ワカコ酒 / Wakakozake

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ワカコ酒 / Wakakozake
10

細か過ぎるマニアックな描写が最高

26歳OLが、酒とつまみを求めて街中をさすらう物語。
何故そのつまみを頼んだのか、何故そのお酒にしたのか、どんなつまみであるかも細かく書かれており、その食べ方やそのつまみに合わせて飲むお酒の飲み方など、とにかく描写がものすごく細かい。若いOLがちょっと場違いな居酒屋に一人で入って酒を飲み、店員さんも周りのお客も興味津々で見ている姿まで描かれているところもリアルに想像出来る状況なだけに面白い。
また、若い女性なのに選ぶつまみが渋すぎる。
かにみそ、あん肝ポン酢、ニンニクのホイル焼き…。確かにどれも美味しくて惹かれるものであるが、それらをあえて一人で居酒屋でお酒とともにチビチビ食べる姿が、世の酒飲みを自負する若いOLが実は憧れている姿であり、そのなかなか実行に移せないけど一度はやってみたいという欲求を代わりに満たしてくれてる安心感や憧れを感じずにはいられない。次は何を食べるんだろう、何を飲むんだろう、どうやって飲み食いするんだろう?という、どんどん引き込まれて行くところが、この漫画のやめられないところである。
日常の生活の中でありふれたものを題材にしておきながら、日常的にとても出来ないことをやってくれている、非常に魅力溢れる漫画です。