ジョーズ / Jaws

ジョーズ / Jaws

獰猛で巨大な人食いザメと人類の、息詰まる闘いをダイナミックに描いたパニック映画。監督は当時28歳のスティーヴン・スピルバーグ。1975年公開のアメリカ映画で、第48回アカデミー賞で作曲賞、音響賞、編集賞を受賞した、大ヒット映画。

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ジョーズ / Jaws
9

一つのものから逃げる

スピルバーグのサメ映画です。スピルバーグ監督は、トラックがただ追いかけてくる作品とか、本作とか、一つのものから逃げる作品がうまいと思います。ただ、サメが出たというだけなのに、そこが海水浴産業の島だったから、犠牲者が出る前、隠されて、警察署署長、漁師、サメ学者という全然違う3人が協力してサメを倒して、などいろいろドラマが生まれます。署長の家族たちもとてもいい味を出しています。すごくおさないむすこがでてくるのですが、彼が映画の中の癒しです。それに恐怖対象がとても怖いです。実は、サメの全体が出ている場面は少ないのですが、サメのヒレとか、サメから見上げた水面のショットとかを移して、ものすごく怖いものにしています。死体もあんまりでてきませんが、説明でどんなに悲惨な死体かを表してるのもうまいなと思います。ほんとにこの映画を見ると、サメが怖くなり、海に行けなくなります。なんか、水に足をつけるとそこをかじられるような、そんな想像に襲われます。映画の最後にはサメは退治されるのですが、その方法も豪快で、そんなすごいやり方じゃないと死なないなんて、モンスターだなと思いました。とても、怖くて面白いのでオススメです。