のだめカンタービレ / Nodame Cantabile

のだめカンタービレ / Nodame Cantabileのレビュー・評価・感想

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のだめカンタービレ / Nodame Cantabile
9

クラシック音楽を知らない方にも是非読んでいただきたいです。

『のだめカンタービレ』は漫画を原作として、アニメ、テレビドラマとしても放送されたクラシック音楽をテーマとした作品です。
指揮者になることを夢見る"千秋真一"と、変人な音大生"野田恵"(通称のだめ)が出会ったことで物語は大きく動き出します。

作品内では、ピアノ曲・管弦楽曲等、様々な作曲家の曲が用いられています。有名な曲ばかりなのでクラシック音楽にあまり親しみがない方も一度は耳にしたことのあるメロディーが多数だと思います。
私自身、現在音楽大学でピアノを学んでいますが、本格的に音楽大学進学を目指すきっかけとなったのが「のだめカンタービレ」でした。のだめを通して様々な曲に出会い、音楽を奏でることの素晴らしさを学びました。それと同時に、音楽で食べていくことの厳しさ・辛さを学びました。
この作品の魅力といえば、登場人物のキャラクター性です。どの登場人物もとても個性的で、魅力的で応援したくなります。のだめカンタービレは『少女漫画』のジャンルに入りますが、他の少女漫画作品と比較して非常にコミカルに描かれており、思わず笑ってしまうような場面が多いです。
現在の日本では"クラシック音楽は敷居が高い"と感じる方が多くいらっしゃるかもしれません。この作品は、クラシック音楽について知識が無いという方でも非常に親しみやすい作品となっていますので、是非多くの方にこの作品の世界観を楽しんでいただきたいです。

のだめカンタービレ / Nodame Cantabile
7

音大生の頃を思い出しました。

ドラマでも放送された「のだめカンタービレ」は映画化もされており有名な作品の一つです。
普段漫画を見ない私が唯一ハマった漫画で、その訳は、作者がとても忠実に音大生の日常やプロの音楽家になるまでのプロセスをしっかりと関係者にヒアリングして作っていた事でした。
音大に通っていた私にとってはとても共感が持て青春を思い出す事のできる漫画でした。
話しの流れですが、主人公、野田恵(通称のだめ)は楽譜が読めず、自分の耳と才能だけで楽しく好き勝手にピアノを弾く大学生でしたが、千秋真一(通称千秋先輩)や他の才能あふれる音大生、音楽家と出会う事で、音楽の楽しさに触れ、自らコンクールに出るまでに成長し、千秋先輩とフランス留学、有名な音楽大学へ進学し、最後にはプロのピアニストへと成長していく内容となっております。
漫画の内容としては、最後はハッピーエンドで終わりますが、とてつもない努力とそれを補える才能がのだめにはあってそれを見抜いた人たちが彼女を支えたおかげで成功へ導くことができた事は、実際の音楽の世界でもよくある事で作中にも出てくる言葉ですが、「成功する人間は才能だけでなく出会う人が重要になる」と言うように、この音楽の世界では、人を引き付ける才能がとても大切という事をこの漫画は教えてくれました。