燃えよドラゴン / Enter the Dragon

燃えよドラゴン / Enter the Dragon

『燃えよドラゴン』とは、1973年に香港とアメリカの合作により製作されたカンフーアクション映画。 世界各国で大ヒットとなり、カンフー映画ブームをまき起こした。主演は香港の俳優で、武術家でもあるブルース・リー。彼は本作の完成直後に急死し、今作が遺作となった。香港の沖に浮かぶ要塞島で、武術の達人を集めたトーナメントが開かれた。英国政府の要請で秘密諜報員として大会に参加した中国人青年リーは、島で行われている麻薬密売の証拠をつかみ、少林寺拳法を武器に強大な悪と対決する。

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燃えよドラゴン / Enter the Dragon
10

永遠に語り継がれる映画です

1973年に公開されたアメリカ映画なので、すでに半世紀前の古い映画だと言えます。しかし公開当時に観た衝撃は、今でも変わらないほどの映画と言えます。主演は香港出身のブルース・リーですが、ヌンチャクを高速で振り回すシーンは誰にも真似できません。さらに怪鳥音と言われる雄たけびで次々と繰り出す足技で敵をやっつけるところは爽快で、手に汗にぎります。彼は公開当時にはすでに亡くなっていたこともあり、伝説の人になっていました。映画の中身は、敵に妹を殺された兄が孤島で開催された敵のトーナメントに参加し、最後には敵の親玉をやっつけるという簡単なストーリーになっています。冒頭でブルース・リーがプロレス風パンツだけで同様の相手とグローブだけはめて戦うシーンが流れます。ブルース・リーは意外に細身ですが、筋肉が隆々としているうえに動きが機敏なので、ここだけ見ても価値があります。アジア人なので小柄ですが、いざ戦うとなると大きく見えるのが不思議です。当時すでに病に侵されていた感じもありますが、表情にはすごみもあり、時々見せるユーモアあふれる笑顔も素敵です。男が男に惚れるということを初めて経験しました。当時高校生でしたが、みなブルース・リーの真似をして遊んでいました。最近見返すことがありましたが、まったく色褪せておらず、新鮮でわくわくしながら観ることができました。アクション映画の最高峰であり、これからもブルース・リーのような優れた格闘家であり役者は現れることはないと思っています。