8gfenrir-666@8gfenrir-666

8gfenrir-666
8gfenrir-666
@8gfenrir-666
4 Articles
3 Reviews
0 Contributions
0 Likes
8gfenrir-666

8gfenrir-666のレビュー・評価・感想

ポルノグラフィティ / Porno Graffitti
8

ポルノグラフィティってどんなバンド?有名な曲やおすすめを紹介

ポルノグラフィティはボーカルの岡野昭仁、ギターの新藤晴一からなる、日本を代表するロックバンド。
オフィシャルファンクラブはlove up!で、会員はその名にちなんで「ラバッパー」と呼ばれています。

彼らの楽曲の魅力といえば、男性歌手でありながら女性のような甘く情熱的な感情を表現した歌詞。
彼らの代表曲『サウダージ』の冒頭は「私は私と はぐれる訳にはいかないから いつかまた逢いましょう その日までサヨナラ恋心よ」となっており、「僕」「俺」といった男性の一人称ではないのです。

これだけ見ると女性の切ない恋心を歌っているのかな?とも思いますが、ですがどうやらこれは女性目線の歌詞ではなく、女々しい男性の心情を表現しているらしいです。
そう考えるとかなり愛が重めですが、このことを知ってからもう1度歌詞を読んでみると、今までとは違った印象になるかもしれません。

「サウダージ」に限らず、少し暗めで妖しいラテン系のサウンドがエモくて素敵ですよね。
アップテンポな前奏も心躍ります。

他に有名な曲としては「アゲハ蝶」「アポロ」や、『鋼の錬金術師』のオープニングにもなった「メリッサ」、『名探偵コナン』の映画主題歌「オー!リバル」などがあります。

女性でもカラオケで歌いやすい音域になっているので、十八番として用意しておくといいかもしれませんね。

最後に私おすすめのポルノグラフィティの楽曲を紹介したいと思います。
それは「ジョバイロ」です。聴いたことのない人はぜひ聴いてみて下さい!

アルテ
8

大人になっても心の中のはつらつとした少女の部分を大切にできる

中世イタリアを舞台としたアルテという絵描きを目指す貴族の少女のお話。単行本の巻末後書き漫画を読むに、作者はしっかり時代考証をしているので、世界史好きな人にも楽しめる内容になっています。
現代社会より遥かに女性の生き方が限定されている中で、最初は気合、次第に愛嬌やしたたかさにより次々と障壁を打ち破っていく様子は読んでいて元気をもらえます!
また、他の登場人物についても、障壁に関して「そういうものだから」と受け入れたくましくやり過ごすアルテの母親や、アルテのように障壁を乗り越えていく力はないけど自分なりにできることをやっていこうとするダーチャなど、きっと誰かしらに共感できるはずです。
そして恋愛要素として、師匠であるレオに想いを寄せるようになるのですが、これも単なるラブストーリーに収まるものではないところが味わい深いです。女性絵師という異例中の異例である自分のことを認めてくれた大切な存在として慕い、でも表向きでは恋に溺れるのではなく師匠としてひそかに大切に思い続ける様子が、作品を通して終始描かれております。レオも昔の自分を想起させるアルテをどこか特別な存在とみているのでもどかしさ半分、でも明らかな恋愛というわけではないこの距離感を続けてほしいとも感じます。

ドリーム(2016年の映画)
9

逆境に負けない女性たちの逆転劇。

人種や性差別を実力で乗り越える強い女性たちの物語。強い意志を持った女性たちの、男性社会、白人社会への進出、逆転劇が見ていて気持ちいい。また、人類が初めて宇宙に行くという壮大な事柄に関わる人たちの努力に感動する映画。

ここからは見て感じたこと。

この映画を見て、まず言えることは、「先を行く人は凄い」ということ。常に先を見据え、新しいものや技術を生み出していく人、前人未到のことを成し遂げる人、誰も行ったことのないことを自ら進んで行う人、偉業を成し遂げる人たちは、とてつもない努力と時間をかけている。
また、自分の意思があって、自分を信じて進み続けられる人は強い。この映画に出てくる3人の女性は自分の意志があり、実力も兼ね備え、逆境に負けず、むしろ、環境を変えていく。信頼は待ってて得られるものではない。勝ち取るものである。

NASAに入れるほどの頭のいい人でも、小さなことを気にして足踏みする。でも、逆に言えば、その小さなことがそれほど大事で影響の大きいことだったってこと。それらがちっぽけでくだらないと知らせてくれたのは、この映画に出てくる女性を始め、おかしいと声を上げ、それだけでなく、きちんと実力を示し、それまでの常識や概念を覆してくれた人たちのおかげであり、そして、その実力ないし、声を認め、改善してくれた寛大で、優秀な人たちのおかげである。

性差別や人種、国籍差別を行うことがくだらないことであるということをこの映画を見てると感じる。

黒人差別の映画を見るたびに悲しくなるし、これが現実にあったんだと痛感させられる。白人ってだけで偉い、偉そうにするということに苛立ちを覚える。自分は偏見がないと思い込みながら平気で差別してる方がタチ悪い。

女だってどんな人種だって同じ人間である。
また、どんな物事にも多くの人が関わり汗水垂らして働いてることを忘れてはならない。

事実は小説より奇なり。
人種や性差別のお話にとどまらず、実際に宇宙に行くシーンでは、まるでフィクションかのような、ドキドキやハラハラも味わえる。少しでも計算が間違ってたら、1人の命が失われてたもしれない。

このレビューを見て、見ていない人は見たいと、見た人は「あーわかる」と共感していただければ幸いである。