幼女戦記 / Saga of Tanya the Evil

幼女戦記 / Saga of Tanya the Evil

幼女戦記(ようじょせんき)とは、カルロ・ゼンによるライトノベル・オンライン小説および株式会社NUT制作のアニメーション作品。
第一次、第二次世界大戦中のヨーロッパの情勢によく似た、魔法と科学が息づく異世界が舞台となっている。この世界に日本人のサラリーマンとして生きていたある男が「幼女」として「帝国」と呼ばれる国に転生し、「帝国」の魔導士として「協商連合」や「連邦」などの敵と戦っていく。

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幼女戦記 / Saga of Tanya the Evil
8

主人公の姿とセリフのミスマッチに注目

カルロ・ゼンによる小説から、漫画・アニメとメディアミックス展開していった作品。今流行りの転生もので、タイトルの如く元日本人サラリーマンが幼女に転生した主人公の物語です。
ジャンルとしては戦争ものですが、そちらのジャンルをあまり見たことない方でも楽しめます。ヨーロッパに似た世界観で世界対戦を舞台とした話です。主人公(幼女)が軍隊に入り敵をなぎ倒し、蹂躙し、戦っていく内容となります。リアリストな元サラリーマン思考の戦い方を全面に出す主人公に社会人としては共感すると共に、チラリと見せるおまぬけなシーンは思わず笑ってしまいました。漫画のスピンオフ「幼女戦記食堂」も映像化してほしいですね。

作中で特に注目してほしいのは、主人公のセリフたち。幼女の外見に反した言葉の数々、特に「こんにちは。そして、さようなら」と爆弾を投げ込むシーンには痺れました。「幼女の皮を被った悪魔が」と表現をされているほどの独特なセリフの数々で、幼女の声真似の宣誓のシーンはお気に入りです。名言が数多く飛び交うなか登場人物たちのテンポのよい会話も楽しめるので、一度騙されたと思ってみてください。主題歌もかっこよくて、悠木碧(声優)さんの素晴らしさに感動しますのでぜひ聞いてほしいです。