ターミネーター2 / Terminator 2: Judgment Day / T2

ターミネーター2 / Terminator 2: Judgment Day / T2

大ヒットを記録したジェームズ・キャメロン監督のSFアクション大作「ターミネーター」の続編。核戦争後の西暦2029年、抵抗する人類の指導者コナーの母親暗殺に失敗した機械軍は、1994年の過去の世界に新型ターミネーターを送り込み、少年時代のコナーを抹殺しようとする。前作で「史上最強の悪役」としてスクリーンに登場したアーノルド・シュワルツェネッガーが、今度は少年時代のコナーを助けるヒーローとなる。

tsukikaeriのレビュー・評価・感想

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ターミネーター2 / Terminator 2: Judgment Day / T2
10

名セリフだらけの不朽の名作

シリーズ物で1より2が大成功した数少ない作品の一つだろう。
それにより、あまりにも2が有名になりすぎた為1を見てないで2をいきなり見る人が数多くいるようだ。
だが、それでは2の良さを最大限に実感出来ないだろう。

前作の1ではターミネーターが強敵というポジションに立っていた。歩き方も動作も見た目も全てが不気味で圧倒的に強い。
そんなターミネーターに立ち向かうサラという女性がいた。
彼女は2でも出てくるのだが、1と変わっているところがある。
それは子供が出来て母親になったという点だ。

将来的に未来は機械が発達してしまい、ターミネーターと人類が激しい戦闘を繰り広げてしまう審判の日というのが来る。
それを唯一知っているのがサラだった。
そして、未来で人類側のリーダーに立つ人間こそがサラの息子のジョンだった。

未来のターミネーターは人類側のリーダーであるジョンを暗殺すべく過去にT1000というターミネーターを送り込む。
そして過去のジョンを守るべくして未来のジョンは過去にT800というターミネーターを送り込む。
そこから物語は進んでいく。

先にも述べた通り、サラは前作でターミネーターの恐ろしさを知っているため、初めて2でT800に出会した時に恐怖のあまり逃げ出してしまう。
T800は見た目は普通に人間なので、1を見ていない人はなぜサラがあそこまで怯えていたのか分からないだろう。
だが、今回のターミネーターは息子のジョンを守ることに達した強い味方である。
この前作との対比が一番の見どころだと思う。

また、未来のターミネーターが送り込んだT1000がT800よりも圧倒的に強い。
これがまたハラハラする展開の一つでもある。
そして誰もが知っているラストの溶解炉に親指を立てながら沈んでいくシーン。どうしてああなるのか、ぜひその目で見て確かめてほしい。