ターミナル / The Terminal

ターミナル / The Terminal

『ターミナル』とはアメリカ合衆国で2004年6月に公開された、ロマンスおよびコメディー映画である。ある目的をもってアメリカ合衆国に入国するビクター・ナボルスキーだったが、母国でクーデターが起き国が消滅してしまう。無国籍状態となり入国ができなくなってしまった。それでも目的を達成するために、空港の乗り継ぎロビーでクーデターが終結することを待ち続ける。空港生活の中で国土安全保障省税関国境保護局との対立、キャビンアテンダントとの恋模様など様々なヒューマンドラマが描かれている作品である。

ターミナル / The Terminalのレビュー・評価・感想

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ターミナル / The Terminal
9

ターミナル(映画)の感想

今回はトム・ハンクス主演の映画「ターミナル」についてレビューを投稿させて頂きます。
この映画は、東ヨーロッパ付近にある架空の国「クラコウジア」からアメリカに旅行に来た男が飛行機が出発した直後に祖国でクーデターが起こってしまい、国自体が事実上消滅したことによって国際線乗り継ぎロビーに足止めを食らう所から物語が始まります。
海外旅行に行った事がある方なら分かると思いますが、言語が通じない国で自分一人しかいないというのはとても不安ですよね。
そんな中主人公は空港の職員から「あなたの国は消滅しました。なので入国出来ません。」と言われてしまいました。そのような時我々英語が理解出来ない人はどのような行動をするでしょうか?映画内の主人公はニヤニヤしながら「イエス!イエス!」ととにかくコミュニケーションを取ろうとします(笑)その時、私ももし同じ立場だったとしたら絶対に同じ行動を取ってしまうなと思いました。その後、主人公はアメリカに入る事も出来ず、もちろんクーデター中の自国に戻ることも出来ないので空港の乗り継ぎロビーに食事のクーポン券を数枚渡され一人取り残されてしまいます。何をすればいいかとフラフラしていた矢先、ニュース番組を映しているテレビが目に入りました。そこで初めて自分の国でクーデターが起こっている事に主人公は気づき、自分の今の状況を理解するのですがその気づいた瞬間のトム・ハンクスの表情がなんとも言えない絶妙な演技でそれを見た瞬間に泣きそうになってしまいました。
その後主人公は空港で暮らす為に色々な術を身につけていき、また恋もします。それがまた泣けるだけではなくとても愉快で見ていてとても楽しい気分になります。
皆様も是非映画「ターミナル」を御覧ください。

ターミナル / The Terminal
9

トムハンクスが贈る、不思議で面白いストーリー

この映画は、トムハンクスが贈るちょっと不思議で、もしかしたらありえるかもの思えるような物語です。舞台となるのはジョン・F・ケネディー空港です。この空港は、多くに入国者で溢れかえり、多くの職員たちが入国審査に対応しています。主人公となるビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)の母国のクラコウジアにてクーデター他起こったため、パスポートが無効となり、ビクターが入国できなくなってしまったことから始まります。国際警備局であるディクソンがビクターに向けてそのことをビクターに説明するのですが、英語がわからないビクターにとっては全く通じませんでした。入国を拒否され、自国に戻る予讃もなかったビクターは、飛行機の乗り換え口に入ることは許されますが、外に出ることはできません。そこで、空港内での生活を余儀なくされます。やがて、ロビーに設置されているテレビを見てビクターはクラコウジアのクーデターを知ることとなります。すでにお金に困り始めていたビクターでしたが、ロビーに放置されたカートを片付けるとデポジットとして25セント戻っていることに気づき、そのことを利用してお金を稼ぎハンバーガーが食べられる程度の食生活が遅れるようになります。なかなか本格的な仕事を見つけられないビクターでしたが、ある日、気まぐれで拘置中の壁を塗ったビクターはその腕を見込まれて、空港ロビー内での工事現場での仕事をもらいます。ビクターはロビーで転んだ客室乗務員であるアメリアと知り合いになります。その後、電話口にて喧嘩するアメリアを見つけて、ビクターはアマリアに対してハンカチを渡します。アメリアは空港外の食事にビクターを探すのですが、ビクターは空港を出られないという切ない結末です。
アメリアが戻ってくる日に、ビクターの友人たちの協力で、ビクターは偶然を装ってアメリアと会い、食事に誘います。空港の展望デッキで食事をするために、友人たちがウェイターを務めてくれるのです。二人はアメリアが帰国した際に再会を約束するのです。その後アメリアは帰国しますが、ビクターは、自分が作った噴水をアメリアに見せます。そのご、ビクターとアメリアはキスをするのです。

ターミナル / The Terminal
8

何度見ても飽きない

小さい頃に見た事がある映画ですが、ある程度歳を重ねてから再度見ても面白かったです。
簡単な内容を申し上げますと、法律の穴にはまってしまい、空港から抜け出せない不運な男の脱出劇です。
私がもし空港で同じような状況になった時は、どうする事もできません。主人公も同様に最初は全く言語も通じず、どうする事もできませんでしたが、空港で生活する術を見つけて上手いこと乗り切ろうとする行動力には驚きましたし、言語が通じなくても人柄の良さから周りの人に気に入られて、たくさんの人から手助けしてもらえるようになっていく姿はとても感動的でした。
私自身、もともと前例のないことをするのが怖いうえに、現在のように未来の予測ができずに何をすれば良いか分からない時代において、とても背中を押してくれる作品になりました。主人公の行動力とポジティブさを分けてほしい気持ちになる度にこの作品を見ているので、何度も見ました。何度見ても飽きないのです。行動する力と、言語が通じなくても人柄の良さでどんな困難な場面も乗り切れる主人公の姿は、どんな人でも学ぶ事が多い作品です。
元気になりたい方、未知の世界で先も見えないなか行動を起こすことが怖いと思っている方には本当におススメの作品です。

ターミナル / The Terminal
10

空港を舞台にした心温まるヒューマンドラマ

巨匠であるスティーブン・スピルバーグと、名優のトム・ハンクスのタッグで製作されたこの映画は、アメリカはジョン・F・ケネディ空港を舞台に描かれたヒューマンドラマです。

トム・ハンクスが演じるナボルスキーは父親とのある「約束」のためにニューヨークへ降り立った、東ヨーロッパの小国であるクラコウジア出身の中年男性。しかし、ナボルスキーが知らない間に祖国ではクーデターが起こり、事実上クラコウジア政府は消滅。彼のパスポートが無効状態となってしまったため、出国しようにも止められる始末....。そのためナボルスキーは空港のターミナルで生活することを決意する。
当初、空港職員からは不思議な目で見られていたナボルスキーであるが、彼の人柄を表すある「事件」以降、彼らのナボルスキーに対する対応が好意的になり、一躍ナボルスキーは空港の人気者となる。機内食サービスのエンリケや、ある過去をかかえる清掃員のグプタとの友情、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ演じるユナイテッド航空のフライトアテンダントのアメリア・ウォーレンとの恋愛など、ナボルスキーを取り巻く人たちとその温かい人間関係が描かれています。また彼がどのように空港生活をしていくのか、しゃべれなかった英語がどんどん上達していく様子も注目したい作品です。