スガシカオ

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スガシカオ
9

スガシカオは本名なんだって。

『プロフェッショナルの流儀』を観ていて《Progress》を聴いて、あらためてスガシカオを聴き始めた。スガシカオの存在を知ったのはヒロ寺平のWEST20という深夜にあった音楽番組だった。深めの帽子姿のスガシカオがストリートミュージシャンの設定で渋谷の駅前に座って歌っていた。立ち止まって話しかけてくる人はほとんどいなかったが、一人だけ途中でスガシカオ本人であることに気付いた女性がいた。当時はまだその程度の知名度だった。ネットで調べてみると山崎まさよしと同じ音楽事務所で30歳を前にして脱サラしてデビューしたらしいことがわかった。
《FAMILY》と《CLOVER》の二枚のアルバムを借りてきて聴いてみた。凄い才能だと思った。まさにファンクそのもの!ブルース色の強い山崎まさよしとは違い、とてもメロディアスで綺麗な曲が多かった。歌詞だけを読んでみると、それとは対照的にストーカーチックで変質者っぽい感じが生々しかった。中でも《日曜日の午後》は過去にひきこもりの生活を送っていた自分にはシンクロしたような気がした。売れてからのスガシカオはあまり好きではなかったけれど、Progressが流れた瞬間の鳥肌に嘘はなかった。