コブクロ / Kobukuro

「コブクロ」とは黒田俊介(ボーカル)と小渕健太郎(ギター・コーラス)の二人による日本の音楽デュオである。
ユニット名の「コブクロ」の由来は、小渕(こぶち)の「コブ」と黒田(くろだ)の「クロ」を組み合わせており、二人の苗字が由来となっている。
二人の出身地は、黒田は大阪府出身、小渕は宮崎県出身であり、実は同郷の出身ではない。
出会いのきっかけは、1998年に二人が大阪でそれぞれ単独で路上ライブをしていた時に出会っている。そのまま意気投合し、黒田がボーカル、小渕がギター兼コーラスとして活動するスタイルが定着してきたところで、黒田から小渕へユニットを結成することを持ちかけられ、「コブクロ」が結成された。
二人のメジャーデビューは2001年3月22日で、1stシングル「YELL~エール/Bell」を発売。その後「轍-わだち-」「桜」「君という名の翼」等の数々のシングル曲を発売し、2006年9月27日には初のベストアルバムである「ALL SINGLES BEST」を発売する。2007年3月21日に発売された14stシングル「蕾」が大ヒットし、2007年12月30日の第49回レコード大賞で金賞を初受賞する。
その後も数々の楽曲を生み出し、テレビドラマやCMでも数多く起用されている。

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コブクロ / Kobukuro
10

コブクロはもはやロックです

コブクロの曲には、私にとって青春の曲であり今でも大切な曲がいくつかあります。
1つ目は「轍」という曲で、車や台車などの車輪あと(地面についたデコボコな跡)のことを轍といいますが、この曲が「コブクロはロックである」という言葉を1番表現していると思います。コブクロの曲は、応援歌や恋愛の曲など明るい曲も多いのですが、「轍」は人生の苦しい時、1番踏ん張らないといけない時を表現した曲です。そのため全体的に苦しく重いのですが、さすがコブクロ!と言いたくなるほどの光(答えや壁を越えたような状態)が見える曲です。私の学生時代はお世辞にも明るいとは言えず、自身の弱さから何度も逃げた虚しさに絶望しそうだった時に初めて聴いたので、より神々しく感じたのかもしれません。誰よりも自分自身に「この瞬間は頑張れ!」と言いたい時には、コブクロの「轍」を聴いてください。きっと不安や寂しさをエネルギーに変えてくれます。
2つ目は「エール」という曲で、「轍」がハードボイルドなイメージだとすれば、「エール」は陽だまりのような温かく爽やかな風が吹くような曲です。心が折れて泣いている時、知らない内にふかふかした温かいタオルで包まれたような安心感が生まれる曲です。誰かに抱きしめてもらいたいほど心が折れてしまった時は、コブクロの「エール」を聴いて、自分自身を守ってください。そして温かさを待つ誰かに「エール」という曲を紹介してあげてください。心に小さな明かりが灯ります。