ターミネーター2 / Terminator 2: Judgment Day / T2

ターミネーター2 / Terminator 2: Judgment Day / T2

大ヒットを記録したジェームズ・キャメロン監督のSFアクション大作「ターミネーター」の続編。核戦争後の西暦2029年、抵抗する人類の指導者コナーの母親暗殺に失敗した機械軍は、1994年の過去の世界に新型ターミネーターを送り込み、少年時代のコナーを抹殺しようとする。前作で「史上最強の悪役」としてスクリーンに登場したアーノルド・シュワルツェネッガーが、今度は少年時代のコナーを助けるヒーローとなる。

ターミネーター2 / Terminator 2: Judgment Day / T2のレビュー・評価・感想

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ターミネーター2 / Terminator 2: Judgment Day / T2
10

映画の世界に革命起こした超名作

現代の映画技術において、絶対不可欠といえるコンピューターグラフィックスやVFX。
それが初めてそして世界中の人々に映画の価値観を一変させ、映画関係者に技術の大転換を起こさせた時代の証人的作品こそが、ターミーネーター2。
(ここからはネタバレも含む)

核戦争で世界は荒廃し、自律殺人ロボットと人類を監視するスカイネットにより人類滅亡の危機に瀕した未来。
その世界を変えようとする人類の希望、ジョン・コナー抹殺のために送り込まれた殺人機械。
その名はT-1000。T-1000の水を思わせる変形シーンには世界中の人々が驚嘆した。
ジョンを守るT-800役のアーノルド・シュワルツェネッガーと、T-1000との大迫力のバトルにもCG技術がふんだんに使用され、映画でクライマックスであるバトルシーンの概念も変えてしまった。

近未来やSF作品は今まで相当な時間と労力がかかったが、ターミネーター2でCG技術が誕生し、必要不可欠になった現代の映画。
その始祖的作品を見れば、30年前の作品にもかかわらず、現代でも色褪せない素晴らしさを体験できる。

ターミネーター2 / Terminator 2: Judgment Day / T2
10

アクション映画だがヒューマンドラマや家族愛に注目

SF映画の金字塔「ターミネーター」のシリーズ2作品目。前回の敵ターミネーター(T-800)が味方となり新型ターミネーター(T-1000)からジョン・コナーを守りぬくストーリー。シュワルツェネッガーらしい迫力のあるアクションとシリーズおなじみのカーチェイスシーンからは目を離せない。トラックとバイク、セダン車とTー1000、タンク車と軽トラック、前半、中盤、後半とそれぞれで発生するチェイスは本作品だからこそ表現できる迫力のシーン。アクション映画としてのジャンルだが、本作の中に表現される家族愛があるからこそただのアクション映画で終わらない。母と子、ターミネーターとジョン・コナーの疑似親子のような関係、機械と人間、その表現があるからこそ、ラストシーンで涙を流す人が多い作品だと感じる。アクションとヒューマンドラマのバランスが取れているので、何回見てもジェットコースターのようにあっという間に楽しく視聴できる。
シリーズの人気を不動のものにした作品だが、その理由は派手なアクションだけでなく1作目から続くヒューマンドラマがあるかにほかならない。それによって今作が引き立ち、何度も続編やリブート作品を生むきっかけとなる。最後まで楽しめるエンターテインメント作品なので、いろんな世代の方と楽しんでもらいたい。

ターミネーター2 / Terminator 2: Judgment Day / T2
10

名セリフだらけの不朽の名作

シリーズ物で1より2が大成功した数少ない作品の一つだろう。
それにより、あまりにも2が有名になりすぎた為1を見てないで2をいきなり見る人が数多くいるようだ。
だが、それでは2の良さを最大限に実感出来ないだろう。

前作の1ではターミネーターが強敵というポジションに立っていた。歩き方も動作も見た目も全てが不気味で圧倒的に強い。
そんなターミネーターに立ち向かうサラという女性がいた。
彼女は2でも出てくるのだが、1と変わっているところがある。
それは子供が出来て母親になったという点だ。

将来的に未来は機械が発達してしまい、ターミネーターと人類が激しい戦闘を繰り広げてしまう審判の日というのが来る。
それを唯一知っているのがサラだった。
そして、未来で人類側のリーダーに立つ人間こそがサラの息子のジョンだった。

未来のターミネーターは人類側のリーダーであるジョンを暗殺すべく過去にT1000というターミネーターを送り込む。
そして過去のジョンを守るべくして未来のジョンは過去にT800というターミネーターを送り込む。
そこから物語は進んでいく。

