スガシカオ

スガシカオとは、日本のシンガーソングライター。本名は「菅止戈男」で読みは同じ。1997年2月26日にシングル『ヒットチャートをかけぬけろ』でメジャーデビュー。
スガシカオの代表曲として挙げられるのが、NHKの番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』の主題歌として2006年8月2日に発表した「Progress」である。この楽曲は、日本を代表するミュージシャンたちが集結して結成したバンド「kōkua」がもともとシングルとして発表したもので、スガシカオはヴォーカル・作詞・作曲として制作に参加していた。同年12月に開催された『第57回NHK紅白歌合戦』にて、ソロ名義で楽曲を披露している。
楽曲提供も盛んに行なっており、代表曲は1998年1月14日にリリースされたSMAPの27作目シングル『夜空ノムコウ』など。この楽曲では作詞を行い、後に SMAP初のミリオンセラーシングルとなる。この曲をきっかけに自身の名が全国区に知れ渡ることとなった。自身がこの曲の作詞依頼を受けた際、作詞に苦しんだ結果この仕事を放置してしまう。締切間近の中、ライブの為札幌に向かう飛行機と、ライブ会場の控え室で歌詞を書き上げたという逸話がある。

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スガシカオのレビュー・評価・感想

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スガシカオ
9

スガシカオは本名なんだって。

『プロフェッショナルの流儀』を観ていて《Progress》を聴いて、あらためてスガシカオを聴き始めた。スガシカオの存在を知ったのはヒロ寺平のWEST20という深夜にあった音楽番組だった。深めの帽子姿のスガシカオがストリートミュージシャンの設定で渋谷の駅前に座って歌っていた。立ち止まって話しかけてくる人はほとんどいなかったが、一人だけ途中でスガシカオ本人であることに気付いた女性がいた。当時はまだその程度の知名度だった。ネットで調べてみると山崎まさよしと同じ音楽事務所で30歳を前にして脱サラしてデビューしたらしいことがわかった。
《FAMILY》と《CLOVER》の二枚のアルバムを借りてきて聴いてみた。凄い才能だと思った。まさにファンクそのもの!ブルース色の強い山崎まさよしとは違い、とてもメロディアスで綺麗な曲が多かった。歌詞だけを読んでみると、それとは対照的にストーカーチックで変質者っぽい感じが生々しかった。中でも《日曜日の午後》は過去にひきこもりの生活を送っていた自分にはシンクロしたような気がした。売れてからのスガシカオはあまり好きではなかったけれど、Progressが流れた瞬間の鳥肌に嘘はなかった。