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5uazs61のレビュー・評価・感想

女王蜂 / QUEEN BEE (band) / Ziyoou-vachi
9

男女両性を醸すボーカル・薔薇園アヴ率いるロックバンド「女王蜂」

「女王蜂」はボーカルのアヴちゃんこと、薔薇園アヴをリーダーとする4人組のロックバンドです。2009年に結成され、メンバーのベースのやしちゃんとドラムのルリちゃん、そしてギターのひばりくんとともに、10年以上活躍しています。

「火炎」という曲は、YouTubeで公開されている「THE F1RST TAKE」や、アニメ『どろろ』のオープニングテーマとしても話題になりました。さらに、本当に「ボーカルのアヴちゃんの声なのか」と疑いたくなるほど、「火炎」では女性のようなハイトーンから男性的な低い声まで、幅広い歌声を披露していました。

またさまざまな人物が立ち上げ、よく話題に取り上げられる「オーディション企画」にアヴちゃんが参画し、2022年末「0年0組-アヴちゃんの教室-」と名づけられたスクール型オーディションが始動しました。

最もファンが意識する「女王蜂」の魅力は、やはりアヴちゃんとメンバーが作り出す類い稀なる世界観です。中毒性があるリズムやメロディ、1度聴いたら忘れられなくなる歌声が内包され、薔薇園アヴが魅せる、まさに「音楽」と言うにふさわしい楽曲の数々が築かれています。
全てが重なり合い奏でられる曲の勢いは、「そう簡単に止められないはず」と感じさせられるほど、ロックバンド「女王蜂」には魅力が備わっています。

スピッツ / Spitz
8

なんでシングルにしないの?という曲が多い。

スピッツといえば「空も飛べるはず」「ロビンソン」「チェリー」といった曲を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
もちろんこれらの曲は素晴らしく、幅広い層に愛されているからこそ名曲です。
どちらかというとポップで爽やかな印象の曲が知られていますが、時にはロックな一面もあり、隠れた名曲が多いのも彼らの特徴だと思います。

例えば「8823(ハヤブサ)」「みそか」「トビウオ」という曲はかなりテンポがよくロックチューンですが、Vo草野さんの軽やかな歌声が以外にもマッチしています。
ライブ映像などをみているとほとんど顔を歪ませず、高音域をサラッと歌い上げる感じです。
草野さんの横で1人暴れながらベースを演奏している田村さんも一見の価値あります(笑)

もったいないと思うことが、シングルで出せば「ロビンソン」「チェリー」に匹敵するようなヒットになったのではないかと思われる曲がアルバムにいくつか収録されていることです。
「夜を駆ける」という曲では駆け落ちする二人を思わせるような、歌詞とメロディーに惹き込まれます。
ロマンチックでありながらスリルのある世界を見事に表現しており、ファンの間では言わずと知れた名曲となっています。
こういった曲がアルバムにいくつも眠っているのです。

草野さんの歌詞は抽象的で一見するとどういう意味か分かりませんし、その真意が語られたことはありません。
聴く人が好きに捉えたらいいというスタンスのようです。
断定しないのがいいのだと思います。
それぞれ、好きな時に好きな情景を思い浮かべて、世界に浸ったり、落ちた気分を上げたりするために聴くのが、音楽の良さでもあります。

いろんな捉え方があっていい。それもまたスピッツの楽しみ方です。

インセプション / Inception
8

イケメンとアクション

この映画の主人公は夢の中に入り込むという特殊能力を持っています。その能力を使って相手のアイデアを盗みだすのが大筋ですが、主人公すらその能力に振り回され危険な状態になったりします。基本的にはアクション映画で映画の大半の時間は主人公が銃を撃たれたり転がったりガラスが割れたりするシーンです。ストーリが難解ですが見ごたえはあり、アクションのダイナミックさは他の映画に比べて軍を抜いているといえます。
主人公は最愛の妻を失っており自分の夢の中で、本当は死んだ妻と一緒の時間を過ごしているのですが、そのシーンが何とも言えない寂しさに共感できる私的一押しポイントです。内容もレベルの高いものですが、俳優陣もイケメンぞろいです。有名どころでいうとレオナルド・デカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=レブィットなどです。これだけでも見る価値があります。
渡辺謙さんの役は最初ラスボス的な雰囲気を醸し出しながら登場してきた割に、最後は1番足手まといになるというなかなかにふり幅が大きいですがそれを見事に演じ切っています。豪華な俳優陣、ダイナミックで躍動的なアクション映画、難解で考察が楽しいストーリ、家族を亡くした悲しみに共感できる人にはぜひともおすすめしたい映画です。

はじめの一歩 / Hajime no Ippo
9

強いってなんですか?

少年マガジンに掲載されている、主人公である幕内一歩のボクシング物語です。
優しすぎる性格が災いして高校生の時にいじめられており、たまたま出会った鷹村に助け?られて
物語が始まります。その時の一歩から鷹村への一言「強いってなんですか?」この言葉がこの作品のある種テーマであり、
一歩が進んでいく人生のキーワードになっています。
基本はボクシングの話をメインにしていますが、たまにあるギャグ回、シリアス回もあり読者を飽きさせない作りになっております。そしてメインである、試合の数々ですが、作者の森川ジョージ先生による白熱した試合の描写が凄まじいの一言です。
ページをめくるたびに完全に魅入って時間があっという間に過ぎてしまいます。
息を呑む展開「うわあどうなってしまうんだろう!!」と思わせて試合終了後には自分も燃え尽きた(笑)ようになるほど見ごたえ十分な作品です。また、たまーにギャグ試合があり、こちらは打って変わって大爆笑間違いなしの展開が待っておりこんなに感動的な描写もできるのにギャグも秀逸なんて作者の森川ジョージ先生の頭の中どうなってるんだろう(笑)と必ず思います。
ただ真骨頂はもちろん手に汗握る試合の数々なのでボクシングや熱いスポーツ漫画、ギャグ漫画が好きな方も大変満足して読める漫画だと思います。