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5xmobooのレビュー・評価・感想

花は咲くか
10

ドラマ化もされたBLマンガの名作

広告代理店に勤務している桜井は、ワーカホリック気味のサラリーマン。もう中年であるとはいえ、もてないわけではないのに恋愛関係には身が入らず、マンションと会社を往復する日々を送っています。そんな桜井が、ささいなアクシデントから、水川蓉一という大学生に出会います。
水川は、大学生なのにもかかわらず、古い民家で下宿を営んでいました。水川は無愛想で可愛げのない態度でしたが、桜井は会社に行くにも便利な場所にある、その水川の家に度々訪れるようになります。
桜井はコミュニケーションが取りづらい水川を苦手と思いながらも、彼に少しずつ惹かれるようになり、他人にほとんど興味を示さない水川も桜井にはあからさまに興味を示します。

「これは恋なのか、何なのか」とぎくしゃくしながら近づいていく、桜井と水川のもどかしい関係。そして対人関係が上手く処理できない水川が、周囲の人に対して柔らかく対処できるようになっていくところも、読みどころです。画もとてもきれいです。
水川蓉一だけではなく、彼の下宿に住む仲間たちの家庭環境にも複雑な事情があり、それもまた物語に深みを添えています。

ワーカホリックな、ゲイというわけでもないリーマンと、大学生が出会って恋をする。あり得ないような舞台設定でありながら、とても説得力があるストーリーで、満足すること間違いなしのおすすめです。

鳩の撃退法
7

一度見ただけではわからない、好奇心をくすぐる映画「鳩の撃退法」

直木賞受賞作家・津田伸一(演:藤原竜也)が、行きつけのコーヒーショップで幸地秀吉(演:風間俊介)と出会い、「今度会ったらピーターパンの本を貸そう」と約束をして別れる。
しかし、その夜を境に幸地秀吉は家族と共に失踪。それから一か月後、津田の元に3000万円を超える大金が転がりこむ。
計3003万円のうち、3枚を財布にいれた津田伸一は、まず1万円を使うが、そのお金は偽札であることが判明する。警察・裏組織から狙われることになった津田伸一はなんとか裏組織側の人間にそのお金を返すことで、追跡から逃れることができた。
その後、バーにいた津田伸一のもとにある人物が訪ねてくる。訪ねた要件は「寄付していただいた3000万円について」。

津田伸一が受け取った、3003万円のうち、3000万円は本物のお金、3万円のみが偽札だった。
この大金を受け取った経緯を遡ると、3000万円は本屋の店主の妻が亡くなった時の保険金であることは想像にたやすかった。
では、この3万円は、どういった経緯で津田伸一のもとにやってきたのか。

終盤のこの伏線回収がたまらない。
1度目は伏線回収、2度目の視聴で全てが腑に落ちる。
好奇心の高い人にはおすすめ。役者も勢揃い、テンポよく楽しめる。

The Brow Beat
10

PENICILLINのHAKUEIがプロデュースする俳優・佐藤流司が結成したバンドプロジェクト

ミュージカル刀剣乱舞やライブスペクタクルNARUTOなど、2.5次元俳優として絶大な人気を誇り、多くの舞台や映画、ドラマなどにも出演する俳優の佐藤流司さん。 The Brow Beatはそんな佐藤流司さんがアーティスト「Ryuji」として結成、ボーカルをつとめ、2018年1月1日にデビューしたバンドプロジェクトです。デビューから5か月で日比谷野外大音楽堂での単独公演にも成功し、デビューアルバムはオリコン週間インディーズアルバムランキング1位を獲得し、その後にリリースした楽曲も次々1位を獲得するなど、人気はますます高まっています。 PENICILLINのHAKUEIさんがトータルプロデュースをしており、本格的なロックから軽快なサウンド、バラードまで様々な曲があるので、バンドでイメージするようなロックが苦手な人でも楽しめる曲があると思います。HAKUEIさんとのコラボ曲も多くあり、PENICILLINが好きな方にも是非聴いてほしいです。ライブもみんなで楽しめるノリのいい楽曲が多く、HAKUEIさんがゲストとして登場することが多くあります。みんなで騒げるライブですが、MCパートはほのぼのしたおもしろいトークが特徴です。