テイルズ オブ ジ アビス / Tales of the Abyss

テイルズ オブ ジ アビス / Tales of the Abyss

RPG『テイルズオブ』シリーズの本編作品8作目で、シリーズ10周年記念作品。
キャラクターデザインは藤島康介。
キムラスカ公爵家の一人息子・ルークが、屋敷に不法侵入してきた謎の刺客・ティアと共に突如、見知らぬ場所に飛ばされてしまう。屋敷に戻るためにティアと行動したルークは、その長い旅路の果てに多くの人々と出会い、様々な経験をし、自分の『生まれた意味』を知ることになる。

fb-20041448296601582のレビュー・評価・感想

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テイルズ オブ ジ アビス / Tales of the Abyss
10

最低最悪な主人公なのに、エンディングまで見たら好きでたまらなくなる!

namcoが発売しているテイルズシリーズの一つです。
とにかくストーリーが素晴らしい!最後までプレイすると必ず涙してしまいます。
テイルズシリーズの主人公と言えば、勇敢、熱血漢、情に厚いなどザ・主人公というイメージですが、アビスの主人公・ルークは真逆です。
傍若無人でワガママ、さらにゲーム序盤では大勢の犠牲を出したことを、自分は悪くないと他人のせいにするという主人公らしからぬ行動をとります。
このゲームの唯一の難点がこの大勢の犠牲を出した際のルークの行動に、今まで耐えてきたプレーヤーが我慢の限界を迎えてしまうところです。
しかし、ここさえ乗り越えれば大丈夫です。
その後、ルークはまた世界を救うために皆と旅に出ます。
自分の今までの行いが間違っていたとようやく気づくルークですが、当たり前のごとく皆からの信用は全くありません。
会心したルークに、徐々に皆の心が開き始めますが、そこでルーク自身も知らなかった事実が発覚していきます。
ルークと瓜二つの顔を持つ者の存在、ルークの出生の秘密、幼い頃の誘拐事件の真相。
この真実がわかった時に、序盤までの傍若無人なルークの行動に納得し、そして、ラストのルークの決断に涙します。
エンディングでは、思いもしなかった結果が告げられ、きっとルークが愛おしくてたまらなくなります。
ぜひプレイしてみて下さい。つい2回目のプレイをしてしまいたくなる、そんなゲームなかなかないと思います。