BANANA FISH / バナナフィッシュ

BANANA FISH / バナナフィッシュ

『BANANA FISH(バナナフィッシュ)』とは、『別冊少女コミック』で連載されていた吉田秋生によるバイオレンスサスペンス漫画。1980年代のニューヨークを舞台に、バナナフィッシュというドラッグをめぐる、ストリートキッズ、アッシュの戦いを描く。ハードな抗争を繰り広げる一方、孤高に生きてきたアッシュが英二との友情を通して人間らしさや愛を覚えていく姿が描かれている。かねてより名作として人気を博していたが、2018年に吉田秋生40周年プロジェクトでアニメ化され、人気が再燃した。

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BANANA FISH / バナナフィッシュ
10

史上最高のブロマンスをあなたへ

男と男の友情は、何で成り立っていると思いますか?友情はいくつの形があると思いますか?人を愛することは、どういうことかわかりますか?
この作品は、最初から最後までずっと”人を愛する”ことについて語りかけてきます。
「BANANA FISH」は1994年に連載が終了した少し古い作品です。2018年にノイタミナ枠でアニメ化されました。私がおすすめするのはこのアニメの方です(もちろん、アニメを見終わった後あなたは必ず漫画に手を出します。絶対です)。

物語の主人公は陸上選手として活躍し将来が期待されていた奥村英二と、その美しい見た目のため幼いころからマフィアのボスの手ごまとされていたアッシュ・リンクス。英二が伊部というジャーナリストに連れられ、アメリカでアッシュと出会うところから物語は始まります。主人公の英二とアッシュの関係性を、アッシュの友人は「魂の奥深いところで結び付いていたんだ」と述べています。この二人はもちろん育った国も育った環境も何もかも違う。なのに、お互いが「幸福であってほしい」と願うような関係性になっていくその過程に涙を流さない人はいません。

魂で結び付くほどの深い愛に、この作品を通して触れ合うことができる。なぜ英二はアメリカに来たのか、マフィアの手ごまにされているとはどういうことなのか、BANANA FISHという題名の意味はなんなのか、二人は最後どうなるのか。最初から最後まで究極のブロマンスを、ぜひその目で確かめてください。