ASIAN KUNG-FU GENERATION / アジアン・カンフー・ジェネレーション / アジカン

ASIAN KUNG-FU GENERATION / アジアン・カンフー・ジェネレーション / アジカン

ASIAN KUNG-FU GENERATIONは、通称「アジカン」と呼ばれている、「邦ロック」を牽引する4人組ロックバンドである。メンバーは、ボーカル&ギターの後藤正文(ごとう まさふみ)、ギターの喜多建介(きた けんすけ)、ベースの山田貴洋(やまだ たかひろ)、ドラムの伊地知潔(いぢち きよし)の4人で構成されている。関東学院大学のけいおん学部にてはじまったとされており、メンバーはインテリであることも有名。
代表曲に『ソラニン』『それでは、また明日』などがある。またチャットモンチーの橋本絵莉子とコラボした『All right part2』はファンのなかでは人気が高い。
数々のアニメソングを歌っており、ファンの層もさまざまである。多くのロックバンドに影響を与えており、ロックバンドKANA-BOONも憧れの存在であると述べている。
FM802主催日ライブ「REQUESTAGE」ではトリを務めている。高いパフォーマンスと、独特の歌唱スタイルが、唯一無二の存在感を放っており、過去の曲を再収録する曲も多く、2018年リリースの名盤『サーフ ブンガク カマクラ』も2023年に新たに発表し、話題となった。

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ASIAN KUNG-FU GENERATION / アジアン・カンフー・ジェネレーション / アジカン
10

邦楽ロックの中でも異質な唯一無二のロックバンド

邦楽ロックと言ってもジャンルは多岐にわたり、それぞれのカラーを思ったバンドが数多存在する現代において唯一無二の魅力を持つバンドがASIAN KUNG-FU GENERATIONです。
何が唯一無二かというと、その独特な歌詞と、初めて聞いた曲でも「あ、アジカンの曲だ」とわかるVo.後藤正文、通称ゴッチの声と世界観です。
日本語の使い方や言い回しは独特で、言葉のセンスを感じる曲や日本語の美しさに気付かされる曲がたくさんあります。メンバー全員が作曲に携わることは多いですが、作詞はほぼVo.のゴッチによるものです。彼はソロのバンド活動に加え、政治や社会問題についても自分の意見を発信できる人で、コラムの連載や書籍の執筆も手がけています。なのでとても文章を書く才能に長けています。その才能がアジカンの楽曲における作詞にも色濃く影響していると思います。それがアジカンの独特の世界観を生み出していると言っても過言ではないです。
楽曲の歌詞の魅力は勿論ですが、ライブパフォーマンスも魅力のひとつです。
曲の世界観も相まってライブもアジカン独特の空気感があります。
一見おとなしそうなメンバーですが、それぞれ実は個性が強く、別なバンドでも活動をしていたり、料理本を出していたり。才能が多岐にわたるメンバーと軽妙な日本語使いのゴッチとの掛け合いはそのMCを聞きに行くだけでも十分楽しいと思います。
CDで聞くだけでは勿体無い、いろんな側面のアジカンを楽しめるバンドだと思います。