ジャン=ミシェル・バスキア

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ジャン=ミシェル・バスキア
8

バスキアを初めて知りました。

27歳の若さでこの世を去った天才画家バスキアの障害を描いた映画「バスキア」です。
私はゲイリー・オールドマンのファンで彼が出ていたので、この映画を見ました。ゲイリーは、売れている画家の役で、お嬢さんがいて優しげでかっこいいパパの役でした。いつもファンキーな役をしていることが多いので、ちよっとこの役側は意外でした。でも、なんかおしゃれな感じだし落ち着いた演技で好きです。
話の方は、どうやって絵を描くのか、とかが見れて面白かったです。私はバスキアの絵をこの映画以前には知らなかったので新たな絵画に触れられて良かったと思います。貧乏の頃から楽しそうに書いていた絵、それが売れて幸せなはずなのに、孤独を感じてしまうところに、ものを作り出すことの困難さや大変さを感じました。憧れのアンディー・ウォーホールに認められて、彼と話をできるようになって、そのあと、憧れの人に死なれたら、そりゃあ、精神的に参ってしまうよねと思いました。
才能豊かな人がドラックのせいで、って結構多い気がするけど、とても、残念です。なんで、そんなことになるのかなと思うし、本当にドラックって怖いなと思います。
ただ絵を描きたいから描いていた時代が、バスキアにとって一番楽しかった時代なのかもしれません。悲しい話だなと思いました。