のだめカンタービレ / Nodame Cantabile

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のだめカンタービレ / Nodame Cantabile
9

魅力的なキャラクター達

作中に出てくるキャラクター達全員に対して愛着がわいてしまうような魅力がある。舞台は音楽大学で、そこの生徒たちがメインである。音楽に向ける情熱の違いや、個々の悩みや葛藤、自分の才能に対しての向き合い方など、三者三様な壁に対して、一人一人が苦しみながらも模索して前に進んで行く様子が、読んでいて元気づけられる。もちろんその過程では、仲間の助けがあってこそで、今まで周りを下に見ていた千秋が、その下に見ていた仲間から助けられ、成長していく様子や、素直に周りを受け入れて変わっていく様は応援したくなる。キャラクターといえば主人公の師匠として高齢のキャラが出てくるのだが、これがまたとても魅力的である。自分勝手でわがままで、しかし音楽は誰もが認めるプロであり、周りをひっかきまわしていく。酒と女好きな一見ダメな大人だが、なんでも見通しているかのような一面もあり、主人公達の成長に大きく絡んでくる。彼らはプロを目指して留学することになるのだが、留学先でのレベルの高さや、なかなか結果が出せない中、少しずつ努力が実を結んでいく様は感動する。そんな音楽と必死に向き合いながら、同時進行で、恋の方も大忙しで、距離が縮んだと思ったら、遠のいて、そんなもどかしさにきゅんとしてしまう。