のだめカンタービレ / Nodame Cantabile

のだめカンタービレ / Nodame Cantabileのレビュー・評価・感想

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のだめカンタービレ / Nodame Cantabile
7

おなじみドS男子♪

のだめには天才的なピアノの才能があるのに、トラウマがある。玉木宏演じる千秋への一途な恋心ゆえに、そのトラウマを克服しようとする成長ストーリー。
現実に、イケメンでドSなのになぜか冴えない女子を好きになってくれて、お片付けをしてくれてご飯を作ってくれて、時々デレてくれる男子がいるのかどうかは置いておいて見ると、とにかく玉木宏版ドラマは素敵。上野樹里演じるのだめのしゃべり方がうざすぎることは我慢して、見る価値はある。瑛太、水川あさみ、福士誠治、向井理と豪華メンバー。
クラシック音楽がテーマなので、流れる音楽を聴きたくなるのも見どころ。現実にうんざりして、「こんなイケメンいないかな」と妄想したい人にはオススメ。「のだめやかましいわ!」と思う人には向いていないだろう。
小出恵介演じる“体は男子で心は乙”の真澄との三角関係は笑える。
全体的にドタバタコメディ。韓国でもドラマ化されていて、主役は人気のチュオンだけど、悩めるパク・ポゴムが食っている感じ。韓国版の方が言葉が分からないこともあって、のだめのうざさがちょっと減って面白いと思った。興味ある方は、そちらもオススメ。
コミックは1巻のみ読んだが、いつか全部読んでみたい。

のだめカンタービレ / Nodame Cantabile
9

ギャグ要素も見どころ

上野樹里と玉木宏主演で実写化もされた有名な漫画です。ドラマでもやっていたので、おそらく多くの人が知っていると思いますが、今回オススメしたいのは、本題からは外れている、ギャグの部分です。実は、この作品はとても笑える作品です。今回はその中でも大好きなエピソードをひとつ、紹介したいと思います。主人公の野田恵(のだめ)は、先輩である千秋真一が大好きで、いろいろとアプローチをしかけます(その都度あしらわれるのはお約束)。のだめは千秋のために差し入れを用意します。それは、『レモンのはちみつ漬け』。風邪を引いたときや疲労回復に効果があるであろうそれを、なんと、「丸ごとのレモンをはちみつの中にぶち込む」などという、世にも恐ろしいものを作ってきちゃったのです(普通はレモンをスライスします)。恐ろしいものを作ってきちゃったのです(ふつうはレモンはスライスします)。その丸ごとのレモンを見た千秋は、もちろんドン引きです(ちなみにレモンを差し出すときに「好きです」と言ってくるのも地味にポイントが高い)。このシーンひとつをとってみても、この作品がギャグ要素も持った、漫画だということがわかります。もちろん本題である音楽についても、面白く読める作品です。音楽と笑いを融合した作品なので、楽しめると思います。

のだめカンタービレ / Nodame Cantabile
9

魅力的なキャラクター達

作中に出てくるキャラクター達全員に対して愛着がわいてしまうような魅力がある。舞台は音楽大学で、そこの生徒たちがメインである。音楽に向ける情熱の違いや、個々の悩みや葛藤、自分の才能に対しての向き合い方など、三者三様な壁に対して、一人一人が苦しみながらも模索して前に進んで行く様子が、読んでいて元気づけられる。もちろんその過程では、仲間の助けがあってこそで、今まで周りを下に見ていた千秋が、その下に見ていた仲間から助けられ、成長していく様子や、素直に周りを受け入れて変わっていく様は応援したくなる。キャラクターといえば主人公の師匠として高齢のキャラが出てくるのだが、これがまたとても魅力的である。自分勝手でわがままで、しかし音楽は誰もが認めるプロであり、周りをひっかきまわしていく。酒と女好きな一見ダメな大人だが、なんでも見通しているかのような一面もあり、主人公達の成長に大きく絡んでくる。彼らはプロを目指して留学することになるのだが、留学先でのレベルの高さや、なかなか結果が出せない中、少しずつ努力が実を結んでいく様は感動する。そんな音楽と必死に向き合いながら、同時進行で、恋の方も大忙しで、距離が縮んだと思ったら、遠のいて、そんなもどかしさにきゅんとしてしまう。

のだめカンタービレ / Nodame Cantabile
10

スポ魂ならぬ音魂漫画!

