ここは今から倫理です。 / ここ倫

ここは今から倫理です。 / ここ倫

『ここは今から倫理です。』とは、雨瀬シオリによる漫画作品。集英社の雑誌『グランドジャンプPREMIUM』で2016年11月号から連載が開始された。高校で倫理科を受け持つ教師・高柳(たかやなぎ)が、様々な悩み・不安を抱える生徒たちと向き合い、問題を解決に導いていく様子が描かれている。自傷行為、違法ドラッグ、DV、いじめ、一方的な性行為など、社会を取り巻く諸問題に切り込んだ作品として大きな話題になった。2021年1月には山田裕貴主演でドラマ化もされ、反響を呼んでいる。

runamutayuki1のレビュー・評価・感想

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ここは今から倫理です。 / ここ倫
10

考えさせられる

高校倫理の教師が「倫理」という授業を通じて生徒と向き合う漫画です。
ところどころ哲学者の言葉が出てきます。例えば「誰もが自分の視野の限界を、この世界の限界だと感じている」byセーレン・キルケゴール(間違ってたらすみません)など。それらの哲学者の言葉は、とても心にくるものがあります。高校倫理や哲学に興味がある人には特におすすめです。
登場する生徒は、犯罪や非行、問題児なども登場します。性表現や暴力シーンが苦手な人にはおすすめできません(まあ、大した描写ではないですが)。学校ものですね。はい。2021年6月の段階で6巻まで出ています。なお、最近気づいたのですが、表紙のカバーを外してみるとカバーイラストの撮影?をしているときの、高柳先生(この漫画の主人公)の撮影裏話?的なことの描写があります。(例)ふふ、つい笑ってしまいました など。
私自身、最近哲学や高校倫理に興味を持っており、「キルケゴール」、「ホモ・ファーベル(工作人)」などの高校倫理・哲学のキーワードが出てくるととても親しみを感じて、興奮してしまいます。大学は哲学科に進んだ学生に読ませたら、どんな反応するのか少し気になります。もしかしたら、もう少し突っ込んだ話が聞けるかも。と、考えてしまいます。