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0cyukusa_kanaのレビュー・評価・感想

toconoma
10

爽やかなバンド

歌手のいないインストバンド。爽やかで、心和やかになるような曲調の作品が多いイメージ。
「聞いた時に風景の浮かぶような曲」と本人たちも言っているように、どの曲も自然風景を見ているときのような、爽やかで穏やかな心持ちにさせてくれる。また曲によっては都会のクールな夜景を浮かばせるような曲もあり、雰囲気をそのまま音にしたような印象の楽曲である。
曲数は多いが、どれも特徴的で違う雰囲気を持つ。どの曲元気な時に聞いてもテンションをあげてくれるし、落ち込んでいる時には元気にしてくれて、落ち着かない時には心を平穏にしてくれる。聞く人の心に寄り添いしみゆくバンドという印象。
カフェや美容院などのBGMに使われているのを聞くこともあるが、たしかに静かに日常に調和する軽やかな印象の曲が多く、BGMにぴったりである。

私が気に入ったのは「futurz」という曲。他の曲に比べ、賑やかでエレクトロニックな雰囲気が特徴的だ。MVもスタイリッシュで面白い。1度ライブに行ったことがあるが、意外とメンバーたちはラフに会話を楽しんでいて、ギャグ線も高く面白かった。バンドメンバーも皆おしゃれで和みやすく、フレンドリーで魅力的な印象であった。

はたらく細胞 / Cells at Work!
8

広がる世界

『はたらく細胞』について紹介。
作者は清水茜で、『月刊少年シリウス』(講談社)にて2015年3月号から2021年3月号まで連載された漫画。コミックスは全6巻(30話)である。

人の中で働く数十兆個の細胞を擬人化した物語で、体中を駆け巡る赤血球と細菌を退治する白血球を中心にした日常を描いている。2018年にはアニメが制作された。

以下、スピンオフ漫画である。
「はたらく細菌」清水茜(監修)、作画吉田はるゆき全7巻。
清水茜(監修)作画杉本萌の「はたらかない細胞」全5巻。
清水茜(監修)、原田重光(原作)、作画初嘉屋一生の「はたらく細胞BLACK」全8巻
清水茜(監修)、黒野カンナ(原作)、作画和泉みおの「はたらく細胞フレンド」全6巻
清水茜(監修)、柿原優子(原作)、作画ヤスの「はたらく血小板ちゃん」全4巻
作者杉本萌の「はたらけ!アニメ化見学」
清水茜(監修)、原田重光(原作)作画乙川灯の「はたらく細胞LADY」
清水茜(監修)、作画蟹江鉄史の「はたらく細胞WHITE」
清水茜(監修)、橋本カヱ(原作)作画次恒一の「はたらく細胞イリーガル」

また、著者時海結以、清水茜(原作)「小説はたらく細胞」、著者時海結以、清水茜(原作)「はたらく細胞」など、小説版もある。

傷から入る細菌との戦いから始まり、病に侵された体の中で細胞たちがどう動いているのか、体を守る為の白血球の活動が逆に体に痛みを与えてしまっていたなど、体の中で何が起こっているのかを漫画にする事で非常に分かりやすい。
BLACKでは現実世界でも見られる光景に辛い場面もあり、子供が怖がってしまったという声が上がるほど。

スピンオフ作品でまだ完結していないものもあり、その続きが楽しみである。
特に「イリーガル」は覚醒剤を扱っており、他の漫画では見たことがない脳に近い場所を扱っているので興味深い。

監獄学園 / プリズンスクール
9

人類の永遠なるテーマ!純愛vs性欲

女子高が共学化した一年目、入学してきた男子はたったの五人だった。彼らからしたらそこはもう、約束された楽園、だったはずなのに…いやノゾキをした彼らが普通に悪いんだが。
裏生徒会なる存在に捕まり、校内の監獄へ入れられてしまう。なんでそんな建物があるんだ!と思うが後々わかる。主人公は女の子とデートのために脱獄しようとして柵を弄し奮闘するが…そんなことよりもとにかくエロいです。
高すぎる画力による視覚的エロさ。監獄という状況が生み出す卑猥…いや単に登場人物がみんな変態なだけかも。とにかく、脱獄のアプローチも十分面白いのに、結局読者の脳内にはエロしか残らないというもったいなさ。つまり、くだらなさ過ぎて最高に笑える。
あ、あと男がもう一人出てきます、理事長です。変態です。女の子はみんな可愛いし、男子たちも時々、超カッコ良くなる。馬鹿なことでも真剣に立ち向かっていく人はカッコいい。
この物語は、愛する人のための戦いの最中に現れる、身のうちの欲望(性欲)との戦いこそが主題だと思われる。この葛藤に思春期の男子高校生が果敢に挑んでいく。何とも応援したくなるではないか。そして涙するだろう(笑いすぎて)。
脱獄してからも陰謀(性欲)渦巻く学園を生き抜く彼らの勇姿にご期待を。

東京卍リベンジャーズ / 東卍 / 東リベ / Tokyo Revengers / Tokyo卍Revengers / 東京リベンジャーズ
10

簡単には変えられない未来のために頑張る姿に目が離せません

中学時代の恋人ヒナが
東京卍會の抗争に巻き込まれて亡くなったことを知ったフリーターのタケミチは、
12年前の中学時代にタイムリープし、
ヒナが生きている未来に変えるために過去で奮闘する物語です。

不良とタイムリープ、面白い要素が2つ詰まっていますが、
それだけではなく、過去の問題を何度解決しても未来は思うように
変わらない部分に毎回ハラハラさせられます。
1つの問題を解決しても、それが逆効果だったり、まったく意味をなしてなかったり。

弱いタケミチが仲間やヒナのために
強い相手に思いっきり立ち向かう姿は応援したくなります。

東京卍會の総長であるマイキーは、天然でかわいい部分もありながら
喧嘩が強く仲間思いで、メンバーを仕切っている場面は迫力があります。
中学時代のマイキーを見ていると、現代でヒナのような一般人を
巻き込んだ抗争を起こすようにはまったく見えません。
ヒナが生きているかだけでなく、マイキーが未来でどう変わるのかも見どころです。

その他の東京卍會のメンバーであるドラケンや三ツ谷、千冬などのキャラクターも
それぞれ個性的でかっこよく、魅力的です。

涙なしでは見れないシーンも多く、次こそは救われてほしいと固唾をのんで
見ているとあっという間に1話が終わってしまいます。