変態だけどピアノに関しては天才的な才能がある主人公野田恵(=のだめ)と、音楽にも日常生活にも一切の妥協も許さない完璧主義者の千秋真一が織りなす学園ラブストーリー。9巻までは2人の音大生活が描かれ、ギャグ満載のコメディタッチ。それはそれですごく面白いのですが、個人的には10巻以降の2人がヨーロッパに渡ってからの方がオススメです。のだめと千秋のお互いへの想いと音楽への情熱が絶妙に交錯し合い、時に嫉妬し、時に寄り添い、もがき苦しみつつも音楽から離れることはできず、結局音楽を求めてしまう。2人の音楽家としての性が苦しいほど感じ取れ、かなり深い大人の漫画になっていると思います。また周りを取り巻く人物達も魅力的です。特にのだめ達と同じアパルトマンに住むロシア人留学生のターニャのモノローグには心打たれました。彼女がのだめや千秋の音楽を聞き、その天才的な才能に自分は到底太刀打ちできないと感じつつも、「私も同じ場所にいたい」と決意し、ピアノに正面から向き合い、コンクールに出場するところは私のような凡人にとってはもしかすると一番共感できるポイントなのではないかと感じます。とにもかくにもこの漫画はスポ魂ならぬ音魂漫画であり、日本の漫画史上に残る名作中の名作だと思います。

のだめカンタービレ / Nodame Cantabile
9

クラシック音楽を知らない方にも是非読んでいただきたいです。

『のだめカンタービレ』は漫画を原作として、アニメ、テレビドラマとしても放送されたクラシック音楽をテーマとした作品です。
指揮者になることを夢見る"千秋真一"と、変人な音大生"野田恵"(通称のだめ)が出会ったことで物語は大きく動き出します。

作品内では、ピアノ曲・管弦楽曲等、様々な作曲家の曲が用いられています。有名な曲ばかりなのでクラシック音楽にあまり親しみがない方も一度は耳にしたことのあるメロディーが多数だと思います。
私自身、現在音楽大学でピアノを学んでいますが、本格的に音楽大学進学を目指すきっかけとなったのが「のだめカンタービレ」でした。のだめを通して様々な曲に出会い、音楽を奏でることの素晴らしさを学びました。それと同時に、音楽で食べていくことの厳しさ・辛さを学びました。
この作品の魅力といえば、登場人物のキャラクター性です。どの登場人物もとても個性的で、魅力的で応援したくなります。のだめカンタービレは『少女漫画』のジャンルに入りますが、他の少女漫画作品と比較して非常にコミカルに描かれており、思わず笑ってしまうような場面が多いです。
現在の日本では"クラシック音楽は敷居が高い"と感じる方が多くいらっしゃるかもしれません。この作品は、クラシック音楽について知識が無いという方でも非常に親しみやすい作品となっていますので、是非多くの方にこの作品の世界観を楽しんでいただきたいです。

のだめカンタービレ / Nodame Cantabile
7

音大生の頃を思い出しました。

ドラマでも放送された「のだめカンタービレ」は映画化もされており有名な作品の一つです。
普段漫画を見ない私が唯一ハマった漫画で、その訳は、作者がとても忠実に音大生の日常やプロの音楽家になるまでのプロセスをしっかりと関係者にヒアリングして作っていた事でした。
音大に通っていた私にとってはとても共感が持て青春を思い出す事のできる漫画でした。
話しの流れですが、主人公、野田恵(通称のだめ)は楽譜が読めず、自分の耳と才能だけで楽しく好き勝手にピアノを弾く大学生でしたが、千秋真一(通称千秋先輩)や他の才能あふれる音大生、音楽家と出会う事で、音楽の楽しさに触れ、自らコンクールに出るまでに成長し、千秋先輩とフランス留学、有名な音楽大学へ進学し、最後にはプロのピアニストへと成長していく内容となっております。
漫画の内容としては、最後はハッピーエンドで終わりますが、とてつもない努力とそれを補える才能がのだめにはあってそれを見抜いた人たちが彼女を支えたおかげで成功へ導くことができた事は、実際の音楽の世界でもよくある事で作中にも出てくる言葉ですが、「成功する人間は才能だけでなく出会う人が重要になる」と言うように、この音楽の世界では、人を引き付ける才能がとても大切という事をこの漫画は教えてくれました。