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7bnakasakosakoのレビュー・評価・感想

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム / Spider-Man: No Way Home
7

全スパイダーマンファン感涙の集大成映画

米国では2021年、日本国内では2022年に公開されたMCUの世界観で描かれるスパイダーマンシリーズの3作目。
前作「ファー・フロム・ホーム」で全世界に正体がバレたピーター・パーカーが、ドクターストレンジに頼んで人々の記憶改善を図るも失敗し、その影響で並行世界からスパイダーマンに因縁を持つ者達を呼び寄せる事になってしまうのです。
本作はトム・ホランド版スパイダーマンの完結編であると共に、2022年以降に制作されたスパイダーマンシリーズの集大成も兼ねていて、並行世界=マルチバースを軸に歴代スパイダーマン映画に登場したヴィラン達がオリジナルキャストで再登場し、話題になりました。
映画公開までトビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィルドが演じる歴代スパイダーマンの参戦も伏せられたことで更に衝撃度を増し、歴代映画シリーズへのリスペクトに溢れた内容でスパイダーマンファン感涙の作品となりました。
本作を堪能するにはこれまでのスパイダーマン映画を全てチェックする必要があるので多少大変ですが、MCU自体世界観が連続しているので、マルチバース設定を用いたことで更に豪華になった印象でした。
また言い方こそ悪いものの、これまでのシリーズと比べて成長の機会があまりない印象だったトム版ピーターの成長ものとしても、役割を果たしていたともいえる作品だと感じました。

BLANKEY JET CITY / ブランキー・ジェット・シティ / BJC
10

日本のロックの観光地「BLANEY JET CITY」を訪ねて…

80年代に輝いた「BLANLEY JET CITY」という3人組バンドはご存じだろうか。剃刀のようにするどいギター音と、地を這うようなドラム、そして空間を作るベース。ロックを奏でるために生まれてきた3人の演奏は唯一無二の存在として光る。
何よりもボーカリストの浅井健一氏の詩的表現は、かの椎名林檎氏によって「歩く芸術」とも称されており、その独特な詩は聞くたびに刺さる。唄いあげるその声も心の琴線を揺さぶる歌声である。
1987年に結成されたBLANEY JET CITYは、
Vo/Gt. 浅井健一
Ba. 照井利幸
Dr. 中村達也
からなるスリーピースバンドで、そのバンド名は自分たちで作った物語が由来である。
ヴィジュアル系バンド・J-POPSが盛り上がっていた1980年代に、イカすバンド天国(1989年にTBSで放送されていたバンド紹介番組)で人気に火が付き、その後、1991年にミュージックステーションで全国メディア露出が始まると、日本で本物のロックをしている数少ないバンドとして音楽シーンをチェーンソーのように切り裂いた。
惜しまれながら2000年に解散するまで日本を代表とするロックバンドとして第一線で活躍していた。解散後、各メンバーはソロ活動や別のバンドで活躍しそれぞれの冒険を続けている。
BLANKEY JET CITY に影響されているバンドも多く、築いた街は、拡大して日本に本物のロックを届けている。

ワイルド・スピードX2 / 2 Fast 2 Furious
7

カーアクション洋画感想

2003年に公開されたカーアクション大作「ワイルドスピードシリーズ」の第2作目で、前作で警察官からお尋ね者になった主人公ブライアン・オコナーのその後が描かれます。
主なあらすじはマイアミで凄腕カーレーサーとして名を馳せていたブライアンはとうとう警官に見つかり連行されるも罪の帳消しの代わりに潜入捜査を言い渡され、幼馴染のローマン・ピアースを相棒に潜入捜査に加わるという流れになります。
ワイスピというと今ではすっかりスキンヘッドのマッチョマンが大暴れしている印象がありますが(笑)、初期の作品は登場する車を魅力的に描き、カーアクションや車の描写に力を入れている傾向があり、本作もそのあたりが強調されています。
本作ではブライアンの幼馴染のローマンとカーレースを取り仕切るテズ・パーカーらが初登場し、MEGAMAX以降の作品ではいつもコンビを組んでて、ローマンがギャグメーカー、テズは万能メカニックみたいに描写されていますが(これもある意味キャラ崩壊?笑)本作ではローマンが準主役で、テズがブライアン達のたまり場のオーナー的な感じで今のワイスピに慣れた目から見るとかえって新鮮かもしれません。
前延のように脳筋的な要素はまだ控えめで、シリアスなムードが漂った1作目とは対照的に陽風な作風となっていてそのあたりは見やすいと思います。
また、クライマックスで警官の目を欺くために実際に大量の車を導入するあたり、この時点でワイスピの無茶ぶりな作風が出ていたなと感じましたね(笑)。