オデッセイ / The Martian

オデッセイ / The Martianのレビュー・評価・感想

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オデッセイ / The Martian
9

とにかく前向き!

火星に独り取り残された宇宙飛行士ワトニー。水もない、食料もない、助けも期待できない。ただ火星に独り。普通は、絶望しかない状況です。私なら発狂します。
ところがこのワトニーは、そうはならないんです。むしろ前向き。究極の前向き。信じられない!!

植物学者であった知識をフルに使い、火星で食料にするイモを作り始めます。水もないから、水素を燃やして水をも作る。その際爆発を起こしても「自分の吐く二酸化炭素を計算に入れるのを忘れてた。」と淡々と動じません。自分を置いて地球へと帰ってしまったクルーの糞尿をも利用し、たくましいことこの上ない。
見事、火星産のイモを収穫し、「植民地と言うのは、上陸した土地に食料のための植物を植えることで植民地になる。だから僕は火星を植民地したことになる。」とまで言ってのけます。

彼の悩みは、火星で自分好みの音楽が聞けないこと。
彼に残された唯一の音楽は、船長のPCに入っていた70年代ディスコ・ミュージック。
「今世紀の音楽はないんですか?」「最低だ」などとワトニーにぼやかれていますが、この作品中に流れる70年代ポップスがまた懐かしくていい!

絶望しかない状況のハズなのに、このワトニーを見ていると、何度も吹き出しちゃう!笑えてしまうんです!自分の日常の悩みや、もうどうにもならないと思っていることなど、実は小さいことかもしれないと思えて、観て元気になれる映画だと思います。
元気になりたい方にも、気軽に楽しみたい方にも、ぜひお勧めです♪

オデッセイ / The Martian
9

火星よ、僕の植物学パワーを思い知るがいい!

火星探査に来ていたチームの一員マーク・ワトニーは植物学者。土壌を採取するために火星に来ている。突然嵐の規模が急激に増大した。船長は基地の放棄を決意するが、離脱ロケットに向かう途中にワトニーは飛んできた物体がぶつかり行方不明になってしまう。限界の状況でワトニーを残してロケットを上昇させる命令を下す船長。
だがワトニーは生きていた。基地に戻って怪我の処置したワトニー。食料を計算してみると、隊員分は余裕を見て備蓄しているがそれでも次回の火星探査線が来るまでの4年には到底間に合わない。しかし彼はくじけなかった。基地内を隅々まで家捜しした時、冷凍ジャガイモを見つける。幸いにして植物学者であるワトニー。これでジャガイモを栽培しようと考える。必要なのは上質な土、水。土は基地の外に山ほどある。問題は栽培に適しているかどうか。そこで思いついたのが人糞。隊員皆の排泄物を取り出し水でこね、鼻が曲がりそうになりながらジャガイモと共に基地内に敷いた土に埋め込む。水も脱出ロケットから取り出した燃料から化学反応で確保できた。これで4年分の食料は何とか確保できそうだ。
次は地球との通信手段。これも以前に火星に到達していたローバーを発掘、改良して事なきを得る。その後、基地の機密漏れ、食料の枯渇、食料の輸送の失敗と中国の救いの手、さまざまな要因をクリアしてワトニーは地球への帰還を果たす。