きみが心に棲みついた

きみが心に棲みついたのレビュー・評価・感想

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きみが心に棲みついた
7

親との関係に悩む人には参考になる

主人公は、下着メーカーに勤める女性。彼女は、親をはじめとして周囲との関わりが苦手だった。大学時代に、自分を認めてくれる男性・星名に出会った。今まで、家にも学校にも「居場所」を見いだせなかった主人公は星名に惹かれ、関わりはじめる。星名を好きすぎるあまり、星名の言うことなら何でもするほど依存していた。
しかし、星名は周囲の人間で遊ぶような人間で、主人公のことも例外ではなかった。さすがに危機を感じた彼女は星名から逃げるが、最悪なことに職場で再会してしまう。逃げられたことに恨みを感じている星名は、彼女の人間関係だけでなく仕事にまで踏み込んでくることになった。だが、周囲の信頼する先輩や仕事仲間の助けを得て、彼女は星名に立ち向かう。その過程を経て、主人公は職場でも周囲との関わりでも成長していく。
また、星名にも家庭の問題があることが明らかになっていくのだが…。

一見、主人公だけに焦点が当たりがちだが、主人公を苦しめてきたはずの星名にも衝撃の過去があることが判明していく。
さらに、星名や主人公の周囲の人間の執着心・プライドなどや、幼い頃からの家族・周囲との関わりが将来の人間関係に与える影響だけではなく、誰の心にでも“棲みついて”いそうな「心の闇」を描いた作品である。

きみが心に棲みついた
2

最悪 イライラする

主人公にすごくイライラするし共感できません。私もネガティブなところがあるし、人間が怖いなと思ったり自分に自信がなかったりという気持ちはあるんですが、それでも「なぜそうなる?」という行動をとります。読んでるだけでイライラします。主人公をどんどん嫌いになるし主人公にイライラして本を読んでいる時間が楽しいでもなく、わくわくでもスリルがあるわけでもなく、「ナニコレ?いつ面白くなるの?」って感じで読み進めました。読んだ理由はこの漫画がテレビドラマ化されたので、面白い漫画なんだろうなと興味を持ったからです。特に主人公の女の子が精神的に病んでいる点が、常に病んでる私にとって魅力的なのです。しかしそれにしても頭がとても弱い。弱すぎる。絶対に友達にはなれないタイプ。恋も応援したい気持ちになれない。漫画って感情移入できるかはすごく大事なポイントだと思います。しかしこの主人公には一切共感も感情移入もできませんでした。最後まで読みましたがただただイライラしただけで終わりました。お勧めできないです。なぜテレビドラマになったのか理解不能です。