5iruki@5iruki

5iruki
5iruki
@5iruki
2 Articles
4 Reviews
0 Contributions
0 Likes
5iruki

5irukiのレビュー・評価・感想

ねこまたとあさごはん
8

ねこと、とーちゃんと、おいしいごはん

現役を引退したおじさん、朝野宗一郎(あさの そういちろう)は、妻と飼い猫と一緒に、田舎でのんびり余生を暮らす筈だった。
しかし、田舎に引っ越して数年で愛する妻は旅立ってしまい、彼は1人寂しく過ごすことに。しかし、そこに元気いっぱいの猫又、「ニイ」が現れて、1にんと1匹の生活が始まる。
この漫画作品の目玉は、やはりなんと言っても、豊かでのんびりとした田舎での生活、そして、宗一郎こととーちゃんと、猫又のニイが毎朝食べる、様々な種類の美味しそうな朝食だ。
私は特に、2巻の自家製バターで作るじゃがバターの回がとても美味しそうで、思わずその後に、実際じゃがバターを作ってしまった程である。
可愛いニイの仕草にほっこりしたり、とーちゃんのかーちゃんとの思い出にしんみりしたり。また、猫を飼っている身としては、ニイの細かい仕草や習性が本当にリアルで、思わず、「わかる、わかる」と手を握ってしまう程。
猫が好きな人、自然豊かなスローライフに憧れている人、美味しい食べ物に目が無い人に特にオススメ。
長らくネットで連載していたが、最近になってようやく書籍化し、現在刊行されている単行本は2巻のみ。
これからの2人に期待する気持ちを込めて、評価は星8にした。

amazarashi / アマザラシ
8

寂しくなるあなたに

私はミュージシャンのamazarashiをオススメします!!
色んな事で悩んだりストレスを抱え込んでしまうこの生きにくい世の中に、少し背中を押してくれるそんな音楽を聞きたいあなたに是非聴いて欲しい。
曲全体的には、否定的だったり、この世界はクソッタレだみたいなネガティブになりそうな音楽だけど、そんな苦しい世界だからこそ、頑張ろうぜ!!、人生サイコー、恋愛サイコーみたいな上辺だけの言葉なんて全く無くて、辛い時にそっと隣で支えてくれて、落ち着いたら後ろからそっと背中を押してくれるような曲が多いです。
世の中綺麗事だらけじゃなくて、ちゃんと悪い部分、辛い現実を受け止めなくちゃなって思います!!
歌詞を見てみると、聞いた事ない言葉が多くてでも、その言葉がかっこよくて、例えば永久ってこれ普通えいきゅうって読むと思うけど、amazarashiはこれをとこしえって読んだり…沢山の言葉を学べて深い!!
曲の流れも小説のようにストーリーがあったり、歌い方も、まるで小説を読んでるような歌い方があったり面白い!!
友達とみんなでワイワイしてる時に聞く曲は少ないけど、1人で浸りたいときは是非amazarashiワールドにどっぷりつかって欲しいです。

メタルギアソリッド3 スネークイーター / METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER / MGS3
9

本格的なサバイバルゲーム

メタルギアソリッド3は2004年に発売されたKONAMI作品のプレイステーション2のソフトです。本格的なサバイバル要素を含んだ潜入ミッションのゲームで、私はこの作品にどハマりしました。ストーリーとしては、冷戦中の時代、アメリカでCIAに所属する主人公(コードネームはスネーク)が国の命令で、アメリカを裏切りソ連に亡命した最も愛する師匠、ザ・ボスを抹殺することでした。ザ・ボスに軍人としての全てを教わったスネークが軍人としての国への忠誠心と、師匠への愛情との間で葛藤しながらもジャングルや施設でのスニーキングミッションを進め、強敵とも対峙しながら愛国心を示して最後にはザ・ボスを殺すことに成功するのですが、ラストシーンのザ・ボスとの戦闘やムービーシーンは涙必須の感動的な場面です。ゲームとしてのシステムにサバイバルが組み込まれていて、体力を消耗した時には空腹になり、食べないと餓死してしまうため、ジャングルで自ら野生動物や果物などを探して捕食しながら生き延びるなど本格的な楽しみ方ができて、食べ物の美味しさによって快復度やスネークのセリフが変わるのが面白要素でした。操作性も構えて狙って撃つのがなかなか難しく、本物のサバゲーのような感覚で緊張感があったのが良かったです。

皇帝ペンギン ただいま
9

住む世界は違えど、地球上の生物は皆同じ。

極寒の地で生活する皇帝ペンギンの一生をドキュメンタリー形式で観られる映画です。
大自然が好きな人、動物が大好きな人には凄く感動する内容かと思います。
人間からしてみると、どうしてわざわざあんな凍え死にそうな場所で生活するのか考えられないですが、そんな土地で生きるからこそ、その土地に馴染んだ過ごし方をする素晴らしさ、そして、自然ならではの危険など、色んな角度からも感動しつつ楽しめました。そして、ペンギンと人間と、全く生活も環境も違うのですが、何故かペンギンのこの生活の場に自分がいたら…などと、考えるところもありました。
動物も子供に対する愛があること、人間界にも時々みられますが、我が子を捨てて自分のことしか考えないペンギンもいたり…。
今でこそ少なくはなりましたが、昭和時代を思い出すような我が子ではなくとも他人の子も危険から救い出すような勇敢な大人ペンギンもいれば、弱い子供強い子供と様々。
痛い目をみないと理解できない子供なんかがいると、本当に人間を見ているかのような気持ちにもなったりします。
住む世界は違えど、地球上に生きている全てがそれぞれに大変な思いもしつつ、愛を感じて日々勉強し、成長して生涯を終えるんだな。と、最後には心にジーンとくる内容の映画でした。