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6vharutamagoのレビュー・評価・感想

アバウト・ア・ボーイ / About a Boy
7

トニ・コレットさんが出ていた。

男の子の母親役の役者さんはトニ・コレットさんだったんですね。最初に見たときは気がつきませんでした。
トニさんは肝っ玉母ちゃんぽくもあり、普通の綺麗な人っていうより庶民的で、エキセントリックな雰囲気もあるから好きです。
本作でも、個性的な格好をして、ハンバーガーとかを食べない、子どもにとっちゃあ、ちょっと厄介な母親を演じています。
男の子くんは、母の趣味の服装を着せられているし、みんなから異質に見られていじめられています。
ちょっと泣き虫な感じもするけどいい子だなと思いました。
お母さんを愛しているし、お母さんの友達とかとの接し方を見ると、普通です。
やっぱ、子どもは残酷っていうか、異質と判断されると孤独になっちゃうんだなって感じです。
ヒュー・グラントも孤独な男の役で、子どももいないのにシングルファーザーのふりをして、シングルマザーをひっかけようとする、クソ男です。
でも、懐いてくる男の子をむげにできなったり優しい人でもあります。
それぞれ孤独を抱えている人が関わり合うことで変わっていく様子が描かれていて、すごく納得のいく話でした。
私もあまり人付き合いがいい方ではないのですが、一人も好きだけど、人との付き合いもしたいなと思わせてくれました。

ASIAN KUNG-FU GENERATION / アジアン・カンフー・ジェネレーション / アジカン
10

邦楽ロックの中でも異質な唯一無二のロックバンド

邦楽ロックと言ってもジャンルは多岐にわたり、それぞれのカラーを思ったバンドが数多存在する現代において唯一無二の魅力を持つバンドがASIAN KUNG-FU GENERATIONです。
何が唯一無二かというと、その独特な歌詞と、初めて聞いた曲でも「あ、アジカンの曲だ」とわかるVo.後藤正文、通称ゴッチの声と世界観です。
日本語の使い方や言い回しは独特で、言葉のセンスを感じる曲や日本語の美しさに気付かされる曲がたくさんあります。メンバー全員が作曲に携わることは多いですが、作詞はほぼVo.のゴッチによるものです。彼はソロのバンド活動に加え、政治や社会問題についても自分の意見を発信できる人で、コラムの連載や書籍の執筆も手がけています。なのでとても文章を書く才能に長けています。その才能がアジカンの楽曲における作詞にも色濃く影響していると思います。それがアジカンの独特の世界観を生み出していると言っても過言ではないです。
楽曲の歌詞の魅力は勿論ですが、ライブパフォーマンスも魅力のひとつです。
曲の世界観も相まってライブもアジカン独特の空気感があります。
一見おとなしそうなメンバーですが、それぞれ実は個性が強く、別なバンドでも活動をしていたり、料理本を出していたり。才能が多岐にわたるメンバーと軽妙な日本語使いのゴッチとの掛け合いはそのMCを聞きに行くだけでも十分楽しいと思います。
CDで聞くだけでは勿体無い、いろんな側面のアジカンを楽しめるバンドだと思います。