トイ・ストーリー / Toy Story

トイ・ストーリー / Toy Story

『トイ・ストーリー』(原題:Toy Story)は、ピクサー・アニメーション・スタジオによるアニメーション映画。監督は後にディズニー・スタジオのCCOを務めるジョン・ラセター。
ルーカスフィルムのコンピュータアニメーション部門として発足したピクサー・アニメーション・スタジオが、ディズニーの配給によって制作した世界初のフルCG長編映画である。日本では1996年に公開された。
誰もが所有しているおもちゃに命が宿っており、自らの意思で考え動いているという設定の物語である。アメリカの中流家庭の少年アンディの一番のお気に入りのカウボーイ人形「ウッディ」、流行りのSFヒーロー人形「バズ・ライトイヤー」など、個性豊かなおもちゃたちが登場する。物語のなかでおもちゃたちは「いつか持ち主に捨てられるのでは」という恐怖を抱いており、その恐怖心が登場人物たちの抱く感情の主軸となっている。
フルCG長編映画で子供でも楽しめるストーリーを描けることを示した本作は、アメリカのアニメーション文化の分水嶺としての役割を果たした。アカデミー特別業績賞受賞。

Jolly_Roger9のレビュー・評価・感想

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トイ・ストーリー / Toy Story
10

シリーズ化も納得

トイ・ストーリーシリーズの第1弾です。アンディの一番のお気に入りのおもちゃウッディとその仲間たちと、新しく入ったバズ・ライトイヤーの話です。ウッディは、アンディの興味がバズに向くことにイライラしてしまいます。バズは自分がおもちゃだと理解しておらず、本物のスペースレンジャーだと思っているという話でした。おもちゃが人の見ていないところで動き出すという子どもなら一度は考える話をとても愉快に描いていました。出てくるおもちゃは恐竜や胴の伸びるダックスフンドなど個性的で、彼らの動きを見てるだけで楽しいです。ただ子ども向けというわけではなく、不動の一位だったものの嫉妬や、おもちゃで何が悪い、素晴らしい仕事だと教えてくれるところ、大人が見てもいろいろと考えさせられておもしろいです。また、おもちゃをいじめるシドという男の子が出てくるのですが、そこまでではなくても私もおもちゃの扱いは雑だったので、これからはもっと大切にしようと思いました。この映画を観れば子どもたちが物を大切するようになるのではないでしょうか。その後、トイストーリーはシリーズ化され、1を見た時点ではシリーズ化されるとは思っていなかったので、とてもうれしかったです。