先にも述べた通り、サラは前作でターミネーターの恐ろしさを知っているため、初めて2でT800に出会した時に恐怖のあまり逃げ出してしまう。
T800は見た目は普通に人間なので、1を見ていない人はなぜサラがあそこまで怯えていたのか分からないだろう。
だが、今回のターミネーターは息子のジョンを守ることに達した強い味方である。
この前作との対比が一番の見どころだと思う。

また、未来のターミネーターが送り込んだT1000がT800よりも圧倒的に強い。
これがまたハラハラする展開の一つでもある。
そして誰もが知っているラストの溶解炉に親指を立てながら沈んでいくシーン。どうしてああなるのか、ぜひその目で見て確かめてほしい。

ターミネーター2 / Terminator 2: Judgment Day / T2
7

SFアクション洋画感想

1991年に公開されたアーノルド・シュワルツェネッガー主演のSFアクション映画の金字塔「ターミネーター」シリーズの第2作で、シリーズ中もっとも有名かつ最高傑作と謡われている作品となっています。
前作におけるサラ・コナーとターミネーターとの死闘から10年、未来でスカイネットの脅威となるサラの息子ジョンを抹殺するため新たなターミネーターが送り込まれる中、かつてサラを苦しめたTー800の同型が新たにジョンを守る使命を帯びて現れ壮絶な死闘が展開されるストーリーとなっています。
公開後、度々地上波放送に恵まれ、また、多数の作品でもパロディネタにされているなど、ある意味第1作よりもメジャーな存在として知られる本作ではシュワちゃん演じるTー800が前作から一転、頼もしい味方として登場し、敵側のターミネーターが液体金属など特殊な合金で出来ている性能で勝る刺客と戦うというその後のシリーズでもお馴染みの攻勢が本作から始まった事からも影響が伺えます。
惜しむらくは本作があまりにも完成度が高すぎて、その後何を作っても「2」を超えられないというある意味シリーズのハードルを上げすぎた感は否めませんでした。
とはいえ、ラストでジョンとの友情が芽生えながらも自分は存在してはいけないため溶鉱炉に沈んで別れを告げるTー800の姿は何度見ても感動できますね。

ターミネーター2 / Terminator 2: Judgment Day / T2
9

アクションあり涙ありの良作品

初めて見た洋画の作品で幼少期にボロボロ泣いた記憶があり、その記憶をもとに作品を探し大人になってみたがこの年でも涙してしまった。年齢を重ねても楽しめる作品としてとても素晴らしい作品と思いました。
前作でサラコナーを追い詰めたT-800型よりも強い液体金属のT-1000型の圧倒的な強さとその冷徹さに恐怖を覚えました。変幻自在のT-1000型に立ち向かうジョンコナーとサラコナーとT-800の激闘はハラハラしながらもを熱くなりました。2人と1機の旅で学習していくT-800とジョンコナーのやり取りはとても良くジョンコナーを守るために手段を択ばないT-800に対し人間の常識を教えていきそれを学習し少しずつ人間に近づいていく過程は機械と人間の友情のようなものを感じました。最後満身創痍のなかT-1000型を倒した後また蘇ってくるんじゃないかとハラハラしました。
T-1000型を倒しこれでハッピーエンドだと思った矢先共に戦ったT-800型が自分が生き残ることはできずここでスカイネットに繋がる物を絶たないと行かないと自身の中にあるメモリーを消去し自身の存在も消す為に溶鉱炉に沈んでいく姿は本当に感動して涙が止まりませんでした。
今なお語りつながる名作としてとても好きな作品です。

ターミネーター2 / Terminator 2: Judgment Day / T2
9

かわいそう!

とても面白かったです。機械と人間の戦い第2弾で、新しい敵ターミネーターがとてもおそろしいです。おそろしいといえば、子供が殺されてしまうと思い、暴走してしまう母、サラ・コナー。彼女のしたことは許されないけど、まあ、子を持つ親としてわからなくもない話です。でも、あの黒人の技術者?はほんと悲惨な人です。さらに命を狙われて、肩を撃たれて、おざなりな治療をされて、お前がターミネーターを作ったからだと責められて、会社に一緒に侵入させられてら警察の足止めに爆死って!なんてかわいそうな人でしょう。サラもT800も、もっと彼を守れと思いました。話はあまりおぼえていませんでしたが、こうしてみると、サラはいろいろ殺してるなという感じです。あとやっぱり、T800が溶解炉に沈むところは泣けましたね。自分にもチップが入ってるからと人類のために沈むシュワちゃん。彼が悪いわけではないですし、どうせ私は機械ですからみたいなのが余計に悲しいです。敵のターミネーターはあんなに怖く、なんか溶けて攻撃避けるし、最新型だったのに、シュワちゃんはちょとと古臭い感じで、そこもまたせつなげでした。エドワード・ファーロングくんのかわいらしさも相待って、少年とロボットの友情物語という面でもいい作品だと思います。