のために書いた「ANNIVERSARY」のようにセルフカバーしているものもあり、そちらもファンの間でよく知られています。
今後とも注目していきたいですね!

ジャン=ミシェル・バスキア
8

美術家ジュリアン・シュナーベルが夭折の画家ミシェル・バスキアに捧げた、監督デビュー作

『バスキア』は1996年に公開されたアメリカの伝記劇映画で、監督・共同製作・共同作曲はジュリアン・シュナーベルが務め、彼の監督デビュー作となりました。
本作は、米国のポストモダニストであり新表現派の美術家バスキアの生涯をベースに構成されています。バスキアはブルックリンに生まれ、自らの落書き風の画風を用いて画布の上にコラージュ様式の絵画を創出しました。ジェフリー・ライトがバスキアを演じ、 デヴィッド・ボウイがバスキアの友人で師でもあるアンディ・ウォーホルを演じています。
共演者には、痩せぎすのシュナーベルを演じたジェリー・オルドマン、詩人で美術批評家のルネ・リチャードを演じたマイケル・ウィンコット、ブルーノ・ビショップバーガーを演じたデニス・ホッパー、画廊主のマリー・ブーンを演じたパーカー・ポージー、嫌味なジャーナリストとしてクリストファー・ウォーケン、電気工にウィレム・デフォーらがいます。
米国の批評紙は、シュナーベルの描いたバスキアは「静謐でほとんど言葉を発しない存在である若い男ー自分の考えを滅多に口に出すことはなく、意識的に会話の話題を外そうとすることが多いー」であると述べています。「彼は夢見がちで、人当たりが良くて、瞑想的でもある。深い傷と怒りが眠っている」とも。

ウマ娘 プリティーダービー
7

噂のウマ娘で、こんなに感動するとは思わなかった

2021年4月にオンエアがスタートしたテレビアニメ、ウマ娘プリティダービーseason2。今作の主人公は、トウカイテイオーという少女(の見た目をした馬)だ。

日本ダービー直後すぐにケガをしてしまったトウカイテイオーは、次の大会までリハビリを続けることにし、トレーナーや仲間たちに支えられながら復帰を目指す。しかし、トウカイテイオーの主治医からドクターストップがかかってしまう。幼い頃から思い描いていた、無敗のウマ娘になるという夢がケガにより断たれてしまったトウカイテイオー。何度も挫けるが何度も立ち直り、とうとう三度目の骨折をして、主治医からも「もう走れないかもしれない」とまで言われてしまう。全力で走れなくなってしまったトウカイテイオーはレースに出ても勝つことはできないため、チームから脱退しようと決意するが、レースに戻りたいという思いは消せなかった。

そんな折、トウカイテイオーをそばで支えていたメジロマックイーンにも足のケガが見つかる。メジロマックイーンのケガは、走らなければ完治するが、走り続けたら歩くことも困難になるほどの重症だった。そんなメジロマックイーンにトウカイテイオーは「奇跡でもない限り治らない。自分が奇跡を起こしてみせる」と言い、有馬記念での復帰大会に出場。1年ぶりに出場した大会で見事1位になり、メジロマックイーンと共に走ることができるようになった。

1話から最終話を見た感想としては、ウマ娘でここまでハラハラさせられるとは思っていなかったし、感動することになるとは思ってもみなかった。