皇帝ペンギン ただいま

皇帝ペンギン ただいまのレビュー・評価・感想

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皇帝ペンギン ただいま
9

住む世界は違えど、地球上の生物は皆同じ。

極寒の地で生活する皇帝ペンギンの一生をドキュメンタリー形式で観られる映画です。
大自然が好きな人、動物が大好きな人には凄く感動する内容かと思います。
人間からしてみると、どうしてわざわざあんな凍え死にそうな場所で生活するのか考えられないですが、そんな土地で生きるからこそ、その土地に馴染んだ過ごし方をする素晴らしさ、そして、自然ならではの危険など、色んな角度からも感動しつつ楽しめました。そして、ペンギンと人間と、全く生活も環境も違うのですが、何故かペンギンのこの生活の場に自分がいたら…などと、考えるところもありました。
動物も子供に対する愛があること、人間界にも時々みられますが、我が子を捨てて自分のことしか考えないペンギンもいたり…。
今でこそ少なくはなりましたが、昭和時代を思い出すような我が子ではなくとも他人の子も危険から救い出すような勇敢な大人ペンギンもいれば、弱い子供強い子供と様々。
痛い目をみないと理解できない子供なんかがいると、本当に人間を見ているかのような気持ちにもなったりします。
住む世界は違えど、地球上に生きている全てがそれぞれに大変な思いもしつつ、愛を感じて日々勉強し、成長して生涯を終えるんだな。と、最後には心にジーンとくる内容の映画でした。