スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム / Spider-Man: No Way Home

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(Spider-Man: No Way Home)とは、アメリカで人気のマーベルコミック『スパイダーマン』をベースとした、2021年公開のスーパーヒーロー映画である。
本作のスパイダーマン映画は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)製作作品としては3作品目となる。
前作『スパーダーマン:ファー・フロム・ホーム』で倒した敵・ミステリオにより、正体をばらされ世間を騒がせることとなったピーター(スパイダーマン)。周りの人間を混乱に巻き込んでしまい追い詰められたピーターは、何とかこの事態を解決するため友人のドクター・ストレンジに助けを求める。ストレンジは人々からスパイダーマンの正体に関する記憶を消し去るという禁断の魔術を使うが、その魔術の失敗によって多次元宇宙の扉が開いてしまい、ニューヨークの街に様々なヴィランが押し寄せて、街の人々に危機が迫る。
シリーズの集大成とも言える壮大な物語が描かれる本作は、日本のみならず世界中で大ヒットを記録した。

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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム / Spider-Man: No Way Home
7

全スパイダーマンファン感涙の集大成映画

米国では2021年、日本国内では2022年に公開されたMCUの世界観で描かれるスパイダーマンシリーズの3作目。
前作「ファー・フロム・ホーム」で全世界に正体がバレたピーター・パーカーが、ドクターストレンジに頼んで人々の記憶改善を図るも失敗し、その影響で並行世界からスパイダーマンに因縁を持つ者達を呼び寄せる事になってしまうのです。
本作はトム・ホランド版スパイダーマンの完結編であると共に、2022年以降に制作されたスパイダーマンシリーズの集大成も兼ねていて、並行世界=マルチバースを軸に歴代スパイダーマン映画に登場したヴィラン達がオリジナルキャストで再登場し、話題になりました。
映画公開までトビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィルドが演じる歴代スパイダーマンの参戦も伏せられたことで更に衝撃度を増し、歴代映画シリーズへのリスペクトに溢れた内容でスパイダーマンファン感涙の作品となりました。
本作を堪能するにはこれまでのスパイダーマン映画を全てチェックする必要があるので多少大変ですが、MCU自体世界観が連続しているので、マルチバース設定を用いたことで更に豪華になった印象でした。
また言い方こそ悪いものの、これまでのシリーズと比べて成長の機会があまりない印象だったトム版ピーターの成長ものとしても、役割を果たしていたともいえる作品だと感じました。