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1cyuzuki_1209のレビュー・評価・感想

博士の愛した数式
6

大袈裟な感動やどんでん返しが無く、気が付けば終わる2時間

2006年1月から上映開始。
小川洋子著の同名の小説からなる映画。

まず始めに皆さんにお伝えしたいのは、大ヒットした小説を実写で映画化することはとても難易度の高いものだということ。なぜなら、小説を読む読者が想像するイメージと、映画での表現に大きな違いがあれば読者を納得させることができないからだ。
その点において読者が絶対的に期待していたのは、何とも言い難い温かい空気感ではないだろうか。
本映画では、80分しか記憶が持たない博士と家政婦である杏子、その息子であるルート、普通では考えにくい彼ら三人のやり取りを日常的、かつ終始温かい雰囲気で描かれており、小説を知らない人はもちろん、小説の読者まで納得させられる内容に仕上がっている。

しかし、原作が好きだった読者目線で私が感じたのは、数学博士の異常さが物足りなかったということだ。自分の生活には無頓着であり、身体は痩せ細っていて、部屋はボロボロで服は数着しか持っていない。そんな博士だが、数学だけは世界的な雑誌の難問でも解いてしまう天才なのだ。
寺尾聰が演じる博士は、私がイメージしていたよりも風貌が整っているように見え、実生活に無頓着な博士と天才的な数学博士のギャップが小さく、登場人物が持つ魅力の立体感に欠けるような印象を持ってしまった。

トモダチゲーム
8

主人公なのに信じていいのかわからない…というというドキドキ感を味わえます。

主人公の片切友一。アルバイトも頑張っているし、友達にも恵まれている。読み始めた頃の彼の印象は努力家なごく普通の高校生という印象でした。彼がトモダチゲームに参加させられるまでは。
第1巻の最初のゲームから、主人公は頭の切れの良さがわかり、只者じゃないなというのが伝わってきます。ゲームを次々に進んでいくうちに、あれ…?と主人公の友一に対する読者からの印象が変わってきます。最初はしっかりしていて安心感のある主人公でしたが、ゲームが進んでいくにつれ、主人公は本当に信頼していいのか?本当に負けそうになっているのではないか?と読んでいて心配になってきます。この漫画に登場する他の登場人物も、友一に対して不信感を抱く場面が多々ありますが、その気持ちが十分に伝わってきます。それぞれのゲームの最後に主人公が影で動いていた内容が明らかになるのですが、そういうことだったのか…!といつも驚かされます。
この漫画は、あらゆる場面に伏線やヒントが隠されており、種明かしされた時にもう一度読み返したくなる、そんな漫画です。途中で主人公のことが信用できなくなるところもとても面白いです。登場人物の誰が仮面をかぶっている裏切り者なのかも予想しながら楽しめる作品です。頭脳戦の内容が好きな方におすすめします!

女王の花 / Joou no Hana
10

少女漫画でもあり、歴史ロマンスでもある切ない恋物語

何度も読み返した大好きな少女漫画の1つです。
亜国の姫でありながら冷遇されていた亜姫は、異国の人間として奴隷とされていた金髪碧眼の男の子、薄星と出会い、彼は亜姫に拾われます。
それから薄星は亜姫に永遠の忠誠を誓い、恋に落ちていきます。
しかし、亜国の第二王妃である土妃によって亜姫の母は殺され、亜姫たちは黄国に流されます。
この土妃が本当に嫌な女で、見ていてイライラしてしまいます。
最終的に亜姫は土妃と闘うことになるのですが、指揮官として戦を引っ張る亜姫と、ただの一歩兵として戦う薄星は身分が違いすぎます。
お互い想っているのに、一緒にいることはできない。
指揮官として、一国の姫として薄星への恋心を隠し続ける亜姫と、亜姫を守りたいのに、一緒にいたいのに近づけない薄星を見ていると本当に胸が痛くなります。
そしてまさかあんなに悲しい結末が待っているとは思いませんでした。
普通の女の子になりたかった亜姫は、その気持ちを一生隠しながら薄星のいない世界を女王として君臨することになります。
どう考えても二人が幸せになれたとは思えなくて、切なくて苦しくて読み終わった後は号泣してしまいました。
この漫画を読み終わった後は虚無感がすごいので覚悟を持って読んでください。

GENERATIONS from EXILE TRIBE / ジェネレーションズ・フロム・エグザイル・トライブ
10

GENERATIONSとは?結局EXILEなの?

【GENERATIONS from EXILE TRIBEとは】
LDH JAPANの事務所に所属している7人組ダンス&ボーカルグループです。

・メンバー
白濱亜嵐 片寄涼太 数原龍友 小森隼 佐野玲於 関口メンディー 中務裕太

【結局EXILEなの?】
よくGENERATIONSの話をすると、あ、EXILEねという方が多くいました。間違ってはないです。まず、事務所のLDHの中にグループがいくつもいます。EXILE EXILE THE SECOND 三代目 J SOUL BROTHERS GENERATIONSなどなど、、
簡単に説明すると、EXILEのメンバーがそれぞれのグループに数人所属しているグループが存在しているということです。GENERATIONSでいうと、白濱亜嵐、関口メンディー、このようにEXILE兼任メンバーがいることからどれがEXILEなのかわからないことが起こったりするのかもしれませんね。結論GENERATIONSはEXILEではなくEXILE兼任メンバーがいるということになります。
【GENERATIONSの魅力】
EXILEのイメージだと男らしい髭、日焼け、筋肉などのイメージを持たれている方がほとんどだと思います。しかしGENERATIONSには今までにない王子、貴族系イケメン芸能人ランキングにもランクインするくらいのメンバーがいるので是非チェックしてみてください。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ / Mobile Suit Gundam: Hathaway's Flash
8

ガンダムファン待望の映画

今回ご紹介するのはガンダムの「閃光のハサウェイ」です。
この作品は全3部作で構成されており、同じくガンダムの映画作品である「逆襲のシャア」続編となります。
実はこの作品は映像化されることは無いと公式で明言されていましたが、ファンの強い希望で映像化される運びとなりました。
あらすじは、「逆襲のシャア」で初登場したハサウェイ・ノアが主人公で、「マフティー」という組織が物語に大きく関わってきます。
「マフティー」の目的は腐った地球連邦を正し、地球から人々を移民させることです。これを実現させるため、ハサウェイは「マフティー・ナビーユ・エリン」を名乗り、「マフティー」のリーダーとして活躍します。
この「地球連邦を正し、地球移民をさせる」という目的は元々、ネオジオン総帥シャア・アズナブルが掲げていたもので、ハサウェイは「逆襲のシャア」の時にシャアと関わりがあり、その影響もあり、「マフティー」の目的にもなっています。
また、映像美にも要注目です!
ガンダムの映像作品は年々進化をしており、特に「閃光のハサウェイ」に関してはそれが著しく、特にモビルスーツ同士の戦闘シーンでは圧倒されること間違いなしです。
ガンダムを少しでも知っている人なら間違いなく楽しめる作品となっています!