Detroit: Become Human / デトロイト ビカム ヒューマン

Detroit: Become Human / デトロイト ビカム ヒューマン

『Detroit: Become Human』とは、クアンティック・ドリームの開発によるアクション・アドベンチャーゲーム。PlayStation 4専用ソフトとして発売され、その後PC版も配信された。
2038年、人間そっくりのアンドロイドが普及したデトロイトでは、アンドロイドによる殺人事件が多発していた。本作は、そうした世界を背景に、試作最新型アンドロイド「コナー」、家庭用アンドロイド「カーラ」、アシスタント用アンドロイド「マーカス」の3人の物語を、膨大な分岐と選択肢で描く。

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Detroit: Become Human / デトロイト ビカム ヒューマン
10

「人間らしさとは何か」について考えさせてくれるゲームです

ゲームの舞台は2038年のアメリカ・デトロイト。
人間が楽をするために作られた、家事手伝い・介護・掃除・力仕事など用途別のアンドロイドが世の中に溢れ、失業率は35%に達しています。
「仕事を奪うアンドロイドは人間の敵だ」と主張する人達が増えていく中、アンドロイドが人間と同じ感情を持ち、自我に目覚めて殺人・逃亡など次々と事件を起こします。
その事件を解決するために派遣された特命捜査官(コナー)もまたアンドロイド。アンダーソン警部補(人間)と協力して事件の解決を試みます。
物語は3体のアンドロイド(家事手伝いのカーラ、老人介護のマーカス、捜査官のコナー)が主人公となって別々に進行していきますが、それらが不思議な運命で繋がっていきます。
このゲームは、それぞれの主人公の行動をプレイヤーが選択することで、多種多様にストーリーが展開していきます。
人間の理性や感情に訴えかけるような、非常に悩む選択肢が用意されており、さらに時間制限があるため素早い判断が求められます。おそらく1度だけのプレイで全て自分の納得できる選択を出来る人は居ないでしょう。
プレイするたびに違ったストーリー展開やエンディングが用意されているため、自分の感情に素直に選択しても良し、あえて異なる選択をしてみて、どのような違いが起きるのかを確かめるのも興味深いです。
また、このゲームをプレイした人の世界中の選択肢毎の割合を見ることも出来て、自分の選択が大勢の側だったのか稀だったのかも解ります。
グラフィックも非常に綺麗で映画を見ているような感覚になります。
ぜひ皆さんにプレイして欲しいゲームです。