トイ・ストーリー3 / Toy Story 3

トイ・ストーリー3 / Toy Story 3

『トイ・ストーリー3』(原題:Toy Story 3)は、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作の長編アニメーション映画。『トイ・ストーリーシリーズ』の3作目にあたる。前作から10年が経過した2010年に公開された。
『2』から数年後、大学の寮へと引っ越す準備を整えるアンディに捨てられることを恐れるおもちゃたちは、不慮の事故から自分たちはついに捨てられたと勘違いし、アンディの家から脱出する。おもちゃ達が迷い込んだサニーサイド保育園は、クマのぬいぐるみのロッツォが支配する独裁的な空間だった。サニーサイド保育園に通う女の子ボニーに拾われたウッディは、仲間達を救うべく奔走する。本作はシリーズを通しておもちゃの持ち主であったアンディ達とおもちゃ達の別れがテーマの軸として描かれており、シリーズ最終作となる予定であった。しかしシリーズの人気もあり、物語終了後のスピンオフ作品なども後に発表されることとなる。

トイ・ストーリー3 / Toy Story 3のレビュー・評価・感想

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トイ・ストーリー3 / Toy Story 3
7

トイ・ストーリー3

子供の頃に出会いたかった作品の1つです。
大人になっても観ていてこんなにワクワクするのなら、子供の時に観ていたらもっと想像力が掻き立てられて楽しめたと思います。
それにこの作品に子供の時に出会っていたら、もっともっとおもちゃを大切に扱おうと自然と思える様になりそうです。
アンディのおもちゃたちがどれだけ大切に遊んでもらえてきたのか、そして自分が子供だった頃にあんなに大切に遊んだ記憶があったかな?と考えました。
自分が遊んでいたおもちゃたちがウッディたちみたいに知らない間に自分たちの意志をもって動いて居たらと考えると大人になっても楽しくなります。
おもちゃでもっと遊べば良かったかなぁと思い返したり、子供の頃のお気に入りのおもちゃ、そういえばどこにしまったかなぁとか探し出してみようかなと思えるし、
懐かしさと大人になっていってしまう、おもちゃたちの寂しさや切なさも感じます。
おもちゃが子供だった頃の自分の成長を同じように見守ってくれているのかと想像しました。
アンディのおもちゃたちは、サニーサイドに行く事をとても楽しみにしてたけど、想像以上に過酷な環境でした。
どのキャラクターもそれぞれ個性があってとても愛おしくなります。
ロッツォを見ていると切なく胸がぎゅっとなりました。
そしてウッディのアンディに対する変わらない想いにはきゅんとしました。

トイ・ストーリー3 / Toy Story 3
10

大人になっちゃう

アンディが大学生となり、おもちゃと遊ばなくなってしまった頃の話。もう捨てられる、屋根裏に入れられるからと保育園への寄付を望む仲間たちとウッディの確執、保育園でのカースト社会とか結構中身のある話でした。今回の悪おもちゃのくまさんは、やな奴なんだけど、でもかわいそうでもありました。おもちゃって捨てられる宿命があるのかなと思いました。私もおもちゃと遊ばなくなってどれくらいたつでしょう。それでも、女だし、まだぬいぐるみとかは飾ったけど、男の子だとそういうのもあまりしないかもしれないし、トイ・ストーリーって最初から終わりが切ない話と決まっていたんだなと改めて思いました。でも、ピクサーのすごいところは、その切ない話だけど、終わりがとても暖かくて、みんなよかったねと思わせる話だったことです。おもちゃを受け継ぐ新たな友達とともにアンディとももう一度遊べたおもちゃたち。ほんとにほんとに楽しかったと思います。ウッディやバズ、スリンキーたち、大好きなおもちゃたちがもう一度、おもちゃとしての楽しみを取り戻せてよかったと思いました。アンディとはわかれてしまったけど、また新しいお友達と仲良く、遊んで欲しいなと思いました。これからも短編でウッディたちの日常を覗きたいです。

トイ・ストーリー3 / Toy Story 3
9

お別れ

トイ・ストーリーシリーズの第三弾。アンディが大学生になっちゃって、おもちゃたちと遊ばなくなるという話です。
トイ・ストーリーは始まった当初から、ちゃんと現実を見据えてて、いつかアンディとウッディたちに別れがあるということを描いていましたが、現実にそういうことが起きると悲しくなりました。おもちゃたちはみんな個性的で大好きだったので、いつまでもアンディと仲良くして欲しかったのになあと思います。ああ、この物語は最初から切ないものだったんだなと思いました。
そのあと、保育園に寄付されたときの、おもちゃと遊ぶ子供たちがまるでモンスターみたいだったのには笑いました。たしかに、あの年代の子って、おもちゃを大事にしないわけじゃないんだろうけど、むちゃくちゃに扱ったりするもんなと思いました。わたしも何個おもちゃを壊してしまったか…。
エンディングは、とても、納得のいくものでした。アンディとはお別れしてしまいましたが、ちゃんとお別れできてよかったなと思いました。おもちゃと子どもは、いつかはお別れはしなくてはいけない定めです。そのなかで、一番いい別れ方だったのではないかなと思います。ウッディはアンディとは別れちゃったけど、また新しい子と遊ぶのでしょう。見ると優しい気持ちになるいい作品です。

トイ・ストーリー3 / Toy Story 3
10

おもちゃのさだめ

あのアンディが、大人になった。大切な友達だったおもちゃ達はどうなるのかという話。ウッディやスリンキーなど、あんなに仲良く遊んでいたのに、もう大学生だから必要ではなくなるという悲しい話でした。でも、よくある話だし、どのおもちゃも通る道だなと思いました。それでも、アンディのために屋根裏にいるべきだというウッディのアンディへの忠誠心は素敵だなと思うし、おもちゃなんだから、子どもと遊びたいというみんなの気持ちももっともだと思いました。みんなが保育園ですごして、ゴミ捨て場に行ってしまって、その大冒険は楽しかったし、ゴミ捨て場での最期を覚悟した時のバズらの顔は泣いてしまいます。物語の最後には、アンディからボニーへとおもちゃの引き継ぎが素敵でした。ウッディらとアンディが、最後の最後にちゃんと遊んで、あいさつして別れることができたのはこの物語の最後として最高だと思いました。ウッディたちはこれからも子どもと遊んで、子どもらの見ていないところではおもちゃ同士で遊ぶんだなと思うと、よかったなと思うし、その様子を見たいなと思いました。トイ・ストーリーには本編以外にもミニストーリーがあります。ミニでもいいので、また新しい話を作ってほしいなと思いました。